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公開番号
2024169227
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023086520
出願日
2023-05-25
発明の名称
管継手の接続構造及び管継手
出願人
三桜工業株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
F16L
37/088 20060101AFI20241128BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】管継手の接続対象物からの突出高さを低くすることが可能な技術を提供する。
【解決手段】管継手の接続構造は、内部流路を有する接続対象物に管継手を接続する接続構造であって、前記接続対象物の表面から突出する筒状の接続口と、前記管継手に設けられ、前記接続口が挿入される筒状の被挿入部と、前記被挿入部内に配置され、前記接続口と前記被挿入部との間をシールするシール部材と、前記接続対象物の前記表面に設けられ、前記接続口が内側に配置される開口を有する抜け止め部と、一部が切り離された環状であり、前記被挿入部の外周に縮径可能な状態で装着され、前記被挿入部を前記開口に通すと前記開口の第一縁部に当接して縮径し、前記被挿入部に前記接続口が挿入されると復元して前記開口の前記第一縁部と反対側の第二縁部に引っ掛かることによって前記被挿入部と前記接続口との接続状態を保持する保持部材と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
内部流路を有する接続対象物に管継手を接続する接続構造であって、
前記接続対象物の表面から突出する筒状の接続口と、
前記管継手に設けられ、前記接続口が挿入される筒状の被挿入部と、
前記被挿入部内に配置され、前記接続口と前記被挿入部との間をシールするシール部材と、
前記接続対象物の前記表面に設けられ、前記接続口が内側に配置される開口を有する抜け止め部と、
一部が切り離された環状であり、前記被挿入部の外周に縮径可能な状態で装着され、前記被挿入部を前記開口に通すと前記開口の第一縁部に当接して縮径し、前記被挿入部に前記接続口が挿入されると復元して前記開口の前記第一縁部と反対側の第二縁部に引っ掛かることによって前記被挿入部と前記接続口との接続状態を保持する保持部材と、
を備える管継手の接続構造。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
内部流路を有する接続対象物に管継手を接続する接続構造であって、
前記接続対象物の表面から突出する筒状の接続口と、
前記管継手に設けられ、前記接続口が挿入される筒状の被挿入部と、
前記接続対象物の前記表面に設けられ、前記接続口が内側に配置される開口を有する抜け止め部と、
前記接続対象物の表面から前記接続口の先端までの間に配置されると共に前記被挿入部の外周に装着され、前記開口の縁部に引っ掛かることによって前記被挿入部と前記接続口との接続状態を保持する保持部材と、
前記保持部材の径方向内側で前記保持部材と軸方向に重なるように配置され、前記被挿入部内で前記接続口と前記被挿入部との間をシールするシール部材と、
を備える管継手の接続構造。
【請求項3】
前記保持部材は、前記被挿入部の先端に向けて径が縮小するテーパー面を有し、
前記テーパー面が前記第一縁部と当接する、請求項1に記載の管継手の接続構造。
【請求項4】
前記接続口の先端の前記表面からの距離は、前記第一縁部の前記表面からの距離以下である、請求項1又は請求項3に記載の管継手の接続構造。
【請求項5】
前記シール部材は、前記被挿入部の軸方向において、少なくとも一部が前記第一縁部から前記被挿入部の先端までの間に配置される、請求項1又は請求項3に記載の管継手の接続構造。
【請求項6】
前記シール部材は、前記保持部材の径方向内側で前記保持部材と軸方向に重なるように配置される、請求項1又は請求項3に記載の管継手の接続構造。
【請求項7】
前記抜け止め部が金属製である、請求項1又は請求項2に記載の管継手の接続構造。
【請求項8】
前記表面は凹部と該凹部周辺の一般部とを備えており、
前記接続口は、前記凹部の底面から突出している、
請求項1又は請求項2に記載の管継手の接続構造。
【請求項9】
前記抜け止め部は、板状であり、前記接続口の突出方向と反対側から見て、外周部が前記保持部材の外周縁部よりも径方向外側に位置する、請求項1又は請求項2に記載の管継手の接続構造。
【請求項10】
前記開口には、前記保持部材の復元状況を確認するための確認部が前記保持部材の両端に対応する位置に形成されている、請求項1又は請求項3に記載の管継手の接続構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、管継手の接続構造及び管継手に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
内部流路を有する接続対象物に管継手を接続する構造として、管継手の筒部が接続される接続対象物の接続口の周辺に抜け止め部を設け、この抜け止め部に管継手に設けられた爪部を引っ掛ける構造が知られている(特許文献1~5参照)。これらの特許文献では、管継手が筒部の軸方向に沿って延びる弾性腕を複数備えていて、弾性腕の先端外周に設けられた爪部が抜け止め部に引っ掛かるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4158074号公報
