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公開番号
2025073750
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184791
出願日
2023-10-27
発明の名称
グリッパー
出願人
株式会社アイエイアイ
代理人
個人
,
個人
主分類
B25J
19/00 20060101AFI20250502BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】 簡易な構成により防塵防滴性能を高めることができるグリッパーを提供すること。
【解決手段】 フレームと、上記フレーム内に設置されたねじ軸と、上記ねじ軸に螺合され上記ねじ軸が回転されることで開閉動作される一対のフィンガーと、を具備し、上記フレームには上記フィンガーを上記フレームの外側に突出させるフィンガー用開口部が設けられているとともに上記ねじ軸の軸方向側の側面に開口された側面側開口部が設けられており、上記フレームの上記フィンガー用開口部側にはフィンガー用カバー部材が被冠されているとともに上記フレームの上記側面側開口部は側面側開口部用カバーによって閉塞されていて、上記フレームと上記側面側開口部用カバーの間には側面側シール部材が介挿されていて、上記側面側シール部材の一部は上記フィンガー用カバー部材の内側に突出され上記フィンガー用カバー部材に密着しているもの。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
フレームと、
上記フレーム内に設置されたねじ軸と、
上記ねじ軸に螺合され上記ねじ軸が回転されることで開閉動作される一対のフィンガーと、
を具備し、
上記フレームには上記フィンガーを上記フレームの外側に突出させるフィンガー用開口部が設けられているとともに上記ねじ軸の軸方向側の側面に開口された側面側開口部が設けられており、
上記フレームの上記フィンガー用開口部側にはフィンガー用カバー部材が被冠されているとともに上記フレームの上記側面側開口部は側面側開口部用カバーによって閉塞されていて、
上記フレームと上記側面側開口部用カバーの間には側面側シール部材が介挿されていて、
上記側面側シール部材の一部は上記フィンガー用カバー部材の内側に突出され上記フィンガー用カバー部材に密着していることを特徴とするグリッパー。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
請求項1記載のグリッパーにおいて、
上記フィンガー用カバー部材の内側には上記側面側シール部材の一部と上記フィンガー用カバー部材に密着される中間シール部材が設置されていることを特徴とするグリッパー。
【請求項3】
請求項1記載のグリッパーにおいて、
上記フレームには上記ねじ軸の軸方向両側に上記側面側開口部が設けられていて、
上記側面側開口部の両方が上記側面側開口部用カバーによって閉塞され、
上記フレームと上記側面側開口部用カバーの間にはそれぞれ上記側面側シール部材が介挿されていることを特徴とするグリッパー。
【請求項4】
請求項1記載のグリッパーにおいて、
上記フィンガー用カバー部材の外側にはカバー押え部材が設置されていて、
上記カバー押え部材によって上記フィンガー用カバー部材を上記側面側シール部材側に押圧することを特徴とするグリッパー。
【請求項5】
請求項1記載のグリッパーにおいて、
上記側面側開口部用カバーにはケーブル用貫通孔が設けられることを特徴とするグリッパー。
【請求項6】
請求項1記載のグリッパーにおいて、
上記側面側開口部用カバーには上記ねじ軸を回転させるねじ軸操作治具によって貫通される操作治具用貫通孔が設けられることを特徴とするグリッパー。
【請求項7】
請求項6記載のグリッパーにおいて、
上記操作治具用貫通孔は着脱可能な蓋によって閉塞されることを特徴とするグリッパー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、一対のフィンガーにより把持対象物を把持するグリッパーに係り、特に、簡易な構成により防塵防滴性能を高めることができるように工夫したものに関する。
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【背景技術】
【0002】
従来のグリッパーを開示するものとして、例えば、特許文献1と特許文献2がある。
特許文献1に記載された電動グリッパは、本体部の上端面にレール台が設置されていて、上記レール台には一対のスライド部が上記レール台に沿って摺動可能に設置されている。上記スライド部にはそれぞれ把持部材としての爪取付けブロックが着脱可能に取り付けられている。
