TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025067710
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023177897
出願日
2023-10-13
発明の名称
補助吸着具
出願人
株式会社クレスコ
代理人
個人
主分類
B25J
15/06 20060101AFI20250417BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】本発明は、ワークを吸着して移動させる移動装置において、上下方向の貫通孔が形成され、該貫通孔の上端から空気が吸引されることで、該貫通孔の下端の外周縁部の当接部に当接するワークを吸着する吸着パッドの吸着力を増強させる取り外し可能な補助吸着具を提供することを目的とする。
【解決手段】 本補助吸着具は、独立気泡を有する発泡樹脂材料で形成され、その上方の外周縁部を前記吸着パッドの外周縁部に外側から被せて封止装着され、下方に前記吸着パッドの貫通孔に連通して開放する開口部と該開口部の外周囲にワークと当接する当接部とを設けており、吸着パッドよりも軟らかい素材であり、その外周縁部の厚みは吸着パッドの外周縁部の厚みより大きい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ワークを吸着して移動させる移動装置において、上下方向の貫通孔が形成され、該貫通孔の上端から空気が吸引されることで、該貫通孔の下端の外周縁部の当接部に当接するワークを吸着する吸着パッドの吸着力を増強させる取り外し可能な補助吸着具であって、
該補助吸着具は、
その上方の外周縁部を前記吸着パッドの外周縁部に外側から被せて封止装着され、下方に前記吸着パッドの貫通孔に連通して開放する開口部と該開口部の外周囲にワークと当接する当接部とを設ける、
ことを特徴とする補助吸着具。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の補助吸着具は、
前記吸着パッドよりも軟らかい素材であり、その外周縁部の厚みは吸着パッドの外周縁部の厚みより大きい、ことを特徴とする補助吸着具。
【請求項3】
独立気泡を有する発泡樹脂材料で形成された請求項2に記載の補助吸着具。
【請求項4】
前記発泡樹脂材料は、そのデュロメータ硬さ(TYPE C)の規定値が、
3.5<硬さhs<12.5 である、請求項2又は3に記載の補助吸着具。
【請求項5】
前記発泡樹脂材料は、そのデュロメータ硬さ(TYPE E)が、
2≦硬さhs≦8 である、請求項2又は3に記載の補助吸着具。
【請求項6】
前記発泡樹脂材料は、エチレンプロピレンゴム系樹脂材料で形成された請求項2又は3に記載の補助吸着具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、工作現場でワークを吸着して移動させる移動装置それぞれの先端に装着された吸着パッドの吸着力を増強させる取り外し可能な補助吸着具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
工作現場で被加工物(以下、ワーク)を搬入し、ワークの加工後に集積する材料集積装置等では、ワークを吸着して所定場所まで移動させる移動装置が知られている。例えば、図5(b)に示す移動装置では下端の吸引パッドをワークに当接させて当接面を負圧で吸引することでワークを持ち上げて移動させる方式を採用している。
【0003】
しかしながら、図7に示すようなさざ波状のエンボス板等、表面に凹凸処理がなされた金属平板のようなワークの場合、従来の移動装置では、吸引力が不足し、複数人のユーザが持ち上げて集積場所まで搬送しなければならないような実情が存在していた。このことは作業工程時間とコストの増加を招いていた。
【0004】
一方、このような場合を考慮して、移動装置の持ち上げ機構を特許文献1~3のような専用の吸引機構に取り替えて吸引力を増強することもできる。しかしながら、特許文献1~3のような吸引機構は、吸引力増強という観点からは優れているが、高価であり、既存の移動装置の吸引機構を新たに取り替える工程又は改良作業が必要となり、取り替え工程時間、改良作業時間及び導入コストを考慮すると、一部のワークの移動目的だけのために採用することは、そもそも作業工程時間とコストの増加の問題の改善することと背反するという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-288595号公報
