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公開番号
2025075902
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187401
出願日
2023-11-01
発明の名称
釘打装置
出願人
庄内機械株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B25C
1/04 20060101AFI20250508BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】釘を打撃して釘打ちする釘打装置で、被打込材の表面と面一に釘を打ち込むことのできる、釘打装置を提供すること。
【解決手段】
釘の頭部を打撃部で打撃し、釘を打ちこむ釘打装置で、打撃部の移動距離を制限するストッパー機構を有し、打撃部が制限いっぱい移動したときに被打込材の表面に達しない高さに本体が配置され、釘を被打込材の表面まで打ち込めないようにした、仮釘打機と、釘の頭部に接したときに打撃面が該釘の頭部からはみ出す構造の打撃部を有し、打撃すると、はみ出た部分がストッパーとなり、仮打ちした釘を被打込材と面一に打ち込める、仕上釘打機、とを備える、釘打装置。
本発明の釘打装置によれば、釘を打撃して打ち込む釘打装置でありながら、被打込材と面一に釘を打ち込むことが、可能となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
釘の頭部を打撃部で打撃し、釘を打ちこむ釘打装置で、
打撃部の移動距離を制限するストッパー機構を有し、打撃部が制限いっぱい移動したときに被打込材の表面に達しない高さに本体が配置され、釘を被打込材の表面まで打ち込めないようにした、仮釘打機と、
釘の頭部に接したときに打撃面が該釘の頭部からはみ出す構造の打撃部を有し、打撃すると、はみ出た部分がストッパーとなり、仮打ちした釘を被打込材と面一に打ち込める、仕上釘打機、
とを備える、釘打装置。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
圧縮空気により動くピストンを有し、該ピストンで打撃部を動かして釘の頭部を打撃し、釘を打ちこむ釘打装置で、
ピストンが完全に押し下げられときに、打撃部が被打込材の表面に達しないような高さに本体が配置され、釘を被打込材の表面まで打ち込めないようにした、仮釘打機と、
釘の頭部に接したときに打撃面が釘の頭部からはみ出す構造の打撃部を有し、打撃すると、はみ出た部分がストッパーとなり、仮打ちした釘を被打込材と面一になるように打ち込めるようにした、仕上釘打機、
とを備える、釘打装置。
【請求項3】
釘の頭部を打撃部で打撃し、釘を打ちこむ釘打機で、
該釘打機は、打撃部の移動距離を調節する調節機構、及び、打撃部が釘の頭部に接したときに打撃面が釘の頭部からはみ出す構造の打撃部を備え、
打撃部の移動距離を調節することで、釘を被打込材の表面まで打ち込まない仮打ちができ、
かつ、打撃部の移動距離を調節し釘を被打込材の表面まで打ち込めるようにし、仮打ちした釘を打撃すると、はみ出た部分がストッパーとなり釘を被打込材と面一に打ち込める、釘打機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被打込材に対し、面一に釘を打ち込むことを可能とする釘打装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に用いられている住宅工法のひとつにツーバイフォー工法がある。ツーバイフォー工法は、角材と合板でパネルを作り、このパネルを組み合わせて、箱状の空間を作る住宅工法である。このパネルは、角材で作ったフレームにパネル面材を載せ、面材の上から釘打機で釘打ちして製造する。
釘打機による釘打ちは、釘がパネル面材から浮いてしまうと人が改めてハンマーなどで叩く必要が生じ、逆に釘がパネル面材にめり込んでしまうと、パネルの強度が低下してしまうので、面で建物を支えるツーバイフォー工法にとって好ましくない。したがって、パネル面材と釘が面一となるように釘打ちすることが重要となるが、パネル面材の硬さは木の節の有無などによって異なるので、一般的な釘打機で、面一に打ち込むのは難しい。