上記電動グリッパには、上記本体内への異物の浸入を防止するブーツが装着される。上記ブーツには挿通孔が設けられていて、上記爪取付けブロックは上記挿通孔から外部に突出される。上記ブーツは上記挿通孔の内面が上記爪取付けブロックと密着するとともに裾部分が上記本体に密着した状態であり、上記本体に取り付けられる保持金具によって上記本体に保持されている。
【0003】
特許文献2に記載されたロボット装置用モジュールは、フレーム内に送りネジ軸が設置されていて、上記送りネジ軸には一対の把持体が螺合されている。上記送りネジ軸には上記把持体が螺合される正逆送りネジ部が形成されていて、上記送りネジ軸が正転又は逆転により上記把持体が接近又は離間するように移動されるようになっている。上記フレームの側面には上記送りネジ軸に動力を伝達するプーリーやベルトが配置されているとともに、上記プーリーやベルトを覆うカバーが設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-85489号公報
特開平06-114760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の構成によると、次のような問題があった。
特許文献2のロボット装置用モジュールにおいて、防塵防滴処理を施したい場合、特許文献1の電動グリッパのブーツのようなものを適用すると、フレームの側面に設置されたカバーとフレームとの間に隙間が生じ、この隙間から異物が浸入してしまう。
【0006】
本発明は、このような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、簡易な構成により防塵防滴性能を高めることができるグリッパーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1によるグリッパーは、フレームと、上記フレーム内に設置されたねじ軸と、上記ねじ軸に螺合され上記ねじ軸が回転されることで開閉動作される一対のフィンガーと、を具備し、上記フレームには上記フィンガーを上記フレームの外側に突出させるフィンガー用開口部が設けられているとともに上記ねじ軸の軸方向側の側面に開口された側面側開口部が設けられており、上記フレームの上記フィンガー用開口部側にはフィンガー用カバー部材が被冠されているとともに上記フレームの上記側面側開口部は側面側開口部用カバーによって閉塞されていて、上記フレームと上記側面側開口部用カバーの間には側面側シール部材が介挿されていて、上記側面側シール部材の一部は上記フィンガー用カバー部材の内側に突出され上記フィンガー用カバー部材に密着していることを特徴とするものである。
また、請求項2によるグリッパーは、請求項1記載のグリッパーにおいて、上記フィンガー用カバー部材の内側には上記側面側シール部材の一部と上記フィンガー用カバー部材に密着される中間シール部材が設置されていることを特徴とするものである。
また、請求項3によるグリッパーは、請求項1記載のグリッパーにおいて、上記フレームには上記ねじ軸の軸方向両側に上記側面側開口部が設けられていて、上記側面側開口部の両方が上記側面側開口部用カバーによって閉塞され、上記フレームと上記側面側開口部用カバーの間にはそれぞれ上記側面側シール部材が介挿されていることを特徴とするものである。
また、請求項4によるグリッパーは、請求項1記載のグリッパーにおいて、上記フィンガー用カバー部材の外側にはカバー押え部材が設置されていて、上記カバー押え部材によって上記フィンガー用カバー部材を上記側面側シール部材側に押圧することを特徴とするものである。
また、請求項5によるグリッパーは、請求項1記載のグリッパーにおいて、上記側面側開口部用カバーにはケーブル用貫通孔が設けられることを特徴とするものである。
また、請求項6によるグリッパーは、請求項1記載のグリッパーにおいて、上記側面側開口部用カバーには上記ねじ軸を回転させるねじ軸操作治具によって貫通される操作治具用貫通孔が設けられることを特徴とするものである。
また、請求項7によるグリッパーは、請求項6記載のグリッパーにおいて、上記操作治具用貫通孔は着脱可能な蓋によって閉塞されることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
