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公開番号2025090268
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205403
出願日2023-12-05
発明の名称インパクト工具及びスピンドル
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B25B 21/02 20060101AFI20250610BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】インパクト工具の寿命が短くなることを抑制すること。
【解決手段】ハンマ47は、ボール48により前後方向と回転方向とに駆動される。スピンドル8の前部に潤滑剤が入れられる第1開口部61が設けられる。スピンドルの後部に第2開口部62が設けられる。第1開口部と第2開口部との間に仕切り壁60が設けられる。第1開口部は、少なくとも第1カム部8Gまで延長される。第2開口部は、少なくとも減速機構部7まで延長される。アンビル10の後端部に設けられた凸部10Dが第1開口部の前端部に設けられた凹部8Fに嵌合し、スピンドルを支持する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
モータと、
前記モータの回転を減速する減速機構部と、
前記減速機構部の出力により回転し、第1カム部を有するスピンドルと、
前記スピンドルに保持され、第2カム部を有するハンマと、
前記第1カム部と前記第2カム部とに接触するボールと、
前記ハンマにより回転方向に打撃されるアンビルと、
前記ハンマを収容し、前記アンビルを回転可能に保持し、潤滑剤が入れられたハンマケースと、
前記アンビルに配置される先端工具保持部と、
前記ハンマをアンビル側へ付勢するコイルスプリングと、備え、
前記ハンマは、前記ボールにより前後方向と回転方向とに駆動され、
前記スピンドルの前部に潤滑剤が入れられる第1開口部が設けられ、前記スピンドルの後部に第2開口部が設けられ、前記第1開口部と前記第2開口部との間に仕切り壁が設けられ、
前記第1開口部は、少なくとも前記第1カム部まで延長され、
前記第2開口部は、少なくとも前記減速機構部まで延長され、
前記アンビルの後端部に設けられた凸部が前記第1開口部の前端部に設けられた凹部に嵌合し、前記スピンドルを支持する、
インパクト工具。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記モータの回転軸に平行な前後方向において、前記第1開口部は、前記凹部の後方に設けられ、前記凹部に連通する、
請求項1に記載のインパクト工具。
【請求項3】
前記モータの回転軸に直交する面内において、前記凹部及び前記第1開口部のそれぞれは、円形状であり、
前記第1開口部の直径は、前記凹部の直径よりも小さい、
請求項2に記載のインパクト工具。
【請求項4】
前後方向において、前記第1開口部の寸法は、前記凹部の寸法よりも大きい、
請求項3に記載のインパクト工具。
【請求項5】
前記モータの回転軸に直交する面内において、前記第2開口部は、円形状であり、
前記第1開口部の直径は、前記第2開口部の直径よりも小さい、
請求項4に記載のインパクト工具。
【請求項6】
前記第2開口部の直径は、前記凹部の直径よりも小さい、
請求項5に記載のインパクト工具。
【請求項7】
前後方向において、前記第1開口部の寸法は、前記第2開口部の寸法よりも大きい、
請求項6に記載のインパクト工具。
【請求項8】
前記モータの回転軸と、前記凹部の中心軸と、前記第1開口部の中心軸と、前記第2開口部の中心軸とは、一致する、
請求項7に記載のインパクト工具。
【請求項9】
前記スピンドルは、少なくとも2つのギヤが取り付けられる大径円柱状部と、前記大径円柱状部から前方に延びる小径円柱状部と、を有し、
前記第1開口部は、前記小径円柱状部の内部に形成される、
請求項2に記載のインパクト工具。
【請求項10】
前記小径円柱状部は、前記第1開口部の内周面と前記小径円柱状部の外周面とを結ぶ通路を有する、
請求項9に記載のインパクト工具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、インパクト工具及びスピンドルに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
