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公開番号
2024177514
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2024176517,2024550300
出願日
2024-10-08,2023-12-28
発明の名称
液滴吐出ヘッド
出願人
京セラ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20241212BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】液滴吐出ヘッドの剛性を高めることができる。
【解決手段】本開示による液滴吐出ヘッドは、ヘッド本体と、ドライバICと、フレキシブル基板と、放熱板と、押圧部材とを有する。ヘッド本体は、液滴が吐出される複数の吐出孔を有する。ドライバICは、ヘッド本体の駆動を制御する。フレキシブル基板は、ドライバICが搭載されており、ヘッド本体に電気的に接続されている。放熱板は、ドライバICで生じた熱を放熱する。押圧部材は、ドライバICを放熱板に押圧する。放熱板と押圧部材とは、ヘッド本体の長手方向の中央部において固定されている。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
液滴が吐出される複数の吐出孔を有するヘッド本体と
前記ヘッド本体の駆動を制御するドライバICと、
前記ドライバICが搭載されており、前記ヘッド本体に電気的に接続されているフレキシブル基板と、
前記ドライバICで生じた熱を放熱する放熱板と、
前記ドライバICを前記放熱板に押圧する押圧部材と
を有し、
前記放熱板と前記押圧部材とは、前記ヘッド本体の長手方向の中央部において固定されている、液滴吐出ヘッド。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記ヘッド本体に取り付けられるヘッドカバー
をさらに有し、
前記放熱板と前記ヘッドカバーとは、前記長手方向の両端部において固定されている、請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項3】
前記フレキシブル基板は、前記ドライバICを複数搭載しており、
前記放熱板と前記押圧部材とは、隣り合う2つの前記ドライバICの間で固定されている、請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項4】
前記フレキシブル基板は、貫通孔を有しており、
前記放熱板と前記押圧部材とは、前記貫通孔を介して固定されている、請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項5】
前記フレキシブル基板は、一端が前記貫通孔に繋がるスリットを有する、請求項4に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項6】
前記貫通孔は、前記フレキシブル基板の面内で閉じている、請求項4に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項7】
前記貫通孔は、前記長手方向と直交する方向における幅が前記長手方向における幅よりも大きい、請求項4に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項8】
前記フレキシブル基板は、前記ドライバICを複数搭載しており、
前記貫通孔は、隣り合う前記ドライバICの間に設けられている、請求項4に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項9】
前記ヘッド本体に取り付けられるヘッドカバー
をさらに有し、
前記放熱板と前記ヘッドカバーとは、頭部を有する固定部材によって固定されており、
前記放熱板は、前記頭部を収容する凹部を有する、請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
【請求項10】
前記放熱板と前記押圧部材とは、頭部を有する固定部材によって固定されており、
前記放熱板は、前記頭部を収容する凹部を有する、請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、液滴吐出ヘッドに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、印刷用ヘッドとして、たとえば、液体を記録媒体上に吐出することによって、各種の印刷を行う液体吐出ヘッドが知られている。特許文献1には、ドライバICがフレキシブル基板に搭載されている液体吐出ヘッドが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/250873号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、液滴吐出ヘッドの剛性を高めることができる技術を提供する。
【0005】
本開示の一態様による液滴吐出ヘッドは、ヘッド本体と、ドライバICと、フレキシブル基板と、放熱板と、押圧部材とを有する。ヘッド本体は、液滴が吐出される複数の吐出孔を有する。ドライバICは、ヘッド本体の駆動を制御する。フレキシブル基板は、ドライバICが搭載されており、ヘッド本体に電気的に接続されている。放熱板は、ドライバICで生じた熱を放熱する。押圧部材は、ドライバICを放熱板に押圧する。放熱板と押圧部材とは、ヘッド本体の長手方向の中央部において固定されている。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、液滴吐出ヘッドの剛性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態に係るプリンタの概略的な側面図である。
図2は、第1実施形態に係るプリンタの概略的な平面図である。
図3は、第1実施形態に係る液滴吐出ヘッドの概略構成を示す分解斜視図である。
図4は、第1実施形態に係るフレキシブル基板およびフレキシブル基板周辺の構造を説明するための斜視図である。
図5は、第1実施形態に係るフレキシブル基板の全体構成を説明するための図である。
図6は、第1実施形態に係る押圧部材の構造を説明するための斜視図である。
図7は、液滴吐出ヘッドの構成例を示す模式的な正面図である。
図8は、液滴吐出ヘッドの構成例を示す模式的な正面図である。
図9は、液滴吐出ヘッドの構成例を示す模式的な側面図である。
図10は、第1実施形態の変形例1に係るフレキシブル基板の構成を示す図である。
図11は、第1実施形態の変形例2に係る液滴吐出ヘッドの構成例を示す模式的な正面図である。
図12は、第1実施形態の変形例2に係る液滴吐出ヘッドの構成例を示す模式的な正面図である。
図13は、第2実施形態に係る液滴吐出ヘッドの概略構成を示す分解斜視図である。
図14は、第2実施形態に係る配線基板、第1支持部材および第2支持部材の構成を示す模式斜視図である。
図15は、第2実施形態に係る押圧部材の構成を示す模式斜視図である。
図16は、図13のXV-XV線に沿った断面図である。
図17は、第2実施形態の変形例に係る液滴吐出ヘッドの一端部の構成を示す模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本開示による液滴吐出ヘッドを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0009】
また、以下に示す実施形態では、「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」といった表現が用いられる場合があるが、これらの表現は、厳密に「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」であることを要しない。すなわち、上記した各表現は、例えば製造精度または設置精度などのずれを許容するものとする。
【0010】
従来、印刷用ヘッドとして、たとえば、液体を記録媒体上に吐出することによって、各種の印刷を行う液体吐出ヘッドが知られている。特許文献1には、ドライバICがフレキシブル基板に搭載されている液体吐出ヘッドが開示されている。また、特許文献1には、押圧部材を用いてドライバICを放熱板に押し当てることにより、ドライバICを放熱板に密着させてドライバICの放熱性を高める技術が開示されている。
(【0011】以降は省略されています)
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