TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024177776
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023096108
出願日2023-06-12
発明の名称駆動装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類F16H 1/22 20060101AFI20241217BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】車両用の駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動装置は、第1および第2回転シャフトの各々を備える、第1および第2モータを備える。駆動装置は、第1および第2カウンタギヤを介して第1および第2回転シャフトの各々に接続された、第1および第2カウンタシャフトを備える。駆動装置は、第3および第4カウンタギヤを介して第1および第2カウンタシャフトの各々に接続された、第1および第2伝達シャフトを備える。駆動装置は、第1および第2ハイポイドギヤを介して第1および第2伝達シャフトの各々に接続された、第1および第2ドライブシャフトを備える。第1および第2回転シャフトは、車両の車幅方向に関して、第1および第2カウンタシャフトの間に位置する。第1および第2伝達シャフトは、車両の車幅方向に関して、第1および第2カウンタシャフトの間に位置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両用の駆動装置であって、
前記車両の前後方向へ延びている第1回転シャフトを備える第1モータと、
前記車両の前後方向へ延びている第2回転シャフトを備える第2モータと、
前記第1回転シャフトに平行に配置されており、第1カウンタギヤを介して前記第1回転シャフトに接続された第1カウンタシャフトと、
前記第2回転シャフトに平行に配置されており、第2カウンタギヤを介して前記第2回転シャフトに接続された第2カウンタシャフトと、
前記第1カウンタシャフトに平行に配置されており、第3カウンタギヤを介して前記第1カウンタシャフトに接続された第1伝達シャフトと、
前記第2カウンタシャフトに平行に配置されており、第4カウンタギヤを介して前記第2カウンタシャフトに接続された第2伝達シャフトと、
前記車両の車幅方向に延びており、一端が第1ハイポイドギヤを介して第1伝達シャフトに接続されており、他端が左車輪に接続された第1ドライブシャフトと、
前記車両の車幅方向に延びており、一端が第2ハイポイドギヤを介して第2伝達シャフトに接続されており、他端が右車輪に接続された第2ドライブシャフトと、
を備え、
前記車両の上下方向の平面視において、
前記第1回転シャフトおよび前記第2回転シャフトは、前記車両の車幅方向に関して、前記第1カウンタシャフトと前記第2カウンタシャフトとの間に位置し、
前記第1伝達シャフトおよび前記第2伝達シャフトは、前記車両の車幅方向に関して、前記第1カウンタシャフトと前記第2カウンタシャフトとの間に位置する、
駆動装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記第1回転シャフトと前記第1伝達シャフトとは同軸上に位置しており、
前記第2回転シャフトと前記第2伝達シャフトとは同軸上に位置している、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記第1回転シャフトおよび前記第2回転シャフトは中空であり、
前記第1伝達シャフトは、前記第1回転シャフトの内部に挿入された一端を備えており、
前記第2伝達シャフトは、前記第2回転シャフトの内部に挿入された一端を備えている、請求項2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記第1伝達シャフトおよび前記第2伝達シャフトは中空であり、
前記駆動装置は、
前記第1伝達シャフトの外周面と前記第1回転シャフトの内周面との間をシールする第1オイルシールと、
前記第2伝達シャフトの外周面と前記第2回転シャフトの内周面との間をシールする第2オイルシールと、
をさらに備えており、
前記第1回転シャフトおよび前記第1伝達シャフトによって第1の油路が形成されており、
前記第2回転シャフトおよび前記第2伝達シャフトによって第2の油路が形成されている、請求項3に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記第1ハイポイドギヤは、
前記第1伝達シャフトに固定された第1ドライブギヤと、前記第1ドライブシャフトに固定された第1サイドギヤと、を備えており、
前記第2ハイポイドギヤは、
前記第2伝達シャフトに固定された第2ドライブギヤと、前記第2ドライブシャフトに固定された第2サイドギヤと、を備えており、
前記車両の上下方向の平面視において、前記第1サイドギヤおよび前記第2サイドギヤは、前記車両の車幅方向に関して、前記第1伝達シャフトと前記第2伝達シャフトとの間に位置する、請求項1に記載の駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、車両用の駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されている車両用の駆動装置は、左右の車輪をそれぞれ駆動させる、2つの独立したモータを備えている。2つのモータの各々は、車両の前後方向へ延びている一対の回転シャフトを備えている。一対の回転シャフトの各々は、1つのカウンタギヤを介して、一対の伝達シャフトに接続されている。一対の伝達シャフトの各々は、ハイポイドギヤを介して、一対のドライブシャフトに接続されている。一対のドライブシャフトの各々は、車両の車幅方向に延びている。一対のドライブシャフトの各々の端部には、車輪が接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国実用新案公告第206708313号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の駆動装置では、カウンタギヤを1つだけ使用しているため、減速比を十分に大きくすることが困難な場合がある。