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公開番号2025018820
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122842
出願日2023-07-27
発明の名称ロボットアーム
出願人川崎重工業株式会社
代理人個人
主分類B25J 18/02 20060101AFI20250130BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】進退アクチュエータを外部に露出させずにアームハウジングの進退を実現する。
【解決手段】ロボットアーム3は、筒状の第1アームハウジング31と、第1アームハウジング31に収容される筒状の第2アームハウジング32と、第1アームハウジング31内に配置される第1プーリホルダ41と、第1プーリホルダ41に支持される一対の第1プーリ45と、一対の第1プーリ45に巻回された第1ベルト51とを備えている。第1プーリホルダ41は、一対の第1プーリ45を支持し、進退方向における進出側の第1端部41aが自由端となるように第1アームハウジング31に取り付けられている。第1プーリホルダ41の自由端は、第2アームハウジング32の開口32bを介して第2アームハウジング32に収容されている。第1ベルト51は、第2アームハウジング32内において第2アームハウジング32に連結されている。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
所定の進退方向に延び、前記進退方向の進出側の端に開口を有する筒状の第1アームハウジングと、
前記進退方向に延びる筒状であって、前記第1アームハウジングの前記開口を介して前記進退方向へ進退自在に前記第1アームハウジングに収容される第2アームハウジングと、
前記第1アームハウジング内に配置される第1プーリホルダと、
前記第1プーリホルダに支持される一対の第1プーリと、
前記一対の第1プーリに巻回された第1ベルトとを備え、
前記第1プーリホルダは、前記一対の第1プーリが前記進退方向に並ぶように前記一対の第1プーリを支持し、前記進退方向における進出側の端部が自由端となるように前記第1アームハウジングに取り付けられ、
前記第2アームハウジングは、前記進退方向の後退側の端に開口を有し、
前記第1プーリホルダの前記自由端は、前記第2アームハウジングの前記開口を介して前記第2アームハウジングに収容され、
前記第1ベルトは、前記第2アームハウジング内において前記第2アームハウジングに連結されているロボットアーム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載のロボットアームにおいて、
前記第1アームハウジングの内側に配置され、前記進退方向に延びる摺動ガイドと、
前記第2アームハウジングの外表面に配置され、前記第2アームハウジングが前記第1アームハウジングに対して進退するときに前記摺動ガイドに対して摺動する摺動ブロックとをさらに備えるロボットアーム。
【請求項3】
請求項2に記載のロボットアームにおいて、
前記摺動ブロックは、第2アームハウジングのうち、前記第2アームハウジングが前記第1アームハウジングから最大に進出した状態において前記第1アームハウジングと重なっている部分に配置されているロボットアーム。
【請求項4】
請求項1に記載のロボットアームにおいて、
前記第1プーリホルダは、互いに対向する状態で前記第1アームハウジングに取り付けられる一対のプレートを有し、
前記一対のプレートは、前記一対の第1プーリを挟み込んだ状態で支持するロボットアーム。
【請求項5】
請求項1に記載のロボットアームにおいて、
前記第1プーリホルダは、ブラケットを介して前記第1アームハウジングに取り付けられるロボットアーム。
【請求項6】
請求項5に記載のロボットアームにおいて、
前記第1アームハウジング及び前記第2アームハウジングの、前記進退方向に直交する断面形状は、面取りされた角部を有する閉断面形状であり、
前記第1アームハウジングの前記角部は、前記第2アームハウジングの前記角部と対向しており、
前記ブラケットは、前記第1アームハウジングのうち前記角部に取り付けられているロボットアーム。
【請求項7】
請求項1乃至6の何れか1つに記載のロボットアームにおいて、
前記進退方向に延びる筒状であって、前記第2アームハウジングのうち前記進退方向の進出側の端に配置された開口を介して前記進退方向へ進退自在に前記第2アームハウジングに収容される第3アームハウジングと、
前記第2アームハウジング内に配置される第2プーリホルダと、
前記第2プーリホルダに支持される一対の第2プーリと、
前記一対の第2プーリに巻回された第2ベルトとをさらに備え、
前記第2プーリホルダは、前記一対の第2プーリが前記進退方向に並ぶように前記一対の第2プーリを支持し、前記進退方向における進出側の端部が自由端となるように前記第2アームハウジング及び前記第1ベルトに取り付けられ、
