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公開番号
2025016821
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023118961
出願日
2023-07-21
発明の名称
寄せポンチホルダー
出願人
モトコマ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B25H
3/00 20060101AFI20250129BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】ホルダーに寄せポンチを挿入して作業移動中に、寄せポンチの下端が障害物に当たっても寄せポンチが浮き上がりにくく容易に落下しない安全な寄せポンチホルダーを提供する。
【解決手段】第1回動部3は、装着体2によって装着者1の側方部位10に装着された状態で、装着者1の前後方向Sにスイングして回動自在に装着体2に取り付けられ、第2回動部4は、寄せポンチ5の取り外しが自在な筒状体に形成され、筒状体4内の寄せポンチ5のホールド状態で、第1回動部3の方向Kにもスイングして回動自在に第1回動部3に取り付けられている。筒状体4の上部40の内側面41に、寄せポンチ5の抜け落ちを防ぐバネ等の弾性体7が設けられている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
装着者の作業ベルトに装着自在な装着体と、第1回動部と、第2回動部とを備えた寄せポンチのホルダーであって、
前記第1回動部は、
前記装着体によって装着者の側方部位に装着された状態で、前記装着者の前後方向にスイングして回動自在に前記装着体に取り付けられていること、
前記第2回動部は、
寄せポンチの取り外しが自在な筒状体に形成され、前記筒状体内の寄せポンチのホールド状態で、前記第1回動部の方向にもスイングして回動自在に前記第1回動部に取り付けられていること、
を特徴とする寄せポンチホルダー。
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【請求項2】
前記第2回動部たる筒状体には、
その上部の内側面に、前記寄せポンチが挿入された際に抜け落ちを防ぐバネ等の弾性体が設けられていること、
を特徴とする、請求項1に記載した寄せポンチホルダー。
【請求項3】
前記第1回動部は、
縦長の板状体に形成され、その上端部が前記装着体に回動可能にピン連結されていると共に、その下部には支持部材が設けられ、
前記第2回動部は、
その上部の外周面に、前記第1回動部との間で介在する介在部材の下部が接続され、前記介在部材の上端部が前記第1回動部の支持部材に回動可能に支持されており、
前記第2回動部たる筒状体に寄せポンチがホールドされた状態で、前記第2回動部は垂直姿勢を保持し、
前記第2回動部内の寄せポンチの下部が障害物に当接すると、前記寄せポンチは、抜け落ちることなく前記装着者の後方又は前方に回動して逃げ、及び/又は前記第2回動部と共に前記介在部材を介して前記第1回動部の方向へ回動して逃げる構成であること、
を特徴とする、請求項1又は2に記載した寄せポンチホルダー。
【請求項4】
前記介在部材は、
その上端部が前記第1回動部の前記支持部材に回動自在に内包される水平部と、
前記水平部につづいてその両端が下方に垂下する第1垂直部と、
前記第1垂直部につづいてその下方が外方に突き出る突出部と、
前記突出部につづいてその先端が下方に更に垂下する第2垂直部とで構成され、
前記介在部材の第2垂直部が、前記第2回動部たる筒状体の上部の外周面に接続されており、
前記介在部材の突出部の長さ分だけ前記第2回動部は前記第1回動部から離れた位置に配設され、
前記第2回動部にホールドされた寄せポンチが前記第1回動部から離れた状態で、前記介在部材の第1垂直部が前記第1回動部に当接して前記第2回動部は垂直姿勢を保持し、
前記第2回動部内の寄せポンチの下方部が障害物に当接すると、前記第1回動部から離れた前記第2回動部内の寄せポンチは、前記装着者の後方又は前方に回動して逃げ、及び/又は前記第1回動部の方向へ回動して逃げる構成であること、
を特徴とする、請求項3に記載した寄せポンチホルダー。
【請求項5】
前記第2回動部が2つ並列状態で、前記第1回動部に取り付けられていること、
を特徴とする、請求項1又は2に記載した寄せポンチホルダー。
【請求項6】
前記筒状体に形成された2つの第2回動部は、内径がそれぞれ異なって形成されていること、
を特徴とする、請求項5に記載した寄せポンチホルダー。
【請求項7】
前記2つの第2回動部は、互いに干渉しないように若干離れて前記第1回動部に取り付けられていること、
