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公開番号2024128878
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023038146
出願日2023-03-10
発明の名称電動作業機
出願人株式会社やまびこ
代理人弁理士法人IPX
主分類B25F 5/00 20060101AFI20240913BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】より筐体が小型化され、また、より高出力時の作業性向上がされた電動作業機を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、作業対象を切断するための手持ち式の電動作業機が提供される。この電動作業機は、作業部と、モータと、制御ユニットと、ガイド部とを備える。作業部は、作業対象を切断するよう、構成される。モータは、作業部を駆動させるための回転動力を発生させるように構成される。制御ユニットは、モータの回転を電気的に制御するように構成される。ガイド部は、制御ユニットに設けられ、これによりガイド部と制御ユニットとで囲まれた第1の空気流路が形成される。第1の空気流路は、モータの回転によってその内部に空気が流通するように構成され、これにより、制御ユニットが冷却される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
作業対象を切断するための手持ち式の電動作業機であって、
作業部と、モータと、制御ユニットと、ガイド部とを備え、
前記作業部は、前記作業対象を切断するよう、構成され、
前記モータは、作業部を駆動させるための回転動力を発生させるように構成され、
前記制御ユニットは、前記モータの回転を電気的に制御するように構成され、
前記ガイド部は、前記制御ユニットに設けられ、これにより前記ガイド部と前記制御ユニットとで囲まれた第1の空気流路が形成され、
前記第1の空気流路は、前記モータの回転によってその内部に空気が流通するように構成され、これにより、前記制御ユニットが冷却される、電動作業機。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電動作業機において、
前記第1の空気流路は、前記モータの近傍に設けられた第2の空気流路と連通し、
前記第2の空気流路は、前記モータの回転によってその内部に空気が流通するように構成され、これにより、前記制御ユニットに続いて前記モータが冷却される、電動作業機。
【請求項3】
請求項1に記載の電動作業機において、
前記第1の空気流路は、その内部に、流通する空気と熱交換をするように構成されたヒートシンクを備え、
前記ヒートシンクは、前記制御ユニットで生じた熱を放熱するように、前記制御ユニットに接して設けられる、電動作業機。
【請求項4】
請求項3に記載の電動作業機において、
前記ヒートシンクは、前記制御ユニットと接する面から垂直方向に向かって延在するフィンを有し、
前記フィンは、前記第1の空気流路を流通する空気の流れに沿った方向にさらに延在する、電動作業機。
【請求項5】
請求項1に記載の電動作業機において、
さらに、筐体を備え、
前記筐体は、
ユーザが位置する後方側から前記作業対象が位置する前方側への第1の方向に延在し、
筐体内部に空気を流通させるための、吸気口と、排気口とを有し、
前記吸気口は、前記筐体の中心線よりも第2の方向に位置する、前記筐体の側面に設けられ、ここで、前記中心線は、前記第1の方向に延在し、前記第2の方向は、前記第1の方向に垂直な方向であり、
前記排気口は、前記中心線を挟んで前記吸気口に対向する、前記筐体の側面に設けられる、電動作業機。
【請求項6】
請求項5に記載の電動作業機において、
前記第1の空気流路は、その一端が第2の空気流路と連通し、前記一端に対する他端が吸気口と連通するように構成される、電動作業機。
【請求項7】
請求項5に記載の電動作業機において、
前記第2の空気流路は、その一端が第1の空気流路と連通し、前記一端に対する他端が排気口と連通するように構成される、電動作業機。
【請求項8】
請求項5に記載の電動作業機において、
前記モータは、
前記モータの回転と連れ回るファンを備え、
右回転と左回転との2つの回転方向で回転可能に構成され、
前記ファンは、
前記モータの回転する軸の中心から周方向の外側に向かって真っすぐに延在するように、直線形状の複数の羽根を有し、
前記第2の空気流路の内部に設けられ、これにより前記空気流路の内部に空気が流通し、
前記第2の空気流路は、前記ファンの近傍で空気の流通を分岐させるように、第3の空気流路と、第4の空気流路とを有し、
前記第3の空気流路と前記第4の空気流路とは、前記モータの回転方向に応じて流通する空気の量がそれぞれ変化するように、構成される、電動作業機。
【請求項9】
請求項8に記載の電動作業機において、
前記第3の空気流路は、前記ファンの外周の略半周に沿う部分を有するように設けられ、
前記第4の空気流路は、前記軸を挟んで前記第3の空気流路に対向するよう、前記ファンの外周の略半周に沿う部分を有するように設けられる、電動作業機。
【請求項10】
請求項9に記載の電動作業機において、
前記第3の空気流路と前記第4の空気流路とは、空気の流通方向における上流から下流に向かうに連れて前記空気流路の断面の面積が拡大するように、構成される、電動作業機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動作業機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来技術として、下記の文献が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-53268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示される従来技術は、筐体の小型化及び高出力時の作業性が十分でない。
【0005】
本発明では上記事情に鑑み、より筐体が小型化され、また、より高出力時の作業性向上がされた電動作業機を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、作業対象を切断するための手持ち式の電動作業機が提供される。この電動作業機は、作業部と、モータと、制御ユニットと、ガイド部とを備える。作業部は、作業対象を切断するよう、構成される。モータは、作業部を駆動させるための回転動力を発生させるように構成される。制御ユニットは、モータの回転を電気的に制御するように構成される。ガイド部は、制御ユニットに設けられ、これによりガイド部と制御ユニットとで囲まれた第1の空気流路が形成される。第1の空気流路は、モータの回転によってその内部に空気が流通するように構成され、これにより、制御ユニットが冷却される。
【0007】
このような態様によれば、筐体の小型化及び高出力時の作業性向上をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ヘッジトリマー11を上側から見た全体斜視図である。
ヘッジトリマー11を下側から見た全体斜視図である。
後ハンドル5を取り外した状態のヘッジトリマー11を後側から見た図である。
図3に示すA-A断面で表した状態の筐体2及びモータ23の回転中心Oに沿って断面で表した状態のモータ23を左側から見た図である。
筐体2の一部を取り外し又は断面にした状態の筐体2を上側から見た図である。
筐体2の一部を取り外した状態の筐体2を上側から見た図である。
図1に示すB-B断面で表した状態の筐体2を上側から見た、第1の空気流路AP1を説明するための図である。
ファン24を下側から見た全体斜視図である。
筐体2の一部を断面にした状態の吸気口21を説明するための図である。
筐体2の一部を断面にした状態の排気口22及び第2の空気流路AP2を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態の一例について、図を参照しながら説明する。
【0010】
1.全体構成
第1章では、本実施形態に係る電動作業機1について説明する。電動作業機1は、作業対象を切断するための手持ち式の電動作業機である。また、好ましくは、電動作業機1は、ヘッジトリマー11、刈払機(不図示)又はチェーンソー(不図示)である。このような態様によれば、小型化されたヘッジトリマー11、刈払機又はチェーンソーを用いて、作業対象を切断することができる。以下ヘッジトリマー11(電動作業機1)を例に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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