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公開番号
2024173496
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023091947
出願日
2023-06-02
発明の名称
再生樹脂組成物の製造方法
出願人
花王株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B29B
17/00 20060101AFI20241205BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】成形時に汚れの発生が少ない、再生樹脂組成物の製造方法を提供すること。
【解決手段】芳香族イソシアネート誘導体を含有する再生用原料を含む再生用原料の集合物を溶融混練して再生樹脂組成物を製造する方法であって、再生用原料の集合物における芳香族イソシアネート誘導体の含有率の低減工程、及び低減工程により得られた再生用原料の集合物の溶融混練工程、を含む、再生樹脂組成物を製造する方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
芳香族イソシアネート誘導体を含有する再生用原料を含む再生用原料の集合物を溶融混練して再生樹脂組成物を製造する方法であって、
再生用原料の集合物における芳香族イソシアネート誘導体の含有率の低減工程、及び低減工程により得られた再生用原料の集合物の溶融混練工程、を含む、再生樹脂組成物を製造する方法。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
低減工程が、芳香族イソシアネート誘導体の含有率が低い再生用原料を選択することを含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
低減工程が、芳香族イソシアネート誘導体の含有率が低い再生用原料を、低減工程に供される再生用原料の集合物に添加することを含む、請求項1又は2に記載の製造方法。
【請求項4】
再生用原料として積層フィルムを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項5】
積層フィルムが、ポリエチレンを含む層、ポリプロピレンを含む層、ナイロンを含む層、ポリエチレンテレフタラートを含む層、及びエチレンビニルアルコール共重合体を含む層からなる群より選択される1種以上の層を含む、請求項4に記載の製造方法
【請求項6】
溶融混練工程に供される再生用原料の集合物における芳香族イソシアネート誘導体の含有率が0.25質量%以下である、請求項1~5のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の製造方法によって製造された再生樹脂組成物。
【請求項8】
請求項7に記載の再生樹脂組成物を含む成形体。
【請求項9】
再生樹脂組成物を成形する際の汚れの発生を抑制する方法であって、
成形に用いる再生樹脂組成物中に、請求項7に記載の再生樹脂組成物を含む、汚れの発生を抑制する方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は再生樹脂組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、シャンプーや柔軟仕上げ剤、飲料等の液体成分や食品等の固体成分の包装容器の材料として、多層フィルムが用いられてきた(特許文献1)。かかる多層フィルム(又は積層フィルム)をパウチ加工することで、種々の包装容器が製造される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-123642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
フィルムをラミネートすることにより積層フィルムを製造する方法として、各フィルムを接着剤で接着する方法がある。特に、イソシアネート化合物とポリオール化合物との反応により生じるポリウレタンは接着力が強いことが知られており、ポリウレタンを接着剤として使用した積層フィルムを成形した包装容器が使用されている。
【0005】
しかしながら、このような積層フィルムを成形した包装容器のリサイクルを検討した結果、再生樹脂組成物の成形時に汚れが発生することがあることが新たに判明した。
【0006】
本発明は、成形時に汚れの発生が少ない、再生樹脂組成物の製造方法を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は下記〔1〕~〔9〕に関する。
〔1〕 芳香族イソシアネート誘導体を含有する再生用原料を含む再生用原料の集合物を溶融混練して再生樹脂組成物を製造する方法であって、
再生用原料の集合物における芳香族イソシアネート誘導体の含有率の低減工程、及び低減工程により得られた再生用原料の集合物の溶融混練工程、を含む、再生樹脂組成物を製造する方法。
〔2〕 低減工程が、芳香族イソシアネート誘導体の含有率が低い再生用原料を選択することを含む、前記〔1〕に記載の製造方法。
〔3〕 低減工程が、芳香族イソシアネート誘導体の含有率が低い再生用原料を、低減工程に供される再生用原料の集合物に添加することを含む、前記〔1〕又は〔2〕に記載の製造方法。
〔4〕 再生用原料として積層フィルムを含む、前記〔1〕~〔3〕のいずれか1項に記載の製造方法。
〔5〕 積層フィルムが、ポリエチレンを含む層、ポリプロピレンを含む層、ナイロンを含む層、ポリエチレンテレフタラートを含む層、及びエチレンビニルアルコール共重合体を含む層からなる群より選択される1種以上の層を含む、前記〔4〕に記載の製造方法
〔6〕 溶融混練工程に供される再生用原料の集合物における芳香族イソシアネート誘導体の含有率が0.25質量%以下である、前記〔1〕~〔5〕のいずれか1項に記載の製造方法。
〔7〕 前記〔1〕~〔6〕のいずれか1項に記載の製造方法によって製造された再生樹脂組成物。
〔8〕 前記〔7〕に記載の再生樹脂組成物を含む成形体。
〔9〕 再生樹脂組成物を成形する際の汚れの発生を抑制する方法であって、
成形に用いる再生樹脂組成物中に、前記〔7〕に記載の再生樹脂組成物を含む、汚れの発生を抑制する方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、成形時に汚れの発生が少ない、再生樹脂組成物の製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明者らは、上記汚れの発生要因やその解決方法を検討したところ、パウチを積層するために使用する接着剤として汎用される、芳香族イソシアネート誘導体からなるポリエステル系ポリウレタン樹脂が、再生樹脂製造時の熱により劣化して着色物として製造装置等に付着するというメカニズムを推定するに至った。そして、再生用原料の集合物中の芳香族イソシアネート誘導体の含有率を減らすことで、汚れの発生を抑制できることを実証し、本発明を完成させた。
【0010】
<再生樹脂組成物の製造方法>
本発明の再生樹脂組成物の製造方法は、芳香族イソシアネート誘導体を含有する再生用原料を含む再生用原料の集合物を溶融混練して再生樹脂組成物を製造する方法であって、
再生用原料の集合物における芳香族イソシアネート誘導体の含有率の低減工程、及び低減工程により得られた再生用原料の集合物の溶融混練工程、を含む方法である。
(【0011】以降は省略されています)
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