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公開番号2024171660
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023088791
出願日2023-05-30
発明の名称電磁シールド体および電子装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類H05K 9/00 20060101AFI20241205BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】簡素な構成でシールド効果を高めることができる電磁シールド体および電子装置を提供すること。
【解決手段】電磁シールド体30は、第1部材31、第2部材32、および固定部材33を備える。第1部材31は、筒状をなし、筒内に回路要素を収容する壁部である内壁311を有する。内壁311は、角を有さない外形をもつ。第2部材32は、内壁311を外周面311a側から覆うとともに、内壁311の開口311bを閉塞する。固定部材33は、ひも状に設けられ、第2部材32における内壁311を覆う部分の外面に配置される。固定部材33は、第2部材32と内壁311とを全周にわたって電気的に接続する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筒状をなし、軸方向の平面視において角を有さない外形をもつ壁部(311)を有し、筒内に回路要素を収容する第1部材(31)と、
前記壁部を外周面側から覆うとともに、前記壁部の開口のひとつを閉塞する第2部材(32)と、
前記第2部材における前記壁部を覆う部分の外面に配置され、前記第2部材と前記壁部とを全周にわたって電気的に接続するひも状の固定部材(33)と、
を備える電磁シールド体。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記第1部材は、前記軸方向において両端が開口する筒部材である、請求項1に記載の電磁シールド体。
【請求項3】
前記第1部材は、プリント基板(21)に実装される、請求項2に記載の電磁シールド体。
【請求項4】
前記壁部は、側壁であり、
前記第1部材は、前記側壁に連なり、前記側壁の開口のひとつを閉塞する底壁(313)を有し、
前記第2部材は、前記側壁において前記底壁とは反対側の端部に配置される、請求項1に記載の電磁シールド体。
【請求項5】
前記壁部の外形は、オーバル形状である、請求項1~4いずれか1項に記載の電磁シールド体。
【請求項6】
前記壁部の外形は、直線部を有さない形状である、請求項1~4いずれか1項に記載の電磁シールド体。
【請求項7】
前記壁部の外形は、円形である、請求項6に記載の電磁シールド体。
【請求項8】
前記壁部は、内壁であり、
前記第2部材は、前記内壁を取り囲むように配置される外壁(321)と、前記外壁に連なり、前記外壁の開口のひとつを閉塞する天壁(322)と、を有し、
前記外壁は、前記平面視において前記内壁の外形と相似の形状を有する、請求項1~4いずれか1項に記載の電磁シールド体。
【請求項9】
前記第2部材は、布、フィルム、またはシートを用いて形成されている、請求項1~4いずれか1項に記載の電磁シールド体。
【請求項10】
前記固定部材は、固定強度を調節する機構(332)を有する、請求項1~4いずれか1項に記載の電磁シールド体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この明細書における開示は、電磁シールド体および電子装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、金属製のシールドケースを備える電子装置を開示している。先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-75671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示のシールドケースは、一面が開口する平面略矩形状の下ケースと、下ケースの開口を閉塞する上ケースを備えている。上ケースと下ケースとは、ねじ締結により4箇所で固定されている。このような構成の場合、ねじによる固定箇所以外においても面接触が取れるように設計する。しかしながら、表面粗さ、実装ばらつきなどの製造ばらつきにより、固定箇所以外の電気的接続は確実ではない。隙間がスロットアンテナとして機能し、たとえば電磁ノイズが漏洩する虞がある。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、電磁シールド体および電子装置にはさらなる改良が求められている。
【0005】
本開示の目的のひとつは、簡素な構成でシールド効果を高めることができる電磁シールド体および電子装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示のひとつの態様である電磁シールド体は、
筒状をなし、軸方向の平面視において角を有さない外形をもつ壁部(311)を有し、筒内に回路要素を収容する第1部材(31)と、
壁部を外周面側から覆うとともに、壁部の開口のひとつを閉塞する第2部材(32)と、
第2部材における壁部を覆う部分の外面に配置され、第2部材と壁部とを全周にわたって電気的に接続するひも状の固定部材(33)と、
を備える。
【0007】
開示の電磁シールド体によれば、固定部材として、ひも状の部材を用いる。ひも状の固定部材の締め付けにより、第2部材を壁部の外周面に接触させ、電気的に接続することができる。さらに、壁部の外形が角を有さないため、固定部材の締め付けにより、第2部材と壁部とを全周にわたって電気的に接続することができる。よって、簡素な構成でシールド効果を高めることができる。
【0008】
開示の他のひとつの態様である電子装置は、
プリント基板(21)と、プリント基板に実装された電子部品(22)と、を有する回路基板(20)と、
回路基板における所定の回路要素を覆う電磁シールド体(30)と、
を備え、
電磁シールド体は、
筒状をなし、軸方向の平面視において角を有さない外形をもつ壁部(311)を有し、筒内に回路要素を収容する第1部材(31)と、
壁部を外周面側から覆うとともに、壁部の開口のうち、プリント基板に対して離れた位置の開口を閉塞する第2部材(32)と、
第2部材における壁部を覆う部分の外面に配置され、第2部材と壁部とを全周にわたって電気的に接続するひも状の固定部材(33)と、
を含む。
【0009】
開示の電子装置によれば、固定部材として、ひも状の部材を用いる。ひも状の固定部材の締め付けにより、第2部材を壁部の外周面に接触させ、電気的に接続することができる。さらに、壁部の外形が角を有さないため、固定部材の締め付けにより、第2部材と壁部とを全周にわたって電気的に接続することができる。よって、簡素な構成でシールド効果を高めることができる。
【0010】
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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