以上述べたように、本願発明の請求項1によるグリッパーによると、フレームと、上記フレーム内に設置されたねじ軸と、上記ねじ軸に螺合され上記ねじ軸が回転されることで開閉動作される一対のフィンガーと、を具備し、上記フレームには上記フィンガーを上記フレームの外側に突出させるフィンガー用開口部が設けられているとともに上記ねじ軸の軸方向側の側面に開口された側面側開口部が設けられており、上記フレームの上記フィンガー用開口部側にはフィンガー用カバー部材が被冠されているとともに上記フレームの上記側面側開口部は側面側開口部用カバーによって閉塞されていて、上記フレームと上記側面側開口部用カバーの間には側面側シール部材が介挿されていて、上記側面側シール部材の一部は上記フィンガー用カバー部材の内側に突出され上記フィンガー用カバー部材に密着しているので、簡易な構成により防塵防滴性能を高めることができる。
また、請求項2によるグリッパーによると、請求項1記載のグリッパーにおいて、上記フィンガー用カバー部材の内側には上記側面側シール部材の一部と上記フィンガー用カバー部材に密着される中間シール部材が設置されているので、より防塵防滴性能を高めることができる。
また、請求項3によるグリッパーによると、請求項1記載のグリッパーにおいて、上記フレームには上記ねじ軸の軸方向両側に上記側面側開口部が設けられていて、上記側面側開口部の両方が上記側面側開口部用カバーによって閉塞され、上記フレームと上記側面側開口部用カバーの間にはそれぞれ上記側面側シール部材が介挿されているので、より防塵防滴性能を高めることができる。
また、請求項4によるグリッパーによると、請求項1記載のグリッパーにおいて、上記フィンガー用カバー部材の外側にはカバー押え部材が設置されていて、上記カバー押え部材によって上記フィンガー用カバー部材を上記側面側シール部材側に押圧するので、より防塵防滴性能を高めることができる。
また、請求項5によるグリッパーによると、請求項1記載のグリッパーにおいて、上記側面側開口部用カバーにはケーブル用貫通孔が設けられるので、内部からケーブルを引き出すことができる。
また、請求項6によるグリッパーによると、請求項1記載のグリッパーにおいて、上記側面側開口部用カバーには上記ねじ軸を回転させるねじ軸操作治具によって貫通される操作治具用貫通孔が設けられるので、上記ねじ軸操作治具により上記グリッパーを手動で操作できる。
また、請求項7によるグリッパーによると、請求項6記載のグリッパーにおいて、上記操作治具用貫通孔は着脱可能な蓋によって閉塞されるので、上記グリッパーを手動で操作できる構成において防塵防滴性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1の形態を示す図で、図1(a)はグリッパーの斜視図、図1(b)はグリッパーの斜視図であり図1(a)の反対側から視た図である。
本発明の第1の形態を示す図で、グリッパーの分解斜視図である。
本発明の第1の形態を示す図で、図3(a)はグリッパーの側面図、図3(b)は図3(a)のIIIb-IIIb断面図である。
本発明の第1の形態を示す図で、図4(a)は側面側開口部用カバーの斜視図、図4(b)は図4(a)のIVb-IVb矢視図、図4(c)は側面側開口部用カバーを裏面側から視た図である。
本発明の第1の形態を示す図で、図5(a)はグリッパーの正面図、図5(b)は図5(a)のVb-Vb断面図である。
本発明の第1の形態を示す図で、図5(a)のVI-VI断面図である。
本発明の第1の形態を示す図で、図7(a)は図3(b)のVIIa部分拡大図、図7(b)は図5(b)のVIIb部分拡大図、図7(c)は図6のVIIc部分拡大図である。
本発明の第2の形態を示す図で、グリッパーの分解斜視図である。
本発明の第2の形態を示す図で、図9(a)はグリッパーの正面図、図9(b)は図9(a)のIXb-IXb断面図である。
本発明の第2の形態を示す図で、図9(a)のX-X断面図である。
本発明の第2の形態を示す図で、図11(a)は図9(b)のXIa部分拡大図、図11(b)は図10のXIb部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1乃至図7を参照しながら、本発明の第1の形態について説明する。
例えば図1から図3に示すように、この第1の実施の形態によるグリッパー1にはフレーム3がある。図2に示すように、上記フレーム3は、後述するフィンガー31、33を外部に突出させるために図2中上側が開口されて、フィンガー用開口部5が設けられているとともに、後述するフィンガー駆動用ねじ軸13の軸方向(図2中左下から右上に向かう方向)両側もそれぞれ開口されていて、側面側開口部7、9が設けられている。
図3(b)に示すように、上記フレーム3内の図3中下側にはモーター11が設置されている。
(【0011】以降は省略されています)
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