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公開番号2024110572
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-16
出願番号2023015223
出願日2023-02-03
発明の名称動力工具
出願人日東工器株式会社
代理人個人
主分類B25F 5/00 20060101AFI20240808BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】バッテリのガタツキを抑制するための部材とフィルタとを一括で交換できるようにした動力工具を提供する。
【解決手段】動力工具(ベルト式研削工具)100は、着脱可能に装着されるバッテリBにより駆動される。動力工具は、バッテリ装着部178及び吸気口188を有するハウジング192と、ハウジングに着脱可能に取り付けられたフィルタ部材190とを備える。フィルタ部材は、吸気口を覆うフィルタ196及び前記フィルタを保持して前記ハウジングに固定されるフィルタ固定部198を有する。フィルタ固定部は、フィルタの周囲を囲む枠部200と、枠部から延びる第1乃至第3の取付脚部202-1~202-3を有する。第1及び第2の取付脚部202-1、202-2はバッテリ装着部178内に部分的に突出する。第1及び第2の取付脚部202-1、202-2がバッテリBに当接してバッテリのハウジング192に対するガタツキを抑制する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
着脱可能に装着されるバッテリにより駆動される動力工具であって、
バッテリ装着部及び吸気口を有するハウジングと、
前記ハウジングに着脱可能に取り付けられたフィルタ部材であって、前記吸気口を覆うフィルタ及び前記フィルタを保持して前記ハウジングに固定されるフィルタ固定部を有し、前記フィルタ固定部が前記バッテリ装着部に部分的に露出するようにされた、フィルタ部材と、
を備え、
前記バッテリが前記バッテリ装着部に装着されたときに、前記フィルタ固定部が前記バッテリに当接して前記バッテリの前記ハウジングに対するガタツキを抑制するようにされた、動力工具。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記バッテリ装着部が前記バッテリを所定のスライド方向にスライドさせることにより前記バッテリが取り付けられるように構成され、前記吸気口が前記スライド方向に直交する方向での相互に反対側の面にそれぞれ形成された第1の吸気口と第2の吸気口とを有し、
前記フィルタ部材が、前記第1の吸気口と前記第2の吸気口とにそれぞれ取り付けられており、前記第1の吸気口と前記第2の吸気口とに取り付けられた前記フィルタ部材が同形状であるようにされた、請求項1に記載の動力工具。
【請求項3】
前記フィルタ固定部が、前記フィルタの周囲を囲んで前記フィルタを保持する枠部と、前記枠部からそれぞれ同方向に突出する第1乃至第3の取付脚部と、を有し、前記第1乃至第3の取付脚部が、前記第1の取付脚部を頂角を構成する頂点とし、前記第2及び第3の取付脚部を2つの底角を構成する頂点とする二等辺三角形を構成するように配置されて、前記第1の取付脚部、及び前記第2の取付脚部と前記第3の取付脚部とのうちの一方が、前記バッテリ装着部に露出して前記バッテリに当接するようにされた、請求項1に記載の動力工具。
【請求項4】
前記第2及び第3の取付脚部が、前記二等辺三角形の外側に面するようにして前記二等辺三角形の底辺に直交する方向に面取りされた平坦面を有し、前記バッテリが前記バッテリ装着部に装着されたときに前記第2の取付脚部と前記第3の取付脚部とのうちの一方の前記平坦面が前記バッテリと係合するようにされた、請求項3に記載の動力工具。
【請求項5】
前記バッテリ装着部が前記バッテリを所定のスライド方向にスライドさせることにより前記バッテリが取り付けられるように構成され、前記第1の取付脚部が円柱形状を有し、前記バッテリが前記バッテリ装着部に装着されたときに前記第1の取付脚部が前記バッテリによって前記スライド方向で押圧されるようにされた、請求項3に記載の動力工具。
【請求項6】
前記ハウジング内に配置されたモータと、
前記モータの回転軸に取り付けられたファンと、
をさらに備え、