特開2021-10985号公報
特開2022-153714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上の問題に鑑みて本発明は創作されたものであり、ワークに応じて既存の移動装置に簡単な工程で取り外しできる安価な構造でありながら、吸引力の増強することができる補助吸着具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
ワークを吸着して移動させる移動装置において、上下方向の貫通孔が形成され、該貫通孔の上端から空気が吸引されることで、該貫通孔の下端の外周縁部の当接部に当接するワークを吸着する吸着パッドの吸着力を増強させる取り外し可能な補助吸着具であって、
該補助吸着具は、
その上方の外周縁部を前記吸着パッドの外周縁部に外側から被せて封止装着され、下方に前記吸着パッドの貫通孔に連通して開放する開口部と該開口部の外周囲にワークと当接する当接部とを設ける、
ことを特徴とする補助吸着具を提供する。
【0008】
本発明は、既存の移動装置の吸着機構でワークに当接させる吸着パッドに特別な締結具を用いずに取り外し可能な補助吸着具を提供している。本補助吸着具は、既存の吸着パッドの外周縁部に封止状態で装着され、装着した際に吸着パッドの吸引用の貫通孔に連通する開口部を設けているため、吸着力の増強が要求されるワークの場合に本補助吸着具を装着すると既存の吸着パッドと一体になって広い吸着面により凹凸表面を有するワークを吸着する。このとき本補助吸着具がワークとの当接面で押し込まれてワーク表面との間の隙間をなくすことで内部に負圧を作って吸着力を増強させている。
【0009】
また、本補助吸着具は当接部分を取り外し可能に補強する簡単な構造であり、別途、複雑、高価な吸着装置を準備して既存の吸着機構と交換する作業を行う必要もなく、ワークに応じて短時間・低コストで吸引力を増強することができる点でも有利である。
【0010】
また、本補助吸着具は、
前記吸着パッドよりも軟らかい素材であり、その外周縁部の厚みは吸着パッドの外周縁部の厚みより大きい、ことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社クレスコ
補助吸着具
2日前
OMC株式会社
ロボット
9日前
株式会社アイセイ
搬送装置
1か月前
川崎重工業株式会社
ハンド
1か月前
株式会社クレスコ
補助吸着具
2日前
国立大学法人金沢大学
ロボット
1か月前
株式会社不二越
ロボット
1か月前
個人
けがき用治具
1か月前
株式会社不二越
ロボット操作装置
29日前
株式会社エビス
腰ベルト用連結具
9日前
個人
深孔スリーブ駆動ロッド構造
22日前
川崎重工業株式会社
ロボット
1か月前
川崎重工業株式会社
ロボットシステム
1か月前
株式会社デンソー
操縦桿
1か月前
個人
バール
22日前
工機ホールディングス株式会社
作業機
17日前
株式会社黒澤鉄工製作所
けがき用治具
1か月前
梅馨堂合同会社
人協働ロボットシステム
24日前
ARMA株式会社
UI付エンドエフェクタ
25日前
株式会社不二越
基板搬送用ロボット
1か月前
アピュアン株式会社
衝撃工具
1か月前
株式会社コスメック
把持装置
1か月前
国立大学法人 東京大学
ロボットアーム
1か月前
株式会社デンソーウェーブ
ロボット制御システム
15日前
原利興工業有限公司
工具用スリーブ
1か月前
株式会社マキタ
作業機
29日前
株式会社マキタ
電動工具
1か月前
株式会社マキタ
電動工具
1か月前
株式会社マキタ
電動工具
1か月前
若井ホールディングス株式会社
レンチ構造とその製造方法
1か月前
株式会社マキタ
電動工具
1か月前
学校法人法政大学
装着型アシスト装置
19日前
株式会社マキタ
作業機
1か月前
アピュアン株式会社
エアー式衝撃工具
12日前
株式会社マキタ
作業機
1か月前
株式会社マキタ
作業機
1か月前
続きを見る
他の特許を見る