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公開番号2024171705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023088858
出願日2023-05-30
発明の名称人力駆動車用のコンポーネントと通信可能に構成される電子装置の制御方法、人力駆動車用のコンポーネントと通信可能に構成される電子装置の制御プログラム、および、人力駆動車用の制御システム
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人
主分類B62J 45/00 20200101AFI20241205BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ユーザビリティに貢献できる人力駆動車用のコンポーネントと通信可能に構成される電子装置の制御方法、人力駆動車用のコンポーネントと通信可能に構成される電子装置の制御プログラム、および、人力駆動車用の制御システムを提供する。
【解決手段】電子装置の制御方法は、コンポーネントおよび電子装置の少なくとも1つに関する状態が、予め定める状態であるかを判定する判定ステップと、状態が予め定める状態の場合、コンポーネントの識別情報とは異なる少なくとも1つの第1情報を電子装置に送信させるために、コンポーネントに少なくとも1つの第1指令を送信する送信ステップと、を備え、予め定める状態は、電子装置がコンポーネントの識別情報を取得できない状態と、電子装置から送信され、かつ、少なくとも1つの第1指令とは異なる第2指令をコンポーネントが実行しない状態と、の少なくとも1つを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
人力駆動車用のコンポーネントと通信可能に構成される電子装置の制御方法であって、
前記コンポーネントおよび前記電子装置の少なくとも1つに関する状態が、予め定める状態であるかを判定する判定ステップと、
前記状態が前記予め定める状態の場合、前記コンポーネントの識別情報とは異なる少なくとも1つの第1情報を前記コンポーネントから前記電子装置に送信させるために、前記コンポーネントに少なくとも1つの第1指令を送信する送信ステップと、を備え、
前記予め定める状態は、
前記電子装置が前記コンポーネントの識別情報を取得できない状態と、
前記電子装置から送信され、かつ、前記少なくとも1つの第1指令とは異なる第2指令を前記コンポーネントが実行しない状態と、の少なくとも1つを含む、制御方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つの第1指令は、複数の第1指令を含み、
前記少なくとも1つの第1情報は、複数の第1情報を含み、
前記複数の第1指令は、前記複数の第1情報のうちのそれぞれ異なる1つを前記電子装置に送信させるための指令であり、
前記送信ステップにおいて、前記複数の第1指令を1つずつ送信する、請求項1に記載の制御方法。
【請求項3】
前記送信ステップにおいて、前記複数の第1指令のうちの1つを送信してから予め定める期間が経過する場合と、前記複数の第1指令のうちの前記1つを送信した後、前記複数の第1指令のうちの前記1つと対応する前記少なくとも1つの第1情報を前記コンポーネントから受信する場合と、の少なくとも1つにおいて、前記複数の第1指令のうちの他の1つを送信する、請求項2に記載の制御方法。
【請求項4】
前記電子装置は、操作部を含み、
前記送信ステップにおいて、前記状態が前記予め定める状態の場合、ユーザの前記操作部の操作に応じて、前記少なくとも1つの第1指令を前記コンポーネントに送信する、請求項1に記載の制御方法。
【請求項5】
前記電子装置は、表示部をさらに含み、
前記判定ステップにおける判定結果を前記表示部に表示する表示ステップをさらに備える、請求項1に記載の制御方法。
【請求項6】
前記電子装置は、記憶部をさらに含み、
前記少なくとも1つの第1指令に応じて送信される前記少なくとも1つの第1情報を、記憶部に記憶する記憶ステップをさらに備える、請求項1に記載の制御方法。
【請求項7】
前記電子装置が電気通信ケーブルおよび無線通信機の少なくとも1つを介して前記コンポーネントに接続されていることを確認する確認ステップをさらに備える、請求項1に記載の制御方法。
【請求項8】
前記判定ステップは、前記確認ステップの終了後に実行される、請求項7に記載の制御方法。
【請求項9】
前記第2指令は、前記コンポーネントのファームウェアの更新指令、および、前記コンポーネントのメンテナンス指令の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の制御方法。
【請求項10】
