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公開番号
2024177474
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2024175191,2020045416
出願日
2024-10-04,2020-03-16
発明の名称
炭酸飲料
出願人
アサヒ飲料株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23L
2/00 20060101AFI20241212BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】本発明は、炭酸飲料において、炭酸に由来する炭酸感や爽快感が向上した炭酸飲料を提供する。
【解決手段】サビネンを0.5~4.0ppm含有し、レモン油とキーライム油のいずれも含有していない、炭酸飲料、サビネンを0.5~4.0ppm含有し、レモンの香味を有している、炭酸飲料、及び、炭酸飲料において、α-ビサボロール及びサビネンからなる群より選択される1種以上の香料を添加し、飲料中のα-ビサボロール濃度を0.25~2.0ppmに調整する、又は、飲料中のサビネン濃度を0.5~4.0ppmに調整する、炭酸飲料の製造方法(ただし、レモン油又はキーライム油を含有する香料を添加して飲料中のサビネン濃度を0.5~4.0ppmに調整する場合と、ペルシャンライム油を含有する香料を添加して飲料中のα-ビサボロール濃度を0.25~2.0ppmに調整する場合を除く。)。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
サビネンを0.5~4.0ppm含有し、レモン油とキーライム油のいずれも含有していない、炭酸飲料。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
柑橘系果実の香味を有する、請求項1に記載の炭酸飲料。
【請求項3】
前記柑橘系果実がレモンである、請求項2に記載の炭酸飲料。
【請求項4】
サビネンを0.5~4.0ppm含有し、レモンの香味を有している、炭酸飲料。
【請求項5】
無糖飲料である、請求項1~4のいずれか一項に記載の炭酸飲料。
【請求項6】
炭酸飲料において、α-ビサボロール及びサビネンからなる群より選択される1種以上の香料を添加し、飲料中のα-ビサボロール濃度を0.25~2.0ppmに調整する、又は、飲料中のサビネン濃度を0.5~4.0ppmに調整する、炭酸飲料の製造方法(ただし、レモン油又はキーライム油を含有する香料を添加して飲料中のサビネン濃度を0.5~4.0ppmに調整する場合と、ペルシャンライム油を含有する香料を添加して飲料中のα-ビサボロール濃度を0.25~2.0ppmに調整する場合を除く。)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、炭酸感や爽快感が向上した炭酸飲料に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
炭酸飲料は、飲用適の水に二酸化炭素を圧入した飲料や、これに甘味料、酸味料、フレーバリング等を加えた飲料である。フレーバリングには、果汁や香料等が主に使用されている。炭酸飲料の多くは、ラムネやコーラ、ジンジャーエールのように、甘味と酸味の両方が強いが、近年の健康志向、低カロリーへの訴求から、糖類を含まない無糖飲料である炭酸飲料(いわゆる炭酸水)のニーズが高まっている。
【0003】
炭酸飲料においては、炭酸ガスに由来する炭酸感や爽快感が重要な特性である。特に、甘味や酸味が弱い炭酸飲料では、炭酸刺激のより強いものが好まれる傾向にある。炭酸感は、飲料に圧入する炭酸ガス量を増やすことによって増強できるが、炭酸ガスボリュームが高くなると、容器への充填時や開栓時に噴きが生じやすくなる。
【0004】
一方で、香料は、自身が有する香味を付与する以外にも、飲料の様々な特性を改善するために用いられることがある。例えば、β-イオノン、サリチル酸メチル、1-p-メンテン-9-オール、1-p-メンテン-9-イルアセテート、サビネン、p-サイメンは、それ自体はみかんの香味を有していないものの、これらを飲食品や香粧品に適切な量配合することにより、果汁感を向上させることができる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-97513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明においては、炭酸ガスボリュームを高めることなく、炭酸感や爽快感を向上させた炭酸飲料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、炭酸飲料にα-ビサボロール(α-bisabolol)又はサビネン(Sabinene)を含有させることにより、炭酸ガスボリュームを高めることなく、炭酸感や爽快感を向上させられることを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
本発明に係る炭酸飲料、炭酸飲料の製造方法、炭酸飲料の炭酸感向上方法、炭酸飲料の爽快感向上方法、及び炭酸感向上剤は、下記[1]~[10]である。
[1] α-ビサボロールを0.25~2.0ppm含有する、炭酸飲料。
[2] さらに、サビネンを0.5~4.0ppm含有する、前記[1]の炭酸飲料。
[3] サビネンを0.5~4.0ppm含有する、炭酸飲料。
[4] 無糖飲料である、前記[1]~[3]のいずれかの炭酸飲料。
[5] 柑橘系果実の香味を有する、前記[1]~[4]のいずれかの炭酸飲料。
[6] 前記柑橘系果実がレモンである、前記[5]の炭酸飲料。
[7] 炭酸飲料において、α-ビサボロール及びサビネンからなる群より選択される1種以上の香料を添加し、飲料中のα-ビサボロール濃度を0.25~2.0ppmに調整する、又は、飲料中のサビネン濃度を0.5~4.0ppmに調整する、炭酸飲料の製造方法。
[8] 炭酸飲料において、α-ビサボロール及びサビネンからなる群より選択される1種以上の香料を添加し、飲料中のα-ビサボロール濃度を0.25~2.0ppmに調整する、又は、飲料中のサビネン濃度を0.5~4.0ppmに調整する、炭酸飲料の炭酸感向上方法。
[9] 炭酸飲料において、α-ビサボロール及びサビネンからなる群より選択される1種以上の香料を添加し、飲料中のα-ビサボロール濃度を0.25~2.0ppmに調整する、又は、飲料中のサビネン濃度を0.5~4.0ppmに調整する、炭酸飲料の爽快感向上方法。
[10] α-ビサボロール及びサビネンからなる群より選択される1種以上を有効成分とし、炭酸飲料に添加される、炭酸感向上剤。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、炭酸ガスボリュームが同程度の炭酸飲料よりも、炭酸感や爽快感が高い炭酸飲料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明及び本願明細書において、「炭酸飲料」とは、炭酸ガスを含有する飲料を意味する。飲料に含まれている炭酸ガス量は、炭酸ガスボリューム[vol]で表される。炭酸ガスボリューム[vol]とは、1気圧、20℃における、炭酸飲料の体積に対する、炭酸飲料中に溶解している炭酸ガスの体積の比を指す。炭酸ガスボリュームは、例えば、市販の測定器(京都電子工業製ガスボリューム測定装置GVA-500A)を用いて測定することができる。より具体的には、試料を20℃とした後、ガス内圧力計を取り付け、一度活栓を開いてガス抜き(スニフト)操作を行い、直ちに活栓を閉じてから激しく振とうし、圧力が一定になった時の値から算出することで得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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