面一に釘を打ち込むことを目的とした釘打機として、釘を打撃するロッドの移動限界位置を、板材に接する釘打機先端に揃えて、板材と面一に釘を打ちこもうとする釘打機がある(特許文献1)。しかし、この釘打機でも、正確に、釘を被打込材へ面一に打ち込むことは難しい。
【0003】
一方、油圧などを使って、少しずつ釘を押し込んでいく静圧釘打機によれば、正確に面一に釘を打ち込むことが出来るが、これは、打撃する釘打機とは構造が大きく異なるし、打撃する釘打ち機に比べ装置が大掛かりになってしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-182645号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、釘を打撃して釘打ちする釘打装置で、被打込材の表面と面一に釘を打ち込むことのできる、釘打装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記目的を達成するために種々検討の結果、釘打装置は1回の打撃で釘を打ち込むのが常識であるのに対し、2回に分けて打撃すること、さらに2回目の打撃の際は、被打込材にめり込まないよう釘打機の打撃面を拡げることで、面一に釘を打ち込めることを見出し、本発明に達した。すなわち本発明は以下のとおりである。
1.釘の頭部を打撃部で打撃し、釘を打ちこむ釘打装置で、
打撃部の移動距離を制限するストッパー機構を有し、打撃部が制限いっぱい移動したときに被打込材の表面に達しない高さに本体が配置され、釘を被打込材の表面まで打ち込めないようにした、仮釘打機と、
釘の頭部に接したときに打撃面が該釘の頭部からはみ出す構造の打撃部を有し、打撃すると、はみ出た部分がストッパーとなり、仮打ちした釘を被打込材と面一に打ち込める、仕上釘打機、
とを備える、釘打装置。
2.圧縮空気により動くピストンを有し、該ピストンで打撃部を動かして釘の頭部を打撃し、釘を打ちこむ釘打装置で、
ピストンが完全に押し下げられときに、打撃部が被打込材の表面に達しないような高さに本体が配置され、釘を被打込材の表面まで打ち込めないようにした、仮釘打機と、
釘の頭部に接したときに打撃面が釘の頭部からはみ出す構造の打撃部を有し、打撃すると、はみ出た部分がストッパーとなり、仮打ちした釘を被打込材と面一になるように打ち込めるようにした、仕上釘打機、
とを備える、釘打装置。
3.釘の頭部を打撃部で打撃し、釘を打ちこむ釘打機で、
該釘打機は、打撃部の移動距離を調節する調節機構、及び、打撃部が釘の頭部に接したときに打撃面が釘の頭部からはみ出す構造の打撃部を備え、
打撃部の移動距離を調節することで、釘を被打込材の表面まで打ち込まない仮打ちができ、
かつ、打撃部の移動距離を調節し釘を被打込材の表面まで打ち込めるようにし、仮打ちした釘を打撃すると、はみ出た部分がストッパーとなり釘を被打込材と面一に打ち込める、釘打機。
【発明の効果】
【0007】
本発明の釘打装置を用いれば、被打込材と面一に釘を打ち込むことが、可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の釘打装置の一例を示した。
本発明の釘打装置の、釘を打ち込んだ状態がわかる、断面図を示した。
本発明の釘打装置の、釘打機部分を拡大し釘を打ちこんだ状態をわかりやすくした、断面図を示した。釘を打ち込んでいる様子に関係ない部分は一部省略している。
本発明の釘打装置の、釘打機部分を拡大し釘を打ちこんだ状態をわかりやすくした、斜視図を示した。釘を打ち込んでいる様子に関係ない部分は一部省略している。
本発明の釘打装置で、釘を打ち込む際の様子を、模式的に示した。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明はこの実施例に限定されない。
【0010】
1.本発明の釘打装置の構成について
本発明の釘打装置(図1、図2)は、静圧釘打装置ではなく、打撃してくぎを打ち込む釘打装置である。釘を被打込材の表面まで打ち込めないようにした仮釘打機1と、仮打ちした釘を被打込材と面一に打ち込む仕上釘打機2、とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
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