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公開番号2025012775
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115868
出願日2023-07-14
発明の名称取り出し治具
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類B25B 27/14 20060101AFI20250117BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】 配管部品の端面に形成された溝内に配置されたガスケットを簡易に取り出すための技術を提供する。
【解決手段】 取り出し治具は、配管部品に対して固定されるホルダと、ホルダに支持されたブロックと、ブロックに支持されたピックと、ホルダに対するブロックの摺動をロックするロック機構と、ブロックに支持された操作レバーと、を備え、操作レバーの基端部には、操作レバーの回転に応じてピック及びロック機構を連動させるカム機構が設けられており、初期位置にある第1状態では、ロック機構がホルダに対するブロックの摺動をロックするとともに、ピックの先端が溝に対向するように配置され、第1状態から操作レバーが特定の方向へ操作された第2状態では、カム機構によって、ピックが押し出されるとともにロック機構によるロックが解除され、第2状態から操作レバーが特定の方向へさらに操作された第3状態では、ブロックがホルダに対して摺動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
配管部品の端面に形成された溝内に配置されたガスケットを取り出すための取り出し治具であって、
前記配管部品に対して固定されるホルダと、
前記ホルダによって摺動可能に支持されたブロックと、
前記ブロックによって摺動可能に支持されたピックと、
前記ホルダに対する前記ブロックの摺動をロック及びアンロックするロック機構と、
前記ブロックによって回転可能に支持された操作レバーと、
を備え、
前記操作レバーの基端部には、前記操作レバーの回転に応じて前記ピック及び前記ロック機構を連動させるカム機構が設けられており、
前記ホルダが前記配管部品に対して取り付けられ、かつ、前記ブロック、前記ピック、及び前記操作レバーが初期位置にある第1状態では、前記ロック機構が前記ホルダに対する前記ブロックの摺動をロックするとともに、前記ピックの先端が前記溝に対向するように配置され、
前記第1状態から前記操作レバーが特定の方向へ操作された第2状態では、前記カム機構によって、前記ピックが押し出されて前記溝内へ挿入されるとともに前記ロック機構によるロックが解除され、
前記第2状態から前記操作レバーが前記特定の方向へさらに操作された第3状態では、前記ブロックが前記ホルダに対して摺動することで、前記ブロックに支持された前記ピックが前記ガスケットを前記溝内から取り出す、
取り出し治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、配管部品の端面に形成された溝内に配置されたガスケットを取り出すための取り出し治具を開示する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、冷却水が流れる一対の管フランジの間を僅かに広げて、管フランジの間のゴムパッキンを取り出す工具を記載する。当該工具は、舌片とハンドルを備える。ハンドルの回転により舌片が一対の管フランジの間に進入し、舌片によりゴムパッキンが一対の管フランジの間から外側へ押し出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実全平03-077895号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、ガスケットが、配管部材の端面に形成された溝内に配置される場合がある。ガスケットが溝に固く嵌まっていると、ガスケットの取り出しが困難となる。本明細書では、配管部品の端面に形成された溝内に配置されたガスケットを簡易に取り出すための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書では、配管部品の端面に形成された溝内に配置されたガスケットを取り出すための取り出し治具を開示する。前記取り出し治具は、前記配管部品に対して固定されるホルダと、前記ホルダによって摺動可能に支持されたブロックと、前記ブロックによって摺動可能に支持されたピックと、前記ホルダに対する前記ブロックの摺動をロック及びアンロックするロック機構と、前記ブロックによって回転可能に支持された操作レバーと、を備え、前記操作レバーの基端部には、前記操作レバーの回転に応じて前記ピック及び前記ロック機構を連動させるカム機構が設けられており、前記ホルダが前記配管部品に対して取り付けられ、かつ、前記ブロック、前記ピック、及び前記操作レバーが初期位置にある第1状態では、前記ロック機構が前記ホルダに対する前記ブロックの摺動をロックするとともに、前記ピックの先端が前記溝に対向するように配置され、前記第1状態から前記操作レバーが特定の方向へ操作された第2状態では、前記カム機構によって、前記ピックが押し出されて前記溝内へ挿入されるとともに前記ロック機構によるロックが解除され、前記第2状態から前記操作レバーが前記特定の方向へさらに操作された第3状態では、前記ブロックが前記ホルダに対して摺動することで、前記ブロックに支持された前記ピックが前記ガスケットを前記溝内から取り出す。
【0006】
上記の構成によれば、取り出し治具のホルダを配管部品に取り付けた後に、操作レバーを初期位置から特定の方向へと操作するだけで、ガスケットを溝内から取り出すことができる。配管部品の端面に形成された溝内に配置されたガスケットを簡易に取り出すことができる。
【0007】
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
取り出し治具の概念図である。
取り出し治具の動作を示す図である。
取り出し治具の動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(取り出し治具2の構成;図1)
取り出し治具2は、配管部品100の端面102に形成された溝104内に配置されたガスケット110を取り出すための治具である。配管部品100は、例えば、自動車のターボチャージャーである。端面102には、三元触媒へ連通する触媒配管が接続される。三元触媒を交換する作業において、端面102と触媒配管との接続が解除される。このときに、ガスケット110も交換される。しかし、ガスケット110は、配管部品100を流れる排気ガスの熱により膨張し、溝104の内面に固着し得る。固着したガスケット110を溝104から取り出すことは困難である。取り出し治具2は、この問題に対処するために開発された。
【0010】
取り出し治具2は、ホルダ10と、ブロック20と、ピック30と、ロック機構40と、操作レバー50と、を備える。ホルダ10は、クランプ12を有する。クランプ12で配管部品100の端面102から配管部品100を挟むことにより、ホルダ10が配管部品100に対して固定される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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