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公開番号2024168212
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023084692
出願日2023-05-23
発明の名称小型作業機器及び小型作業機器の運搬方法
出願人株式会社中山ホールディングス,西松建設株式会社
代理人個人
主分類B25J 5/00 20060101AFI20241128BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】狭小な領域を自在に移動することができ、当該狭小な領域内で行う作業に必要となる付属装置を接続可能とする車両部を備えることで、狭小な領域において、実行する作業に適した付属装置を用いて効率よく作業を進めることができる小型作業機器を提供する。
【解決手段】狭小な領域を移動自在に形成され、前記狭小な領域内で行う作業に必要となる付属装置16を接続可能とする小型の車両部10を備える小型作業機器1であって、前記車両部10は、車体を形成するメインフレーム11と、当該メインフレーム11の側面に設けられる左右一対のクローラ12とを備え、前記メインフレーム11が、前記付属装置16を着脱可能に接続する接続部17を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
狭小な領域を移動自在に形成され、前記狭小な領域内で行う作業に必要となる付属装置を接続可能とする小型の車両部を備える小型作業機器であって、
前記車両部は、
車体を形成するメインフレームと、
当該メインフレームの側面に設けられる左右一対のクローラとを備え、
前記メインフレームが、前記付属装置を着脱可能に接続する接続部を有することを特徴とする小型作業機器。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の小型作業機器において、
前記付属装置が、運搬対象を上下動させるウインチを有し、底部に車輪が配設されているリフタであり、
前記接続部が、前記リフタを前記車両部の前方又は後方となる位置に着脱可能に接続する第1接続部を有し、
前記車両部が、前記クローラの駆動による前記車両部の水平移動に伴って前記リフタを牽引し、前記運搬対象を所望の位置に運搬することを特徴とする小型作業機器。
【請求項3】
請求項2に記載の小型作業機器において、
前記第1接続部が前記ウインチと接続可能であり、前記車両部から前記リフタが取り外され、前記第1接続部と前記ウインチとが接続された状態で前記ウインチが駆動して前記車両部を上下動することを特徴とする小型作業機器。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の小型作業機器において、
前記メインフレーム内に、前記クローラ及び前記ウインチの駆動力となる電力を供給する二次電池を有する電源部を備えることを特徴とする小型作業機器。
【請求項5】
請求項2又は3に記載の小型作業機器において、
前記メインフレーム内に、前記クローラの駆動及び前記ウインチの駆動を制御する制御手段を備えることを特徴とする小型作業機器。
【請求項6】
請求項5に記載の小型作業機器において、
前記メインフレーム内に、外部機器との通信が可能な通信手段を備え、
前記通信手段が、外部のコントローラーから送信される制御信号を受信し、前記制御手段が、受信した前記制御信号にしたがって前記クローラの駆動及び前記ウインチの駆動を制御することを特徴とする小型作業機器。
【請求項7】
請求項1に記載の小型作業機器において、
前記接続部が、前記車両部の上方となる位置に前記付属装置を着脱可能に接続する第2接続部を有し、
前記メインフレーム内に、前記クローラ及び前記付属装置の駆動力となる電力を供給する二次電池を有する電源部と、
前記メインフレーム内に、前記クローラの駆動及び前記付属装置の駆動を制御する制御手段とを備えることを特徴とする小型作業機器。
【請求項8】
狭小な領域を移動自在に形成される車両部を備える小型作業機器を低地領域に運搬する運搬方法であって、
車体を形成するメインフレームと、当該メインフレームの側面に設けられる左右一対のクローラとを備える前記車両部が、当該車両部の前方又は後方となる位置に第1接続部を介して着脱可能に接続するリフタを牽引して所望の位置まで移動し、
前記車両部の第1接続部から前記リフタを取り外すと共に、当該リフタを地面に固定し、
前記第1接続部と前記ウインチとを接続し、
前記ウインチを巻き上げて前記車両部を吊り下げ、
前記ウインチを駆動させて前記車両部を上下動させて、前記小型作業機器を前記低地領域に運搬することを特徴とする小型作業機器の運搬方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、狭小領域や低地領域での作業を可能とする小型作業機器等に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