また、減速比を十分に大きくするためにカウンタギヤを追加する場合には、駆動装置が車幅方向に大型化してしまうおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する駆動装置は、車両用の駆動装置である。駆動装置は、車両の前後方向へ延びている第1回転シャフトを備える第1モータを備える。駆動装置は、車両の前後方向へ延びている第2回転シャフトを備える第2モータを備える。駆動装置は、第1回転シャフトに平行に配置されており、第1カウンタギヤを介して第1回転シャフトに接続された第1カウンタシャフトを備える。駆動装置は、第2回転シャフトに平行に配置されており、第2カウンタギヤを介して第2回転シャフトに接続された第2カウンタシャフトを備える。駆動装置は、第1カウンタシャフトに平行に配置されており、第3カウンタギヤを介して第1カウンタシャフトに接続された第1伝達シャフトを備える。駆動装置は、第2カウンタシャフトに平行に配置されており、第4カウンタギヤを介して第2カウンタシャフトに接続された第2伝達シャフトを備える。駆動装置は、車両の車幅方向に延びており、一端が第1ハイポイドギヤを介して第1伝達シャフトに接続されており、他端が左車輪に接続された第1ドライブシャフトを備える。駆動装置は、車両の車幅方向に延びており、一端が第2ハイポイドギヤを介して第2伝達シャフトに接続されており、他端が右車輪に接続された第2ドライブシャフトを備える。車両の上下方向の平面視において、第1回転シャフトおよび第2回転シャフトは、車両の車幅方向に関して、第1カウンタシャフトと第2カウンタシャフトとの間に位置する。第1伝達シャフトおよび第2伝達シャフトは、車両の車幅方向に関して、第1カウンタシャフトと第2カウンタシャフトとの間に位置する。
【0006】
カウンタギヤは、互いに噛み合っている一対のギヤを備えている。上記の構造では、第1回転シャフトの動力を、第1カウンタギヤおよび第3カウンタギヤの2つを介して、第1伝達シャフトに伝達することができる。同様に、第2回転シャフトの動力を、第2カウンタギヤおよび第4カウンタギヤの2つを介して、第2伝達シャフトに伝達することができる。カウンタギヤを1つだけ用いて動力伝達する場合に比して、減速比を大きくすることができる。そして、第1伝達シャフトおよび第2伝達シャフトが、車両の車幅方向に関して、第1カウンタシャフトと第2カウンタシャフトとの間に位置している。これにより、減速比を十分に大きくしながら、駆動装置の車幅方向のサイズを抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
駆動装置10の概略構成を示す図である。
左駆動系90Lの拡大断面図である。
右駆動系90Rの拡大断面図である。
比較例の駆動装置110の概略構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本明細書が開示する駆動装置の付加的な特徴を列記する。
【0009】
第1回転シャフトと第1伝達シャフトとは同軸上に位置していてもよい。第2回転シャフトと第2伝達シャフトとは同軸上に位置していてもよい。
【0010】
第1回転シャフトおよび第2回転シャフトは中空であってもよい。第1伝達シャフトは、第1回転シャフトの内部に挿入された一端を備えていてもよい。第2伝達シャフトは、第2回転シャフトの内部に挿入された一端を備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

トヨタ自動車株式会社
車両
9日前
トヨタ自動車株式会社
電池
8日前
トヨタ自動車株式会社
車両
15日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1日前
トヨタ自動車株式会社
車両
9日前
トヨタ自動車株式会社
車両
10日前
トヨタ自動車株式会社
車両
9日前
トヨタ自動車株式会社
方法
1日前
トヨタ自動車株式会社
車両
8日前
トヨタ自動車株式会社
車両
8日前
トヨタ自動車株式会社
電池
8日前
トヨタ自動車株式会社
車両
16日前
トヨタ自動車株式会社
リレー
15日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
15日前
トヨタ自動車株式会社
リレー
15日前
トヨタ自動車株式会社
リレー
15日前
トヨタ自動車株式会社
自動車
15日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
10日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
15日前
トヨタ自動車株式会社
八方弁
9日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
10日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
10日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
8日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
16日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
電池装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
15日前
トヨタ自動車株式会社
供給装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
端末装置
10日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
推定装置
15日前
トヨタ自動車株式会社
電池装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
8日前
続きを見る