前記コンポーネントは、変速装置、変速操作装置、前記人力駆動車に推進力を付与するドライブユニット、バッテリユニット、サスペンション装置、シートポスト装置、制動装置、および、サイクルコンピュータの少なくとも1つを含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、人力駆動車用のコンポーネントと通信可能に構成される電子装置の制御方法、人力駆動車用のコンポーネントと通信可能に構成される電子装置の制御プログラム、および、人力駆動車用の制御システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の人力駆動車は、人力駆動車用のコンポーネントと、人力駆動車用のコンポーネントと通信可能な電子装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-34038号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的の1つは、ユーザビリティに貢献できる人力駆動車用のコンポーネントと通信可能に構成される電子装置の制御方法、人力駆動車用のコンポーネントと通信可能に構成される電子装置の制御プログラム、および、人力駆動車用の制御システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1側面に従う制御方法は、人力駆動車用のコンポーネントと通信可能に構成される電子装置の制御方法であって、前記コンポーネントおよび前記電子装置の少なくとも1つに関する状態が、予め定める状態であるかを判定する判定ステップと、前記状態が前記予め定める状態の場合、前記コンポーネントの識別情報とは異なる少なくとも1つの第1情報を前記コンポーネントから前記電子装置に送信させるために、前記コンポーネントに少なくとも1つの第1指令を送信する送信ステップと、を備え、前記予め定める状態は、前記電子装置が前記コンポーネントの識別情報を取得できない状態と、前記電子装置から送信され、かつ、前記少なくとも1つの第1指令とは異なる第2指令を前記コンポーネントが実行しない状態と、の少なくとも1つを含む。
第1側面の制御方法によれば、コンポーネントおよび電子装置の少なくとも1つに関する状態が、予め定める状態である場合であっても、少なくとも1つの第1情報を取得できる可能性がある。したがって、ユーザが少なくとも1つの第1情報を利用できるため、ユーザビリティに貢献できる。
【0006】
本開示の第1側面に従う第2側面の制御方法において、前記少なくとも1つの第1指令は、複数の第1指令を含み、前記少なくとも1つの第1情報は、複数の第1情報を含み、前記複数の第1指令は、前記複数の第1情報のうちのそれぞれ異なる1つを前記電子装置に送信させるための指令であり、前記送信ステップにおいて、前記複数の第1指令を1つずつ送信する。
第2側面の制御方法によれば、コンポーネントおよび電子装置の少なくとも1つに関する状態が、予め定める状態である場合であっても、少なくとも1つの第1情報を取得できる可能性がさらに高まる。
【0007】
本開示の第2側面に従う第3側面の制御方法において、前記送信ステップにおいて、前記複数の第1指令のうちの1つを送信してから予め定める期間が経過する場合と、前記複数の第1指令のうちの前記1つを送信した後、前記複数の第1指令のうちの前記1つと対応する前記少なくとも1つの第1情報を前記コンポーネントから受信する場合と、の少なくとも1つにおいて、前記複数の第1指令のうちの他の1つを送信する。
第3側面の制御方法によれば、複数の第1指令を1つずつ送信することによって、電子装置およびコンポーネントにおける処理の負荷を低減できる。
【0008】
本開示の第1から第3側面のいずれか1つに従う第4側面の制御方法において、前記電子装置は、操作部を含み、前記送信ステップにおいて、前記状態が前記予め定める状態の場合、ユーザの前記操作部の操作に応じて、前記少なくとも1つの第1指令を前記コンポーネントに送信する。
第4側面の制御方法によれば、ユーザの操作部の操作に応じて、少なくとも1つの第1指令をコンポーネントに送信できるため、ユーザが所望する場合に少なくとも1つの第1情報を取得できる可能性がある。
【0009】
本開示の第1から第4側面のいずれか1つに従う第5側面の制御方法において、前記電子装置は、表示部をさらに含み、前記判定ステップにおける判定結果を前記表示部に表示する表示ステップをさらに備える。
第5側面の制御方法によれば、判定結果が表示部に表示されるため、ユーザが判定結果を把握できる。
【0010】
本開示の第1から第5側面のいずれか1つに従う第6側面の制御方法において、前記電子装置は、記憶部をさらに含み、前記少なくとも1つの第1指令に応じて送信される前記少なくとも1つの第1情報を、記憶部に記憶する記憶ステップをさらに備える。
第6側面の制御方法によれば、少なくとも1つの第1情報が記憶部に記憶されるため、ユーザが少なくとも1つの第1情報を利用しやすい。
(【0011】以降は省略されています)

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