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公開番号2024172516
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090286
出願日2023-05-31
発明の名称連結具
出願人株式会社エビス
代理人個人
主分類B25H 3/00 20060101AFI20241205BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】従来のチェーン型連結具が有する機能を有しながらも、容易に組み付け連結可能な実用性に優れた連結具を提供することを目的とする。
【解決手段】複数の連結構造体1と、これらを連結する連結部材2とを備え、連結構造体1は、連設部3を介して連設される第一主筒4a、第二主筒4b及び第三主筒4cを有し、第二主筒4b及び第三主筒4cは、第一主筒4aと平行であり、且つ、連通状態に設けられ、さらに、第二主筒4bは、第一主筒4aの長手方向一側端部の外側に設けられ、また、第三主筒4cは、第一主筒4aの長手方向他側端部の外側に設けられ、連通状態にされる一の連結構造体1の第二主筒4b及び第三主筒4cと、他の連結構造体1の第一主筒4aとに連結部材2が挿通されて、連結構造体1同士が連結されている連結具。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
作業者が装着する腰ベルトに工具を保持する工具保持具や工具を収納する工具袋などの携帯付属物を取り付ける際に用いる連結具であって、複数の連結構造体と、前記連結構造体同士を連結する連結部材とを備え、前記連結構造体は、前記連結部材を挿通可能に構成され、連設部を介して連設される第一主筒、第二主筒及び第三主筒を有し、前記第二主筒及び前記第三主筒は、前記第一主筒の中心軸線と平行且つ連通状態に設けられ、さらに、前記第二主筒は、平面視において前記第一主筒の長手方向一側端部よりも外側に設けられ、また、前記第三主筒は、平面視において前記第一主筒の長手方向他側端部よりも外側に設けられた構成であり、一の前記連結構造体の前記第二主筒と前記第三主筒の間に、他の連結構造体の前記第一主筒が前記一の連結構造体の前記第二主筒及び前記第三主筒と連通状態に配設され、この連通状態に配設された前記他の連結構造体の前記第一主筒並びに前記一の連結構造体の前記第二主筒及び前記第三主筒に前記連結部材が挿通されて前記連結構造体同士が連結されていることを特徴する連結具。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1記載の連結具において、前記連設部は、横長方形板状に構成され、この横長方形板状の連設部の一側長辺部の長手方向中央に前記第一主筒が設けられ、他側長辺部の長手方向一側に前記第二主筒、長手方向他側に前記第三主筒が夫々設けられていることを特徴とする連結具。
【請求項3】
請求項2記載の連結具において、前記連設部には、携帯付属物用連結体を取り付ける取付部が設けられ、この取付部に取り付けられた前記携帯付属物用連結体を介して前記携帯付属物が連結されるように構成されていることを特徴とする連結具。
【請求項4】
請求項1記載の連結具において、前記連設部は、一本の軸部材と、この軸部材の長手方向中央部に被嵌される第一副筒、前記軸部材の長手方向一側に被嵌される第二副筒及び前記軸部材の長手方向他側に被嵌される第三副筒と、前記第一副筒に突設される第一連結部、前記第二副筒に突設される第二連結部及び前記第三副筒に突設される第三連結部とからなり、前記第二連結部及び前記第三連結部は、前記第一連結部の突出方向と逆方向に突出するように構成され、前記第一主筒は、前記第一連結部に前記第一副筒と平行に設けられ、前記第二主筒は、前記第二連結部に前記第二副筒と平行に設けられ、前記第三主筒は、第三連結部に前記第三副筒と平行に設けられていることを特徴とする連結具。
【請求項5】
請求項4記載の連結具において、前記第二連結部及び前記第三連結部には、夫々、携帯付属物用連結体を取り付ける取付部が設けられ、この取付部に取り付けられた前記携帯付属物用連結体を介して前記携帯付属物が連結されるように構成されていることを特徴とする連結具。
【請求項6】
請求項4記載の連結具において、前記第一主筒、前記第一副筒及び前記第一連結部は一体に形成されて第一部材として構成され、前記第二主筒、前記第二副筒及び前記第二連結部は一体に形成されて第二部材として構成され、前記第三主筒、前記第三副筒及び前記第三連結部は一体に形成されて第三部材として構成され、前記第二部材と前記第三部材とは、同形同大に構成されていることを特徴とする連結具。
【請求項7】
請求項5記載の連結具において、前記第一主筒、前記第一副筒及び前記第一連結部は一体に形成されて第一部材として構成され、前記第二主筒、前記第二副筒及び前記第二連結部は一体に形成されて第二部材として構成され、前記第三主筒、前記第三副筒及び前記第三連結部は一体に形成されて第三部材として構成され、前記第二部材と前記第三部材とは、同形同大に構成されていることを特徴とする連結具。
【請求項8】
請求項6,7いずれか1項に記載の連結具において、前記第一部材は、前記第二部材及び前記第三部材と同形同大に構成されていることを特徴とする連結具。
【請求項9】
請求項1~7いずれか1項に記載の連結具において、前記連結部材は、ボルト及びナットであり、連通状態の前記他の連結構造体の前記第一主筒、前記一の連結構造体の前記第二主筒及び前記第三主筒に抜け止め挿通されるように構成されていることを特徴とする連結具。
【請求項10】
請求項8記載の連結具において、前記連結部材は、ボルト及びナットであり、連通状態の前記他の連結構造体の前記第一主筒、前記一の連結構造体の前記第二主筒及び前記第三主筒に抜け止め挿通されるように構成されていることを特徴とする連結具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業者が装着する腰ベルトに工具を保持する工具保持具や工具を収納する工具袋などの携帯付属物を取り付ける際に用いる連結具に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の連結具として、特許文献1,2に開示されるチェーン型連結具が知られている。
【0003】
このチェーン型連結具は、パイプ部材を遊嵌させた二本のボルトを連結プレートにより連結してなるものであり、連結プレートは、パイプ部材により内方移動が抑制され、チェーン形状が保持されるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭53-150594号公報
実用新案登録第3236292号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1,2に開示されるチェーン型連結具は、二本のボルトを連結した短尺タイプであるが、このチェーン型連結具には、図17(a)に示すように、連結するボルト数を増やし、チェーンのごとく柔軟な動き(変形)が可能となる長尺タイプのものもある。
【0006】
図17(a)は、四本のボルト40を連結した構成とした場合である。この構成の場合、ボルト40同士の連結に必要な連結プレート41の数は、図示するように、片側三枚ずつの計六枚となる。
【0007】
この六枚の連結プレート41を用いて四本のボルト40を連結する場合、一本目と二本目のボルト40を連結する一枚目の連結プレート41に上から重ねるように二本目と三本目のボルト40を連結する二枚目の連結プレート41をセットするが、三本目と四本目のボルト40を連結する三枚目の連結プレート41は、二枚目の連結プレート41に上から重ねるようにセットすると、図17(b)に示すように連結プレート41とボルト40に遊嵌するパイプ部材42との隙間が徐々に広がってゆき、チェーン形状の外観が損なわれるため、三枚目の連結プレート41は、図17(a)に示すように、二枚目の連結プレート41の下側に位置するようにセットするのが一般的である。
【0008】
しかしながら、上記のように連結プレートを内外交互にセットして組み付けてゆくのは非常に厄介な作業であった。
【0009】
本発明は、このような従来のチェーン型連結具が有する問題に鑑みなされたものであり、従来のチェーン型連結具が有する機能を有しながらも、容易に組み付け連結可能な実用性に優れた連結具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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