TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025057001
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166586
出願日2023-09-28
発明の名称作業機
出願人工機ホールディングス株式会社
代理人個人
主分類B25C 1/06 20060101AFI20250402BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】利便性を向上する。
【解決手段】打込機1では、ドライバブレード44が射出路24A内に挿入されており、導風溝部82がドライバブレード44に設けられている。打撃部40の下方側への移動時に射出路24Aに流入される空気流ARがマガジン70の供給路72Aへ指向するように、導風溝部82によってガイドされて、供給路72Aへ排気される。具体的には、射出路24Aに流入される空気流ARが、ドライバブレード44の下端部に対して供給路72A側を下方側へ流れるように導風溝部82から供給路72Aへ噴出される。これにより、釘90の連結具92の破片92Aが、マガジン70の供給路72A内において下方側へ吹飛ばされるため、破片92Aの打込機本体10内への侵入を抑制できる。その結果、破片92Aが打込機本体10内に侵入することによる打込機本体10への影響を抑制できる。したがって、打込機1の利便性を向上することができる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に延在された射出路を有する射出部と、
一部が前記射出路に挿入され、前記第1方向の一方側へ移動することで前記射出路に供給された止具を打撃する打撃部と、
前記打撃部を前記第1方向の一方側へ付勢する付勢部と、
前記打撃部と係合可能に構成され、回転することで係合状態の前記打撃部を前記付勢部の付勢力に抗して前記第1方向の他方側に移動させる回転部と、
前記第1方向と交差する第2方向の一方側へ前記射出路から延出された供給路を有すると共に、前記供給路に収容された前記止具を前記第2方向の他方側へ押出して前記射出路へ供給するマガジンと、
前記打撃部又は前記射出部に設けられ、前記第1方向の一方側への前記打撃部の移動時に前記射出路に流入される空気流を前記供給路へ指向させて前記供給路へ排気する導風部と、
を備えた作業機。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記回転部が、前記射出路に供給される前記止具より前記第1方向の他方側に位置しており、
前記射出路に流入される空気流が、前記打撃部における前記第1方向の一方側端部に対して前記供給路側を前記第1方向の一方側へ流れるように前記導風部から前記供給路へ排気される請求項1に記載の作業機。
【請求項3】
前記打撃部は、
前記射出部に対して前記第1方向の他方側に配置されたピストンと、
前記ピストンから前記第1方向の一方側へ延出され、前記射出路に移動可能に挿入されたブレードと、
を含んで構成され、
前記ピストンが、前記射出路と連通されたシリンダに摺動可能に収容されており、
前記導風部は、前記ブレードに設けられた導風溝部であり、
前記導風溝部は、前記供給路側へ開放された溝状に形成され、前記ブレードの先端部に対して前記第1方向の他方側において前記第1方向に延在されている請求項1に記載の作業機。
【請求項4】
前記導風溝部における前記第1方向の一方側端部には、ガイド面が形成されており、前記ガイド面は、前記第1方向の一方側へ向かうに従い前記供給路側へ傾斜している請求項3に記載の作業機。
【請求項5】
前記打撃部の非作動状態では、前記打撃部が待機位置に配置されており、
前記打撃部の作動時には、前記回転部によって前記打撃部が前記待機位置から前記第1方向の他方側へ移動し、移動後の前記打撃部が前記付勢部の付勢力によって前記第1方向の一方側へ移動して前記止具を打撃し、
前記待機位置では、前記ブレードの先端部及び前記射出路によって、前記導風溝部の前記第1方向の一方側端部が塞がれており、
前記打撃部による前記止具への打撃時には、前記導風溝部の前記第1方向の一方側端部が前記供給路側へ開放される請求項3又は請求項4に記載の作業機。
【請求項6】
前記打撃部は、
前記射出部に対して前記第1方向の他方側に配置されたピストンと、
前記ピストンから前記第1方向の一方側へ延出され、前記射出路に移動可能に挿入されたブレードと、
を含んで構成され、
前記ピストンが、前記射出路と連通されたシリンダに摺動可能に収容されており、
前記導風部は、前記射出部に設けられた導風溝部であり、
前記導風溝部は、前記射出路側へ開放され且つ前記第1方向に沿って延在する溝状に形成されると共に、前記射出路の前記供給路側で且つ前記供給路の前記第1方向の他方側に配置され、
前記空気流が、前記導風溝部における前記第1方向の一方側端部から前記第1方向の一方側へ排気される請求項1に記載の作業機。
【請求項7】
前記射出路における前記第1方向の他端側端部には、前記空気流を前記導風部へ導く流入部が設けられており、
前記第1方向から見た前記流入部の断面積が、前記第1方向の他方側へ向かうに従い大きくなるように設定されている請求項3又は請求項6に記載の作業機。
【請求項8】
前記空気流が前記回転部へ流れることを抑制する空気流抑制部を備えた請求項7に記載の作業機。
【請求項9】
前記回転部は、前記射出路と連通された収容室に収容されており、
前記射出部における前記第1方向の他方側端部には、前記射出路及び前記流入部を前記収容室側へ開口させる開口部が形成され、
前記空気流抑制部は、前記流入部に流入される前記空気流の一部を遮断して、前記空気流の前記開口部への流れを抑制する請求項8に記載の作業機。
【請求項10】
前記開口部は、前記第1方向から見て前記射出路に対して前記第2方向と直交する直交方向の一方側に配置され、
前記空気流抑制部が、前記ブレードに対して前記第2方向の他方側の領域において、前記流入部へ流入される前記空気流を遮断しており、
