TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024171075
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023087952
出願日2023-05-29
発明の名称電動弁制御装置及び電動弁制御システム
出願人株式会社鷺宮製作所
代理人個人,個人,個人
主分類F16K 31/04 20060101AFI20241204BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】システムの小型化や省スペース化が図れるとともに、従来のシステムとの互換性も保たれることを目的とする。
【解決手段】パルスコンバータ10は、電子膨張弁30の弁開度を示すアナログ信号が入力されるアナログ入力11と、開度指示を複数の機器から通信により受信可能な通信ポート25と、アナログ入力11に入力されたアナログ信号又は通信ポート25が受信した開度指示を駆動パルスに変換するマイクロコンピュータ18と、駆動パルスに基づいて、電子膨張弁30を駆動させるための駆動回路24と、を備えている。そして、マイクロコンピュータ18は、通信ポート25から入力された開度指示をアナログ入力11から入力されたアナログ信号よりも優先して駆動パルスに変換する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電動弁の弁開度を示すアナログ信号が入力される入力部と、
前記電動弁の弁開度を示す弁開度情報を複数の機器から所定の通信プロトコルにより受信可能な通信部と、
前記アナログ信号又は前記弁開度情報を駆動パルスに変換する制御部と、
前記駆動パルスに基づいて、前記電動弁を駆動させる駆動回路と、を備え、
前記制御部は、前記通信部から入力された前記弁開度情報を前記入力部から入力された前記アナログ信号よりも優先して前記駆動パルスに変換する、
ことを特徴とする電動弁制御装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記弁開度情報の入力後所定時間の期間は前記弁開度情報の受信を待機し、前記アナログ信号を受け付けないことを特徴とする請求項1に記載の電動弁制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記所定時間経過後に前記アナログ信号を受け付けることを特徴とする請求項2に記載の電動弁制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記所定時間の期間内であっても前記通信部が受信した切替情報により前記アナログ信号の入力を受付可能に切り替えることを特徴とする請求項2に記載の電動弁制御装置。
【請求項5】
前記通信部は、前記制御部による制御状態を外部に送信可能であることを特徴とする請求項1に記載の電動弁制御装置。
【請求項6】
請求項1から5のうちいずれか一項に記載の電動弁制御装置と、
前記電動弁制御装置に前記弁開度を出力する制御装置と、を備える電動弁制御システムであって、
前記電動弁制御装置を複数備え、前記制御装置を少なくとも1以上備え、
前記電動弁制御装置の通信部は、デイジーチェーン接続またはバス接続により他の前記電動弁制御装置の通信部または前記制御装置と接続されている、
ことを特徴とする電動弁制御システム。
【請求項7】
複数の前記電動弁制御装置のうち一の前記電動弁制御装置の入力部は、前記制御装置と接続されていることを特徴とする請求項6に記載の電動弁制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子膨張弁等の電動弁の弁開度を制御する電動弁制御装置及びその電動弁制御装置を備える電動弁制御システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、冷凍機や半導体製造装置用チラーなどには電子膨張弁などの電動弁が用いられている。この種の電動弁はステッピングモータを用いることで精密な開閉制御を行うことができる。
【0003】
そして、このような電動弁は、温度調節器等の制御装置から出力されるアナログ信号をパルス駆動装置(パルス出力ユニット、パルスコンバータともいう)でパルス信号に変換し駆動制御される(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-220451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された構成の場合、1つの電動弁に対して1つのパルス駆動装置と制御装置が必要なる。そのため、例えば温度調節箇所が複数になる等により電動弁が複数必要となると、パルス駆動装置や制御装置が複数必要となり、配線処理が複雑になるとともにシステムが大型化してしまう。
【0006】
そこで、本発明は、システムの小型化や省スペース化が図れるとともに、従来のシステムとの互換性も保たれることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するためになされた発明は、電動弁の弁開度を示すアナログ信号が入力される入力部と、前記電動弁の弁開度を示す弁開度情報を複数の機器から所定の通信プロトコルにより受信可能な通信部と、前記アナログ信号又は前記弁開度情報を駆動パルスに変換する制御部と、前記駆動パルスに基づいて、前記電動弁を駆動させる駆動回路と、を備え、前記制御部は、前記通信部から入力された前記弁開度情報を前記入力部から入力された前記アナログ信号よりも優先して前記駆動パルスに変換する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、通信部を備えたことにより、1対1接続とする必要がないため、配線を削減し、システムの小型化や省スペース化が図れる。また、アナログ信号が入力される入力部を残しているので、従来のシステムとも互換性が保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態にかかる電動弁制御装置を備える電動弁制御システムの概略構成図である。
図1に示された電動弁制御装置の概略構成図である。
1-2相励磁方式により駆動する電動弁に出力される出力パターンを表と出力波形で対応させた図である。
図2に示されたパルスコンバータの通信動作のフローチャートである。
図2に示されたパルスコンバータの動作例を示したタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態に係る電動弁制御装置を説明する。図1は、本実施形態にかかる電動弁制御装置を備える電動弁制御システムの概略構成図である。図2は、図1に示された電動弁制御装置の概略構成図である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
保持機
1か月前
個人
免震留具
22日前
個人
振り子式免震装置
2か月前
株式会社フジキン
配管
3か月前
藤井電工株式会社
フック
1か月前
個人
ロックナット
4か月前
個人
ネジの緩み防止装置
2か月前
個人
緩み防止ナット
2か月前
株式会社テイエルブイ
排気弁
3か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
21日前
日動電工株式会社
保持具
1か月前
株式会社不二工機
電磁弁
2か月前
未来工業株式会社
固定体
14日前
スズキ株式会社
防振装置
3か月前
株式会社不二工機
電動弁
3か月前
株式会社三五
ドライブシャフト
3か月前
株式会社ナベル
直動機構
14日前
北村精工株式会社
固定具
4か月前
株式会社キッツ
逆止め弁
2か月前
株式会社不二工機
電動弁
1か月前
株式会社フジキン
バルブ
2か月前
横浜ゴム株式会社
管継手
3か月前
個人
配管用エルボカバー
2か月前
株式会社トヨックス
可撓管
15日前
個人
クラッチシェル保護板
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
7日前
鹿島建設株式会社
摩擦ダンパ
2か月前
日本精工株式会社
転がり軸受
7日前
NTN株式会社
玉軸受
14日前
日本精工株式会社
密封型転がり軸受
1か月前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
2か月前
株式会社ニフコ
ダンパー装置
2日前
中国電力株式会社
配管接続具
4か月前
因幡電機産業株式会社
取付具
13日前
中国電力株式会社
漏洩補修装置
2か月前
続きを見る