前記ファンが前記モータによって回転されたときに、外部の空気が前記フィルタを通って前記吸気口から前記ハウジング内に吸引され、前記モータの周囲を通って、前記ハウジングから排気されるようにされた、請求項1に記載の動力工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリにより駆動される動力工具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ベルト式研削工具やグラインダなどの動力工具において着脱可能なバッテリを電源として駆動するようにしたものが開発されている。このような動力工具は駆動中に振動が生じるため、各部に必要に応じた振動対策が施される。特に、着脱可能に装着されるバッテリは、動力工具のバッテリ装着部に対して多少の余裕がある状態で装着されるため、バッテリ装着部に対して振動しやすい。そうすると、動力工具とバッテリの接続端子が相互に擦れて摩耗し、接触不良が生じ易くなる。また、動力工具とバッテリの接続端子が相互に接触したり離れたりすることを繰り返すことにより端子間にスパークが発生して、金属端子を保持している樹脂部分が溶けて端子の位置が変わってしまい、接触不良が生じることもある。
【0003】
このようなバッテリの振動やガタツキを防止するために、例えば特許文献1においては、バッテリを装着するためのスライドレール部に弾性吸収部材を嵌め込んで、バッテリがこの弾性吸収部材によって弾性支持されて振動を吸収するようにしている。
【0004】
また、動力工具においては、駆動中に発熱する電動モータを冷却することが必要となる場合がある。例えば特許文献2においては、ハウジング内に配置されたモータの回転軸にファンを取り付け、モータにより回転されるファンにより、外部の空気をハウジング内に吸引してモータの周囲を通してハウジング外に排気することにより、モータを冷却するようにしている。吸気口には、塵や埃がハウジング内に入るのを防止するためのフィルタが配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6661328号公報
特許第6252778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
バッテリの振動を抑制するための弾性吸収部材は、バッテリの脱着を繰り返すうちに徐々に摩耗し、また時間の経過と共に劣化していく。そのため、定期的な交換が必要となる。また、吸気口に装着されるフィルタは、使用と共に徐々に汚れていくため、やはり定期的な交換が必要となる。しかしながら、弾性吸収部材とフィルタはそれぞれ別の部材として別の位置に取り付けられるため、それぞれを別々に交換する必要がある。そのため、交換作業が煩雑になったり、又は特に目に付きにくい位置にある弾性吸収部材は交換が忘れられて必要な機能が発揮できない状態になってしまったりする虞がある。
【0007】
そこで本発明は、バッテリのガタツキを抑制するための部材とフィルタとを一括で交換できるようにした動力工具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち本発明は、
着脱可能に装着されるバッテリにより駆動される動力工具であって、
バッテリ装着部及び吸気口を有するハウジングと、
前記ハウジングに着脱可能に取り付けられたフィルタ部材であって、前記吸気口を覆うフィルタ及び前記フィルタを保持して前記ハウジングに固定されるフィルタ固定部を有し、前記フィルタ固定部が前記バッテリ装着部に部分的に露出するようにされた、フィルタ部材と、
を備え、
前記バッテリが前記バッテリ装着部に装着されたときに、前記フィルタ固定部が前記バッテリに当接して前記バッテリの前記ハウジングに対するガタツキを抑制するようにされた、動力工具を提供する。
【0009】
当該動力工具においては、フィルタ部材のフィルタ固定部がバッテリに当接してバッテリのガタツキを抑制するための部材として機能するようになっている。そのため、フィルタ部材を交換することにより、吸気口を覆うフィルタと、バッテリのガタツキを抑制するための部材とを一括で交換することが可能となる。
【0010】
また、
前記バッテリ装着部が前記バッテリを所定のスライド方向にスライドさせることにより前記バッテリが取り付けられるように構成され、前記吸気口が前記スライド方向に直交する方向での相互に反対側の面にそれぞれ形成された第1の吸気口と第2の吸気口とを有し、
前記フィルタ部材が、前記第1の吸気口と前記第2の吸気口とにそれぞれ取り付けられており、前記第1の吸気口と前記第2の吸気口とに取り付けられた前記フィルタ部材が同形状であるようにすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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