前記導風部が、前記空気流抑制部に対して前記第2方向の一方側に位置している請求項9に記載の作業機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載の打込機(作業機)では、マガジンが打込機本体に取付けられ、マガジン内には、複数の釘が、連結具によって連結された状態で収容されている。マガジン内の釘は、マガジンのフィーダによって、打込機本体の射出路内に供給される。打込機本体内には、打撃部及びピンホイール(回転部)が設けられている。ピンホイールが回転することで、打撃部が、待機位置から上死点位置に移動し、上死点位置において反転して下降することで、射出路内の釘が打撃される。このときには、釘を連結する連結具が打撃部によって破断される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/032331
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記打込機では、打撃時に破断される連結具の破片が、打込機本体内に侵入する場合がある。この場合に、例えば、打込機本体内に侵入した破片が、ピンホイールに付着すると、ピンホイールに塗布されたグリスが破片に吸着され、ピンホイールにおいてグリス切れが生じる可能性がある。仮に、ピンホイールにおいてグリス切れが生じると、ピンホイールの摺動抵抗の増加や耐久性の低下につながり、打込機の利便性が低下する虞がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、利便性を向上することができる作業機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、第1方向に延在された射出路を有する射出部と、一部が前記射出路に挿入され、前記第1方向の一方側へ移動することで前記射出路に供給された止具を打撃する打撃部と、前記打撃部を前記第1方向の一方側へ付勢する付勢部と、前記打撃部と係合可能に構成され、回転することで係合状態の前記打撃部を前記付勢部の付勢力に抗して前記第1方向の他方側に移動させる回転部と、前記第1方向と交差する第2方向の一方側へ前記射出路から延出された供給路を有すると共に、前記供給路に収容された前記止具を前記第2方向の他方側へ押出して前記射出路へ供給するマガジンと、前記打撃部又は前記射出部に設けられ、前記第1方向の一方側への前記打撃部の移動時に前記射出路に流入される空気流を前記供給路へ指向させて前記供給路へ排気する導風部と、を備えた作業機である。
【0007】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記回転部が、前記射出路に供給される前記止具より前記第1方向の他方側に位置しており、前記射出路に流入される空気流が、前記打撃部における前記第1方向の一方側端部に対して前記供給路側を前記第1方向の一方側へ流れるように前記導風部から前記供給路へ排気される作業機である。
【0008】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記打撃部は、前記射出部に対して前記第1方向の他方側に配置されたピストンと、前記ピストンから前記第1方向の一方側へ延出され、前記射出路に移動可能に挿入されたブレードと、を含んで構成され、前記ピストンが、前記射出路と連通されたシリンダに摺動可能に収容されており、前記導風部は、前記ブレードに設けられた導風溝部であり、前記導風溝部は、前記供給路側へ開放された溝状に形成され、前記ブレードの先端部に対して前記第1方向の他方側において前記第1方向に延在されている作業機である。
【0009】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記導風溝部における前記第1方向の一方側端部には、ガイド面が形成されており、前記ガイド面は、前記第1方向の一方側へ向かうに従い前記供給路側へ傾斜している作業機である。
【0010】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記打撃部の非作動状態では、前記打撃部が待機位置に配置されており、前記打撃部の作動時には、前記回転部によって前記打撃部が前記待機位置から前記第1方向の他方側へ移動し、移動後の前記打撃部が前記付勢部の付勢力によって前記第1方向の一方側へ移動して前記止具を打撃し、前記待機位置では、前記ブレードの先端部及び前記射出路によって、前記導風溝部の前記第1方向の一方側端部が塞がれており、前記打撃部による前記止具への打撃時には、前記導風溝部の前記第1方向の一方側端部が前記供給路側へ開放される作業機である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

OMC株式会社
ロボット
17日前
株式会社クレスコ
補助吸着具
10日前
株式会社不二越
ロボット
1か月前
株式会社不二越
ロボット
2日前
個人
深孔スリーブ駆動ロッド構造
1か月前
株式会社エビス
腰ベルト用連結具
17日前
株式会社不二越
ロボット操作装置
1か月前
川崎重工業株式会社
ロボット
1か月前
株式会社デンソー
操縦桿
1か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
25日前
個人
バール
1か月前
株式会社黒澤鉄工製作所
けがき用治具
1か月前
株式会社イノウ
給油口キャップ用開閉具
3日前
梅馨堂合同会社
人協働ロボットシステム
1か月前
川崎重工業株式会社
制動システム
2日前
株式会社不二越
垂直多関節ロボット
3日前
ARMA株式会社
UI付エンドエフェクタ
1か月前
アイホン株式会社
ネジ締めカウントシステム
4日前
株式会社デンソーウェーブ
ロボット制御システム
23日前
パナソニック株式会社
工具
3日前
パナソニック株式会社
工具
3日前
学校法人法政大学
装着型アシスト装置
27日前
株式会社マキタ
作業機
1か月前
アピュアン株式会社
エアー式衝撃工具
20日前
若井ホールディングス株式会社
レンチ構造とその製造方法
1か月前
三菱電機株式会社
トルク締め個所検出システム
1か月前
株式会社マキタ
打ち込み工具
4日前
株式会社マキタ
インパクト工具
18日前
株式会社マキタ
インパクト工具
18日前
高丸工業株式会社
ロボット操作システムの動作方法
1か月前
シブヤパッケージングシステム株式会社
物品移載装置
1か月前
SB C&S株式会社
治具セット
17日前
中国電力株式会社
電動ドライバー
24日前
株式会社不二越
ロボットの教示システム及び教示方法
24日前
株式会社デンソー
解体装置および解体プログラム
1か月前
株式会社ベッセル工業
インパクト工具
1か月前
続きを見る