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公開番号
2025062416
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2023171477
出願日
2023-10-02
発明の名称
エアー式衝撃工具
出願人
アピュアン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B25D
17/24 20060101AFI20250407BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】より一層、先端具の飛び出し防止効果、振動吸収効果、及び静音効果のあるエアー式衝撃工具を提供する。
【解決手段】エアー式衝撃工具1は、先細り形状のコイルスプリング形状からなるキャップ部材40を備え、キャップ部材40内には、キャップ部材40の先細り部分の内周面に当てられる先端具復帰コイルスプリング50と振動吸収コイルスプリング70とが配置されており、さらに振動吸収コイルスプリング70の内空部に先端具復帰コイルスプリング50が配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
圧縮空気が導入される工具本体と、
前記工具本体に対して前後方向に摺動自在に取り付けられた状態で、先端部分が前記工具本体を基準にして前方へ差し出される部分を有する長尺状の先端具と、
前記工具本体の前端部に取り付けられ、前記先端具の差し出された部分の根端部を被覆する先細りのコイルスプリングで構成されたキャップ部材と、を備え、
前記キャップ部材に前記先端具が挿通されて前記キャップ部材から前方に向かって前記先端具の先端部が突き出されており、前記工具本体に導入される圧縮空気を用いて前記先端具を往復動させて当該先端具の先端部からワークに衝撃を付与するエアー式衝撃工具であって、
前記先端具における前記キャップ部材内に位置する部位にはフランジ部が設けられており、
前記キャップ部材の先細り部分の内周面によって、先端側スプリング受け面部及び前記先端側スプリング受け面部よりも根端側に配置された根端側スプリング受け面部が構成されており、
前記フランジ部の前部と、前記先端側スプリング受け面部との間には、弾性変形可能な範囲で伸縮自在で前記先端具を後退させる方向に当該先端具を付勢する先端具復帰コイルスプリングが配置されており、
前記工具本体の前端部と前記根端側スプリング受け面部との間には、弾性変形可能な範囲で弾縮した振動吸収コイルスプリングが配置されてなり、
前記振動吸収コイルスプリングの内空部に、前記先端具復帰コイルスプリングが配置されてなる
ことを特徴とするエアー式衝撃工具。
続きを表示(約 130 文字)
【請求項2】
前記キャップ部材の先細り部分の内周側には、前記先端具が摺動自在に挿通される円環状の座金部材が配されており、
前記座金部材における根端側の端面によって、前記先端側スプリング受け面部が構成されてなる
請求項1に記載のエアー式衝撃工具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、先端具が往復動する機構の作用によってワークに衝撃を付与するエアー式衝撃工具に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、ワークに衝撃を与えて当該ワークを掘削したり、切除したりする衝撃工具としては、工具本体内にシリンダを備え、当該シリンダ内を往復動する先端具を備えたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭59-176683号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような衝撃工具にあっては、シリンダ内を先端具が激しく往復するため、作業者の手に強い振動が伝わり、作業を長時間にわたって行うことが困難であった。また、部材同士が激しく衝突することに起因して騒音も大きくなることがあるため、これらの問題を改善する余地がある。
【0005】
そこで本発明は、より一層、振動吸収効果及び静音効果のある衝撃工具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、圧縮空気が導入される工具本体と、前記工具本体に対して前後方向に摺動自在に取り付けられた状態で、先端部分が前記工具本体を基準にして前方へ差し出される部分を有する長尺状の先端具と、前記工具本体の前端部に取り付けられ、前記先端具の差し出された部分の根端部を被覆する先細りのコイルスプリングで構成されたキャップ部材と、を備え、前記キャップ部材に前記先端具が挿通されて前記キャップ部材から前方に向かって前記先端具の先端部が突き出されており、前記工具本体に導入される圧縮空気を用いて前記先端具を往復動させて当該先端具の先端部からワークに衝撃を付与するエアー式衝撃工具であって、前記先端具における前記キャップ部材内に位置する部位にはフランジ部が設けられており、前記キャップ部材の先細り部分の内周面によって、先端側スプリング受け面部及び前記先端側スプリング受け面部よりも根端側に配置された根端側スプリング受け面部が構成されており、前記フランジ部の前部と、前記先端側スプリング受け面部との間には、弾性変形可能な範囲で伸縮自在で前記先端具を後退させる方向に当該先端具を付勢する先端具復帰コイルスプリングが配置されており、前記工具本体の前端部と前記根端側スプリング受け面部との間には、弾性変形可能な範囲で弾縮した振動吸収コイルスプリングが配置されてなり、前記振動吸収コイルスプリングの内空部に、前記先端具復帰コイルスプリングが配置されてなることを特徴とするエアー式衝撃工具である。
【0007】
かかる構成にあっては、キャップ部材が、当該キャップ部材の先端側から先端具が飛び出することを防止する機能を備えている。さらに、キャップ部材が先端具の差し出された部分の根端部を被覆することで音漏れが低減されて静音効果が向上する。また、キャップ部材自身を先細り形状のコイルスプリング形状として振動吸収コイルスプリングを支持する構成としているため、前記工具本体から前記キャップ部材に伝播する振動が、前記振動吸収コイルスプリングにも伝播し、作業者に伝わる振動や騒音を熱エネルギーに変換することで飛躍的に低減することができる。加えて、前記振動吸収コイルスプリングの内空部に前記先端具復帰コイルスプリングが配置されることになり、装置全体をコンパクト化することが可能となる。なお、前記先端具復帰コイルスプリングは、例えば圧縮空気を導入していない状態で先端具を工具本体に押し付ける役割を果たすため、この状態で圧縮空気を導入すればすぐに先端具を往復動開始させることが可能となる。仮に圧縮空気を導入していない状態で先端具が工具本体に押し付けられていないと、圧縮空気が先端具装着部位から漏れ出ていわゆる空打ちが発生し、すぐに先端具を往復動開始できない。
【0008】
また、前記キャップ部材の先細り部分の内周側には、前記先端具が摺動自在に挿通される円環状の座金部材が配されており、前記座金部材における根端側の端面によって、前記先端側スプリング受け面部が構成されてなる構成が提案される。
【0009】
かかる構成とすることにより、前記キャップ部材の先細り部分の内周面に当接することとなる前記先端具復帰コイルスプリングの前端部を、前記座金部材で受けることができ、当該先端具復帰コイルスプリングの前端部を構成するコイルスプリング素線と、当該キャップ部材の内周面を構成するコイルスプリング素線とがかみ込んでしまうことを防止することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の衝撃工具は、先端具の飛び出し防止効果があるとともに、作業者の手に伝わる振動を低減する効果及び静音効果がある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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