前記第3アームハウジングは、前記進退方向の後退側の端に開口を有し、
前記第2プーリホルダの前記自由端は、前記第3アームハウジングの前記開口を介して前記第3アームハウジングに収容され、
前記第2ベルトは、前記第3アームハウジング内において前記第3アームハウジングに連結されているロボットアーム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
ここに開示された技術は、ロボットアームに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、伸縮動作を行うロボットアームが知られている。例えば、特許文献1には、テレスコピック構造のロボットアームが開示されている。ロボットアームは、径が異なる複数の筒状体と、複数の筒状体に取り付けられた複数のプーリと、複数のプーリに巻回されたワイヤと、ワイヤを巻き取るサーボモータとを有する。サーボモータがワイヤを巻き取ると、複数の筒状体のそれぞれがロボットアームの先端側に順次進出し、ロボットアームが伸長する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-203289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のロボットアームでは、プーリ等の進退アクチュエータを配置するため、筒状体(即ち、アームハウジング)の上壁の大部分が切り欠かれている。すなわち、プーリ等の進退アクチュエータが外部に露出している。この場合、ユーザは進退アクチュエータが外部環境と干渉しないように配慮等する必要がある。
【0005】
ここに開示された技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、進退アクチュエータを外部に露出させずにアームハウジングの進退を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示されたロボットアームは、所定の進退方向に延び、進退方向の進出側の端に開口を有する筒状の第1アームハウジングと、進退方向に延びる筒状であって、第1アームハウジングの開口を介して進退方向へ進退自在に第1アームハウジングに収容される第2アームハウジングと、第1アームハウジング内に配置される第1プーリホルダと、第1プーリホルダに支持される一対の第1プーリと、一対の第1プーリに巻回された第1ベルトとを備え、第1プーリホルダは、一対の第1プーリが進退方向に並ぶように一対の第1プーリを支持し、進退方向における進出側の端部が自由端となるように第1アームハウジングに取り付けられ、第2アームハウジングは、進退方向の後退側の端に開口を有し、第1プーリホルダの自由端は、第2アームハウジングの開口を介して第2アームハウジングに収容され、第1ベルトは、第2アームハウジング内において第2アームハウジングに連結されている。
【発明の効果】
【0007】
前記ロボットアームは、進退アクチュエータを外部に露出させずにアームハウジングの進退を実現する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、ロボットを示す模式図である。
図2は、ピッキング作業の一例を示す模式図である。
図3は、伸長状態のロボットアームの斜視図である。
図4は、収縮状態のロボットアームの斜視図である。
図5は、ロボットアームの外壁の一部を省略した斜視図である。
図6は、ロボットアームの正面図である。
図7は、ロボットアームの分解斜視図である。
図8は、図3のVIII-VIII線における断面図である。
図9は、図4のIX-IX線における断面図である。
図10は、変形例に係るロボットアームの斜視図である。
図11は、図10のXI-XI線における断面図である。
図12は、変形例に係る、収縮状態のロボットアームの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、ロボット1を示す模式図である。ロボット1は、ピッキング作業を行う。具体的には、ロボット1は、棚Sに載置された第1コンテナC1からワークWを取り出して、ワークWを第2コンテナC2へ移送する。第1コンテナC1は、ワークWを収容する移送元のコンテナである。第2コンテナC2は、ワークWを収容する移送先のコンテナである。
【0010】
棚Sは、上下方向に間隔を空けて配列された複数の棚板S1を有している。第1コンテナC1は、棚板S1の上に載置されている。棚Sにおいて、第1コンテナC1と第1コンテナC1の上方に位置する棚板S1との間には、ロボットアーム3が進入可能な作業スペースHが存在する。
(【0011】以降は省略されています)

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