インパクト工具に係る技術分野において、特許文献1に開示されているようなインパクト工具が知られている。特許文献1に開示されているインパクト工具は、スピンドルと、スピンドルに外装されるハンマとを備える。スピンドルに設けられた有底孔にグリスが収容される。有底孔に収容されているグリスは、スピンドルとハンマとの間に供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-109332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スピンドルの有底孔からグリスが後方に漏洩すると、スピンドルとハンマとの間に供給されるグリスの量が少なくなる。
【0005】
本明細書で開示する技術は、インパクト工具の寿命が短くなることを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、インパクト工具を開示する。インパクト工具は、モータと、モータの回転を減速する減速機構部と、減速機構部の出力により回転し、第1カム部を有するスピンドルと、スピンドルに保持され、第2カム部を有するハンマと、第1カム部と第2カム部とに接触するボールと、ハンマにより回転方向に打撃されるアンビルと、ハンマを収容し、アンビルを回転可能に保持し、潤滑剤が入れられたハンマケースと、アンビルの前部に配置される先端工具保持部と、ハンマをアンビル側へ付勢するコイルスプリングと、備えてもよい。ハンマは、ボールにより前後方向と回転方向とに駆動されてもよい。スピンドルの前部に潤滑剤が入れられる第1開口部が設けられてもよい。スピンドルの後部に第2開口部が設けられてもよい。第1開口部と第2開口部との間に仕切り壁が設けられてもよい。第1開口部は、少なくとも第1カム部まで延長されてもよい。第2開口部は、少なくとも減速機構部まで延長されてもよい。アンビルの後端部に設けられた凸部が第1開口部の前端部に設けられた凹部に嵌合し、スピンドルを支持してもよい。
【発明の効果】
【0007】
本明細書で開示する技術によれば、インパクト工具の寿命が短くなることが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係るインパクト工具を示す前方からの斜視図である。
図2は、第1実施形態に係るインパクト工具の上部を示す側面図である。
図3は、第1実施形態に係るインパクト工具の上部を示す横断面図である。
図4は、第1実施形態に係るインパクト工具の上部を示す縦断面図である。
図5は、第1実施形態に係るインパクト工具の一部を示す縦断面図である。
図6は、第1実施形態に係るインパクト工具の一部を示す前方からの分解斜視図である。
図7は、第1実施形態に係るインパクト工具の一部を示す後方からの分解斜視図である。
図8は、第2実施形態に係るインパクト工具の一部を示す縦断面図である。
図9は、第3実施形態に係るインパクト工具の一部を示す縦断面図である。
図10は、第4実施形態に係るインパクト工具の一部を示す縦断面図である。
図11は、第5実施形態に係るインパクト工具の一部を示す縦断面図である。
図12は、第6実施形態に係るインパクト工具の上部を示す縦断面図である。
図13は、第7実施形態に係るインパクト工具の一部を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1つ又はそれ以上の実施形態において、インパクト工具は、モータと、モータの回転を減速する減速機構部と、減速機構部の出力により回転し、第1カム部を有するスピンドルと、スピンドルに保持され、第2カム部を有するハンマと、第1カム部と第2カム部とに接触するボールと、ハンマにより回転方向に打撃されるアンビルと、ハンマを収容し、アンビルを回転可能に保持し、潤滑剤が入れられたハンマケースと、アンビルの前部に配置される先端工具保持部と、ハンマをアンビル側へ付勢するコイルスプリングと、備えてもよい。ハンマは、ボールにより前後方向と回転方向とに駆動されてもよい。スピンドルの前部に潤滑剤が入れられる第1開口部が設けられてもよい。スピンドルの後部に第2開口部が設けられてもよい。第1開口部と第2開口部との間に仕切り壁が設けられてもよい。第1開口部は、少なくとも第1カム部まで延長されてもよい。第2開口部は、少なくとも減速機構部まで延長されてもよい。アンビルの後端部に設けられた凸部が第1開口部の前端部に設けられた凹部に嵌合し、スピンドルを支持してもよい。
【0010】
上記の構成では、潤滑剤であるグリスがスピンドルの前部に設けられた第1開口部に入れらされるので、スピンドルの後方に漏洩することが抑制される。そのため、スピンドルとハンマとの間に供給されるグリスの量が少なくなることが抑制される。したがって、インパクト工具の寿命が短くなることが抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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