特許第4186064号公報
特開2005-127400号公報
特開2005-133910号公報
特開2005-155665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記管継手では、複数の弾性腕が筒部の軸方向に沿って延びているため、各々の弾性腕を撓ませることで、各々の爪部を筒部の径方向内側又は外側へ移動させられる。しかし、弾性腕を撓ませるには、弾性腕に所定の長さが必要となる。このため、弾性腕の長さを確保すると、管継手の接続対象物からの突出高さを低くすることが難しい。
【0005】
本開示は、管継手の接続対象物からの突出高さを低くすることが可能な技術を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1態様の管継手の接続構造は、内部流路を有する接続対象物に管継手を接続する接続構造であって、前記接続対象物の表面から突出する筒状の接続口と、前記管継手に設けられ、前記接続口が挿入される筒状の被挿入部と、前記被挿入部内に配置され、前記接続口と前記被挿入部との間をシールするシール部材と、前記接続対象物の前記表面に設けられ、前記接続口が内側に配置される開口を有する抜け止め部と、一部が切り離された環状であり、前記被挿入部の外周に縮径可能な状態で装着され、前記被挿入部を前記開口に通すと前記開口の第一縁部に当接して縮径し、前記被挿入部に前記接続口が挿入されると復元して前記開口の前記第一縁部と反対側の第二縁部に引っ掛かることによって前記被挿入部と前記接続口との接続状態を保持する保持部材と、を備える。
【0007】
第1態様の管継手の接続構造では、管継手の被挿入部を抜け止め部の開口に通すと、被挿入部の外周に縮径可能な状態で装着された保持部材が抜け止め部の開口の第一縁部に当接して縮径する。縮径状態の保持部材が抜け止め部の開口を通り抜けると、接続口が被挿入部の所定位置まで挿入された状態で、縮径状態の保持部材が復元する。復元した保持部材は開口の第二縁部に引っ掛かることによって接続対象物の表面と抜け止め部との間に保持される。これにより、保持部材が装着された被挿入部と接続口との接続状態が保持される。
ここで、上記管継手の接続構造では、保持部材を一部が切り離された環状としていることから、保持部材を径方向内側へ弾性変形させることで該保持部材を縮径させられる。このような保持部材を用いる場合、例えば、管継手の軸方向に延びる複数の弾性腕を撓ませて複数の弾性腕の先端間の間隔を狭める構成と比べて、被挿入部の軸方向の長さを短く設定することができる。
したがって、上記管継手の接続構造によれば、管継手の接続対象物からの突出高さを低くすることが可能になる。
【0008】
また、上記管継手の接続構造では、接続口にスプールを備えさせる代わりに、接続対象物に接続口が内側に配置される開口を有する抜け止め部を設けている。そして、上記管継手の接続構造は、抜け止め部の開口の縁部に保持部材が引っ掛かる構造である。したがって、上記管継手の接続構造では、例えば、接続口にスプールを備えさせる構造のものと比べて、接続口の軸方向の長さ(言い換えると、突出高さ)をスプール分だけ短く(低く)できる。これにより、管継手の被挿入部の軸方向の長さを短く設定することが可能となり、管継手の接続対象物からの突出高さを低くすることが可能になる。
【0009】
本開示の第2態様の管継手の接続構造は、内部流路を有する接続対象物に管継手を接続する接続構造であって、前記接続対象物の表面から突出する筒状の接続口と、前記管継手に設けられ、前記接続口が挿入される筒状の被挿入部と、前記接続対象物の前記表面に設けられ、前記接続口が内側に配置される開口を有する抜け止め部と、前記接続対象物の表面から前記接続口の先端までの間に配置されると共に前記被挿入部の外周に装着され、前記開口の縁部に引っ掛かることによって前記被挿入部と前記接続口との接続状態を保持する保持部材と、前記保持部材の径方向内側で前記保持部材と軸方向に重なるように配置され、前記被挿入部内で前記接続口と前記被挿入部との間をシールするシール部材と、を備える。
【0010】
第2態様の管継手の接続構造では、管継手の被挿入部を抜け止め部の開口に通すと、被挿入部の外周に装着された保持部材が抜け止め部の開口の縁部に引っ掛かる。これにより、保持部材が装着された被挿入部と接続口との接続状態が保持される。
ここで、上記管継手の接続構造では、保持部材を接続対象物の表面から接続口の先端までの間に配置し、シール部材を保持部材の径方向内側で該保持部材と軸方向に重なるように配置している。このため、上記管継手の接続構造では、例えば、シール部材が該保持部材と軸方向に重ならない構成と比べて、被挿入部の軸方向の長さを短く設定することが可能になる。
したがって、上記管継手の接続構造によれば、管継手の接続対象物からの突出高さを低くすることが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)
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