建設作業や災害時の救援作業において、狭小領域や低地領域(例えば、地下空間等)、人が立ち入り困難な場所で十分な移動及び作業を可能とする小型の作業機器やロボットの開発が望まれている。例えば、岩石やコンクリートなどを破砕する砕石装置が稼働する場合、周囲には原料の破片や粉末が飛び散って廃棄物として蓄積されていく。そのような廃棄物は定期的に回収しておかないと、オペレーターの移動や操作の点で安全性に問題が生じる可能性があると共に、作業効率の低下を招いてしまう場合がある。しかしながら、破砕装置のような大型の建設機器が高いエネルギー状態で稼働している場合に、その周辺に近づくのは大変危険であるため、一旦破砕装置の稼働を停止してから周囲を片付ける必要があり、生産性が低下してしまうという問題がある。
【0003】
上記に関連して、人の立ち入りが困難な場所で作業を行う技術として、例えば特許文献1に示す技術が開示されている。特許文献1に示す技術は、少なくとも1つの作業ツールを備えている作業ロボットと、該作業ロボットが先端に着脱自在に接続され、前記作業ロボットを構造物の狭隘な貫通部から内部に挿入すると共に、前記作業ロボットより前記構造物の狭隘な貫通部の占有面積が小さい挿入装置とを備え、前記挿入装置で前記作業ロボットを前記構造物の狭隘な貫通部を介して外部から内部に挿入し、前記構造物の外部の遠隔地で操作された前記作業ロボットで前記構造物の内部における所定の作業を行うものである。
【0004】
また、小型の建設機器に関する技術として、例えば特許文献2に示す技術が開示されている。特許文献2に示す技術は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動可能に設けられた作業装置とからなり、前記上部旋回体は、支持構造体を形成する旋回フレームと、該旋回フレーム上に設けられ後側が運転席取付部となり前側がオペレータが足を乗せる足乗せ部となったフロア部材とを備え、前記フロア部材の運転席取付部は、オペレータが着座する運転席が取付けられる座席板と、該座席板の左,右方向の一側から上方に立上った機器取付部とにより構成され、前記機器取付部の前側には、前記運転席に着座したオペレータによって操作される操作レバー装置が設けられているものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-120175号公報
国際公開第2013/051609号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に係る発明は、人が行えない場所でのサンプリングなどの細かい作業を行うことが可能になるものの、建設作業や災害時の救助作業で必要となるような、人が持ち上げるには重い対象物を持ち上げたり移動したりするといった作業に不向きであるという課題を有する。
【0007】
特許文献2に係る発明は、小型の建設機器により多少狭い領域での作業が可能になるものの、運転席が設置され、そこで運転を行いながら建設作業を行うことが前提となるため、上記のような人が作業するには危険な場所や、より狭小な領域での力を要する作業などを行うには十分ではないという課題を有する。
【0008】
また、特許文献1及び2に示す技術は、いずれも作業現場に運搬対象を運搬できるような技術ではなく、さらに、地下空間などの低地領域での作業が想定されていないため、機器本体を低地領域に運搬するような場合には極めて膨大な手間と費用が掛かってしまうという課題を有する。
【0009】
本発明は、狭小な領域を自在に移動することができ、当該狭小な領域内で行う作業に必要となる付属装置を接続可能とする車両部を備えることで、狭小な領域において、実行する作業に適した付属装置を用いて効率よく作業を進めることができる小型作業機器を提供することを目的とする。また、上記車両部を低地領域に効率よく運搬することができる小型作業機器の運搬方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る小型作業機器は、狭小な領域を移動自在に形成され、前記狭小な領域内で行う作業に必要となる付属装置を接続可能とする小型の車両部を備える小型作業機器であって、前記車両部は、車体を形成するメインフレームと、当該メインフレームの側面に設けられる左右一対のクローラとを備え、前記メインフレームが、前記付属装置を着脱可能に接続する接続部を有するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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