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公開番号2024121993
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029276
出願日2023-02-28
発明の名称作業機
出願人工機ホールディングス株式会社
代理人個人
主分類B25F 5/00 20060101AFI20240902BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】シャフトの支持状態を良好に維持する。
【解決手段】ハンマドリルのクランク機構70では、クランクシャフト72が、下側(軸方向一方側)へ開放された圧入孔72Aを有し、ピン78が圧入孔72A内に圧入されている。また、ピン78のピン本体78Aが、インナケース42の支持孔43Dの径方向内側に配置されている。このため、ピン78からクランクシャフト72の下端部に径方向外側への力が作用する。これにより、ピン78によって、支持孔43Dの内周面を径方向内側から押付ける押付力がクランクシャフト72の下端部に付与される。その結果、クランク機構70において、ピン78を省略した構成と比べて、クランクシャフト72に対する支持力(固定力)を高くすることができる。したがって、インナケース42のクランクシャフト72への支持状態を良好に維持することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
モータと、
支持孔を有するケースと、
前記支持孔に支持されると共に、軸方向一方側へ開放された圧入孔を有するシャフトと、
前記シャフトに回転可能に支持され、前記モータの駆動力を受けて回転するクランク部と、
前記クランク部の回転によって往復動し、先端工具を動作させる往復動機構と、
前記圧入孔に圧入され、前記支持孔の径方向内側に配置されるピンと、
を備えた作業機。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記モータの回転軸は、前記シャフトと平行に延在されると共に、モータ軸受によって径方向外側から回転可能に支持され、
前記ケースには、前記モータ軸受を保持する軸受保持部が設けられており、
前記シャフトの軸方向視において、前記支持孔の一部が前記軸受保持部と重なっている請求項1に記載の作業機。
【請求項3】
前記シャフトは、前記支持孔から前記シャフトの軸方向他方側へ突出しており、
前記軸受保持部は、前記支持孔よりも前記軸方向一方側に配置され、
前記ピンが、前記軸方向一方側から前記圧入孔に圧入される請求項2に記載の作業機。
【請求項4】
前記ピンは、
前記圧入孔に圧入される圧入部と、
前記圧入部の一端部に設けられ、径方向外側へ張り出された環状のフランジ部と、
を含んで構成され、
前記フランジ部は、前記支持孔の前記軸方向一方側で且つ前記軸受保持部の径方向外側に配置されており、
前記フランジ部には、前記軸受保持部を配置するための切欠部が形成されている請求項3に記載の作業機。
【請求項5】
前記フランジ部の少なくとも一部が、前記支持孔よりも径方向外側へ突出している請求項4に記載の作業機。
【請求項6】
前記クランク部は、
前記シャフトに回転可能に支持された回転体と、
前記回転体に設けられ、前記シャフトの軸線に対して偏心した位置に配置され、前記往復動機構に連結される偏心シャフトと、
を含んで構成されている請求項1に記載の作業機。
【請求項7】
前記シャフトの軸方向他方側部分が、前記支持孔から前記シャフトの軸方向他方側へ突出しており、
前記回転体は、前記シャフトの軸方向他方側部分に取り付けられ、
前記ピンは、前記軸方向一方側から前記圧入孔に圧入される請求項6に記載の作業機。
【請求項8】
前記ケースの機械的強度が、前記シャフトの機械的強度よりも低い請求項7に記載の作業機。
【請求項9】
前記ケースはアルミニウム合金またはマグネシウム合金製であり、
前記シャフトは、鉄鋼製である請求項8に記載の作業機。
【請求項10】
回転軸を有するモータと、
前記回転軸を回転可能に支持するモータ軸受と、
前記モータ軸受を支持する軸受保持部と、前記回転軸と平行に延在し且つ前記回転軸の軸方向視において一部が前記軸受保持部と重なる支持孔と、を有するケースと、
前記支持孔に支持されたシャフトと、
前記シャフトに回転可能に支持され、前記モータの駆動力を受けて回転するクランク部と、
前記クランク部の回転によって往復動し、先端工具を動作させる往復動機構と、
前記シャフトの前記支持孔からの脱落を規制する規制部材と、
を備えた作業機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載の作業機では、モータの駆動力が、伝達機構によって先端工具に伝達され、先端工具により被加工材に対して孔あけ加工などを施す。伝達機構は、クランク機構及び打撃力付与機構を有しており、クランク機構によって打撃力付与機構を前後方向に往復移動させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-94432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、クランク機構では、クランク機構を収容するケースにシャフトを圧入し、シャフトによってクランクギヤ(クランク部)を回転可能に支持するものがある。このクランク機構では、モータからの回転力がクランクギヤに入力されると共に、打撃力付与機構からの打撃力がクランク部に入力される。よって、仮に、シャフトの圧入状態(支持状態)が解除されると、クランク機構が良好に作動しなくなる可能性がある。したがって、作業機では、シャフトの支持状態を良好に維持できる構造にすることが望ましい。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、シャフトの支持状態を良好に維持することができる作業機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、モータと、支持孔を有するケースと、前記支持孔に支持されると共に、軸方向一方側へ開放された圧入孔を有するシャフトと、前記シャフトに回転可能に支持され、前記モータの駆動力を受けて回転するクランク部と、前記クランク部の回転によって往復動し、先端工具を動作させる往復動機構と、前記圧入孔に圧入され、前記支持孔の径方向内側に配置されるピンと、を備えた作業機である。
【0007】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記モータの回転軸は、前記シャフトと平行に延在されると共に、モータ軸受によって径方向外側から回転可能に支持され、前記ケースには、前記モータ軸受を保持する軸受保持部が設けられており、前記シャフトの軸方向視において、前記支持孔の一部が前記軸受保持部と重なっている作業機である。
【0008】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記シャフトは、前記支持孔から前記シャフトの軸方向他方側へ突出しており、前記軸受保持部は、前記支持孔よりも前記軸方向一方側に配置され、前記ピンが、前記軸方向一方側から前記圧入孔に圧入される作業機である。
【0009】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ピンは、前記圧入孔に圧入される圧入部と、前記圧入部の一端部に設けられ、径方向外側へ張り出された環状のフランジ部と、を含んで構成され、前記フランジ部は、前記支持孔の前記軸方向一方側で且つ前記軸受保持部の径方向外側に配置されており、前記フランジ部には、前記軸受保持部を配置するための切欠部が形成されている作業機である。
【0010】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記フランジ部の少なくとも一部が、前記支持孔よりも径方向外側へ突出している作業機である。
(【0011】以降は省略されています)

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