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公開番号2024165730
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082194
出願日2023-05-18
発明の名称釣竿
出願人株式会社シマノ
代理人個人
主分類A01K 87/00 20060101AFI20241121BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】元竿の竿尻側の端部における層間剥離や亀裂の発生を防止する。
【解決手段】軸線方向に延びる元竿3を備える釣竿であって、元竿3は、第1強化繊維を含む第1プリプレグによって形成され、竿尻側端部に第1プリプレグの積層数が異なる段状部を有する本体層部と、第1強化繊維とは異なる第2強化繊維を含む第2プリプレグによって形成され、段状部を覆う被覆部と、を有し、元竿3は、被覆部に連続し、第2プリプレグによって形成され、本体層部の層間に設けられる層間部をさらに有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸線方向に延びる元竿を備える釣竿であって、
前記元竿は、
第1強化繊維を含む第1プリプレグによって形成され、竿尻側端部に前記第1プリプレグの積層数が異なる段状部を有する本体層部と、
前記第1強化繊維とは異なる第2強化繊維を含む第2プリプレグによって形成され、前記段状部を覆う被覆部と、
を有する、釣竿。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記元竿は、前記被覆部に連続し、前記第2プリプレグによって形成され、前記本体層部の層間に設けられる層間部をさらに有する、請求項1に記載の釣竿。
【請求項3】
前記段状部は、前記軸線方向の竿先側に向けて前記積層数が大きくなるように設けられる、請求項1に記載の釣竿
【請求項4】
前記元竿は、第3強化繊維を含む第3プリプレグによって形成され、前記被覆部の径方向外側に設けられる外周補強層部をさらに有する、請求項1乃至3の何れか1項に記載の釣竿。
【請求項5】
前記被覆部は、前記軸線方向に延びる被覆長さを有し、
前記外周補強層部は、前記軸線方向に延び、前記被覆長さよりも短い外周補強長さを有する、請求項4に記載の釣竿
【請求項6】
前記元竿は、第4強化繊維を含む第4プリプレグによって形成され、前記本体層部の竿尻側の径方向内側に設けられる内周補強層部をさらに有する、請求項1乃至3の何れか1項に記載の釣竿。
【請求項7】
前記被覆部は、前記軸線方向に延びる被覆長さを有し、
前記内周補強層部は、前記軸線方向に延び、前記被覆長さよりも短い内周補強長さを有する、請求項6に記載の釣竿。
【請求項8】
前記元竿は、前記元竿の内周面に、尻栓用の雌ネジ部を有し、
前記被覆部は、前記軸線方向に延びる被覆長さを有し、
前記雌ネジ部は、前記軸線方向に延び、前記被覆長さよりも短いネジ長さを有する、請求項1乃至3の何れか1項に記載の釣竿。
【請求項9】
前記第1強化繊維は、前記軸線方向に沿うように引き揃えられ、
前記第3強化繊維は、前記釣竿の周方向に沿うように引き揃えられる、請求項4に記載の釣竿。
【請求項10】
前記第4強化繊維は、前記釣竿の周方向に沿うように引き揃えられる、請求項6に記載の釣竿。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、釣竿に関し、特に釣竿の元竿に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、へら竿のような延べ竿においては、複数の竿体を順次連結して使用される。これらの竿体は、例えば、プリプレグをマンドレルに巻回し、加熱焼成することにより筒状に形成される。元竿は、最も竿尻側に位置する竿体である。元竿の竿尻側の端部は、釣竿において大径の部分であり、元竿の竿尻側の端部には大きな力が作用しやすい。そのため、元竿の竿尻側の端部において、プリプレグからなる層間に剥離が生じたり、層に亀裂が生じたりするおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-13358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、元竿の竿尻側の端部における層間剥離や亀裂の発生を防止することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1側面の釣竿は、元竿を備える。元竿は、軸線方向に延びる。元竿は、本体層部と被覆部とを有する。本体層部は、第1プリプレグによって形成される。第1プリプレグは、第1強化繊維を含む。本体層部は、竿尻側端部に段状部を有する。段状部は、第1プリプレグの積層数が異なる。被覆部は、第2プリプレグによって形成される。第2プリプレグは、第2強化繊維を含む。第2強化繊維は、第1強化繊維とは異なる。被覆部は、段状部を覆う。
【0006】
この構成によれば、元竿における本体層部の竿尻側端部に段状部が設けられ、その段状部を被覆部が覆っている。そのため、本体層部の竿尻側端部における層間剥離や亀裂の発生が被覆部によって抑制される。
【0007】
第1側面に従う第2側面の釣竿においては、元竿は、層間部をさらに有する。層間部は、被覆部に連続する。層間部は、第2プリプレグによって形成される。層間部は、本体層部の層間に設けられる。この構成によれば、被覆部と連続する層間部が本体層部の層間に介在していて、その層間部が被覆部と連続しているので、本体層部における層間剥離や亀裂の発生がより一層防止される。
【0008】
第1側面又は第2側面に従う第3側面の釣竿においては、段状部は、軸線方向の竿先側に向けて積層数が大きくなるように設けられる。この構成によれば、本体層部の竿尻側端部における厚さが過度に厚くなることが防止される。
【0009】
第1側面から第3側面の何れか一つの側面に従う第4側面の釣竿においては、元竿は、外周補強層部をさらに有する。外周補強層部は、第3プリプレグによって形成される。第3プリプレグは、第3強化繊維を含む。外周補強層部は、被覆部の径方向外側に設けられる。この構成によれば、被覆部の径方向外側にさらに外周補強層部が設けられているので、被覆部と外周補強層部とによって本体層部の層間剥離や亀裂の発生をより一層防止することができる。
【0010】
第4側面に従う第5側面の釣竿においては、被覆部は、被覆長さを有する。被覆長さは、軸線方向に延びる。外周補強層部は、外周補強長さを有する。外周補強長さは、軸線方向に延びる。外周補強長さは、被覆長さよりも短い。この構成によれば、外周補強層部が被覆部の軸線方向の全長のうちの一部のみを覆うことになる。そのため、元竿の竿尻側端部における過度の質量増加を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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