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公開番号2025075968
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187522
出願日2023-11-01
発明の名称打ち込み工具
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B25C 7/00 20060101AFI20250508BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】打ち込み具を打撃するドライバがリフト機構により待機位置に戻される打ち込み工具において、待機位置への戻し時にドライバに係合される係合部に対して十分な潤滑がなされる必要がある。本開示では、リフト機構の係合部に対して十分な潤滑がなされるようにしてリフト機構の耐久性を高めることを目的とする。
【解決手段】リフト機構において、ホイール33と一体で回転するホルダ39にグリス溜まり42を設ける。グリス溜まり42のグリスGが壁部45の傾斜面45a、開口孔47、延出溝33f、貫通溝33hを経て支持孔33gに流れる。これによりホイール33の特に係合部34Eに対して十分な量のグリスGにより潤滑がなされる。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
打ち込み工具であって、
打ち込み方向に移動して打ち込み具を打撃するドライバと、
前記ドライバに係合する複数の係合部を備えるホイールと、
前記ホイールを回転させて前記係合部によって前記ドライバを前記打ち込み方向とは反対方向に戻す電動モータと、
前記ホイールに設けられるホルダと、
前記ホルダに設けられるグリス溜まりと、
前記グリス溜まりと、前記複数の係合部のうち少なくとも前記ドライバの待機位置において前記ドライバに係合される前記係合部を連通するグリス流路を有する打ち込み工具。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1記載の打ち込み工具であって、
前記ホイールは、前記係合部が挿通される支持孔を有し、
前記グリス流路は、前記ホルダに対向する前記ホイールの外面に形成されて前記支持孔から延出する延出溝を含む第1グリス流路を有する打ち込み工具。
【請求項3】
請求項2記載の打ち込み工具であって、
前記延出溝は、前記ホイールの回転中心を中心とする円弧形に長く、
前記第1グリス流路は、前記延出溝から前記支持孔の内周面に沿って前記ホイールを貫通する貫通溝をさらに含む打ち込み工具。
【請求項4】
請求項1~3の何れか1つに記載の打ち込み工具であって、
前記ホイールは、前記係合部が挿通される支持孔を有し、
前記グリス流路は、前記ホルダに対向する前記ホイールの外面に形成された凹部と、前記凹部と連通し、前記係合部に向けて開口する連通孔を含む第2グリス流路を有する打ち込み工具。
【請求項5】
請求項1~4の何れか1つに記載の打ち込み工具であって、
前記グリス溜まりの周方向の端部に前記グリス溜まりの深さ方向に対して傾斜しかつ前記グリス流路に向く傾斜面を有する打ち込み工具。
【請求項6】
請求項1~5の何れか1つに記載の打ち込み工具であって、
前記ホルダに回転位置検出用のマグネットが設けられる打ち込み工具。
【請求項7】
請求項1~6の何れか1つに記載の打ち込み工具であって、
前記ホイールと前記ホルダとの間に、前記グリス溜まりを塞ぐ蓋体を有し、
前記蓋体に前記グリス流路の一部をなす孔を設けた打ち込み工具。
【請求項8】
請求項2又は3に従属する請求項7記載の打ち込み工具であって、
前記蓋体には、前記ホイールの前記延出溝に開口する開口孔が前記第1グリス流路の一部として形成されている打ち込み工具。
【請求項9】
請求項4に従属する請求項7記載の打ち込み工具であって、
前記蓋体には、前記ホイールの前記凹部に開口する凹部連通孔が前記第2グリス流路の一部として形成されている打ち込み工具。
【請求項10】
請求項2又は3に従属する請求項4に従属する請求項7記載の打ち込み工具であって、
前記蓋体には、前記ホイールの前記延出溝に開口する開口孔が前記第1グリス流路の一部として形成されるとともに、前記ホイールの前記凹部に開口する凹部連通孔が前記第2グリス流路の一部として形成されている打ち込み工具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、打ち込み具を被打ち込み材に打ち込むための打ち込み工具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1,2には圧縮ガスにより打ち込み方向に移動するピストンと、ピストンに結合されて打ち込み具を打撃するドライバを有する打ち込み工具が開示されている。打ち込み方向の下動端に至ったドライバは、電動モータにより回転するホイールにより上方の待機位置に戻される。ドライバには打ち込み方向に沿って複数の噛み合い歯が設けられている。噛み合い歯が回転するホイールの係合部に順に係合されることで下動端位置から上方へ戻される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6780772号公報
特開2022-118835号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ドライバの噛み合い歯が係合されるホイールの係合部には適度な潤滑がなされることが耐久性を確保するために必要である。特許文献1には係合部に対して潤滑油を供給する潤滑油含浸体を設けることが開示されている。特許文献2には係合部に対して潤滑油を供給するグリス溜まりを設けることが開示されている。本開示では、より十分な量の潤滑油が供給されるようにすることでホイールの係合部の耐久性をより高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の1つの局面によれば、例えば打ち込み工具は、打ち込み方向に移動して打ち込み具を打撃するドライバと、ドライバに係合する複数の係合部を備えるホイールを有する。例えば打ち込み工具は、ホイールを回転させて係合部によってドライバを打ち込み方向とは反対方向に戻す電動モータを有する。例えば打ち込み工具は、ホイールに設けられるホルダと、ホルダに設けられるグリス溜まりと、グリス溜まりと、複数の係合部のうち少なくともドライバの待機位置においてドライバに係合される係合部を連通するグリス流路を有する。
【0006】
従って、ホルダのグリス溜まりに十分な量のグリスが充填される。グリスがグリス流路を経てグリス溜まりから少なくともドライバの待機位置においてドライバに係合される係合部に流れる。これにより係合部に十分な量のグリスが供給されてホイールの耐久性が高められる。
【0007】
本開示の他の局面によれば、例えば打ち込み工具は、打ち込み方向に移動して打ち込み具を打撃するドライバと、ドライバに係合する係合部を備えるホイールを有する。例えば打ち込み工具は、ホイールを回転させて係合部によってドライバを打ち込み方向とは反対方向に戻す電動モータを有する。例えば打ち込み工具は、ホイールに装着され、ホイールの回転位置を検出するマグネットが設けられるホルダを有する。例えば打ち込み工具は、ホルダに設けられるグリス溜まりを有する。
【0008】
従って、回転位置検出用のマグネットが設けられるホルダにグリス溜まりが設けられる。グリス溜まりに十分な量のグリスが充填される。グリス溜まりのグリスが係合部に流れる。これにより係合部に十分な量のグリスが供給されてホイールの耐久性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
打ち込み工具の左側面図である。
図1中II-II線断面矢視図であって、工具本体の縦断面図である。本図はドライバが待機位置に位置する状態を示している。
打ち込み工具の右側面図である。本図は、右側の半割ハウジングを取り外して内部を露出させた状態で示されている。
リフト機構の右側面図である。
リフト機構の斜視図である。
リフト機構の分解斜視図である。
ホルダの斜視図である。本図は前面側から見た斜視図である。
ホイールの斜視図である。本図は後面側から見た斜視図である。
図8中IX矢視図である。
第1グリス流路の縦断面図である。
第2グリス流路の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1つ又はそれ以上の実施態様において、例えばホイールは、係合部が挿通される支持孔を有する。例えばグリス流路は、ホルダに対向するホイールの外面に形成されて支持孔から延出する延出溝を含む第1グリス流路を有する。従って、グリス溜まりのグリスが延出溝を経て係合部の支持孔に給油される。
(【0011】以降は省略されています)

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