を特徴とする、請求項5に記載した寄せポンチホルダー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、寄せポンチホルダーに関し、さらに言えば、装着者が作業ベルトに装着したホルダーに寄せポンチを挿入して作業する移動中に、寄せポンチの下端が障害物に当たっても寄せポンチが容易に落下しない安全設計の寄せポンチホルダーの技術分野に属するものである。
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【背景技術】
【0002】
寄せポンチと呼ばれる位置合わせ治具を用いて、2つの鉄骨の丸穴を位置合わせする手法は、下記特許文献1や特許文献2に記載のように公知である。
また、そのような治具のホルダーとして例えば下記特許文献3も存する。同文献3の請求項1には、ベースになる皮に甲皮を一巻きし、甲皮の繋ぎ目は、靴紐のように、皮と皮に対面するように穴を明け靴紐で絞し、パイプ状になった甲側にベースの皮を差し込み、入れる道具に都合のよい太さになるよう靴紐の絞り具合を加減し、金具で一部を固定し、工具ホルダーの甲皮をパイプ状にして、繋ぎ目を靴紐のように縛り、ベースの皮に差し込む構造にした事を特徴とする旨の工具ホルダーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-74897号公報
特開2019-138045号公報
特開2017-24157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した特許文献3の工具ホルダーは、その図10に記載あるように工具ホルダーにハンマーを収納した状態で作業をし、移動中に装着者が姿勢を斜めにしたり、当該ハンマーの下端が足場等の障害物に引っ掛かったりすると、工具ホルダーが装着者の体(ベルト)にしっかりと固定されているがために、工具ホルダー自体の動きが制限され、体が持っていかれて危ない。最悪の場合は、ハンマーが工具ホルダーから抜け落ちて危険であるという問題点があり、これが解決すべき課題となっている。
【0005】
したがって、本発明の目的は、装着したホルダーに寄せポンチを挿入して作業する移動中に、寄せポンチの下端が障害物に当たっても寄せポンチが容易に落下することなく、体を持っていかれにくくした安全設計の寄せポンチホルダーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明は、装着者1の作業ベルト8に装着自在な装着体2と、第1回動部3と、第2回動部4とを備えた寄せポンチ5のホルダーであって、
前記第1回動部3は、
前記装着体2によって装着者1の側方部位10に装着された状態で、前記装着者1の前後方向Sにスイングして回動自在に前記装着体2に取り付けられていること、
前記第2回動部4は、
寄せポンチ5の取り外しが自在な筒状体に形成され、前記筒状体4内の寄せポンチ5のホールド状態で、前記第1回動部3の方向Kにもスイングして回動自在に前記第1回動部3に取り付けられていること、
を特徴とする寄せポンチホルダーである。
【0007】
請求項2に記載した発明は、前記第2回動部たる筒状体4には、
その上部40の内側面41に、前記寄せポンチ5が挿入された際に抜け落ちを防ぐバネ等の弾性体7が設けられていること、
を特徴とする、請求項1に記載した寄せポンチホルダーである。
【0008】
請求項3に記載した発明は、前記第1回動部3が、
縦長の板状体に形成され、その上端部30が前記装着体2に回動可能にピン31で連結されていると共に、その下部32には支持部材33が設けられ、
前記第2回動部4は、
その上部40の外周面42に、前記第1回動部3との間で介在する介在部材6の下部64が接続され、前記介在部材6の上端部61が前記第1回動部3の支持部材33に回動可能に支持されており、
前記第2回動部たる筒状体4に寄せポンチ5がホールドされた状態で、前記第2回動部4は垂直姿勢を保持し、
前記第2回動部4内の寄せポンチ5の下部51が障害物Pに当接すると、前記寄せポンチ5は、抜け落ちることなく前記装着者1の後方又は前方に回動して逃げ、及び/又は前記第2回動部4と共に前記介在部材6を介して前記第1回動部3の方向Kへ回動して逃げる構成であること、
を特徴とする、請求項1又は2に記載した寄せポンチホルダー。
【0009】
請求項4に記載した発明は、前記介在部材6が、
その上端部61が前記第1回動部3の前記支持部材33に回動自在に内包される水平部60と、
前記水平部60につづいてその両端が下方に垂下する第1垂直部62と、
前記第1垂直部62につづいてその下方が外方に突き出る突出部63と、
前記突出部63につづいてその先端が下方に更に垂下する第2垂直部64とで構成され、
前記介在部材6の第2垂直部64が、前記第2回動部たる筒状体4の上部40の外周面42に接続されており、
前記介在部材6の突出部63の長さ分だけ前記第2回動部4は前記第1回動部3から離れた位置に配設され、
前記第2回動部4にホールドされた寄せポンチ5が前記第1回動部3から離れた状態で、前記介在部材6の第1垂直部62が前記第1回動部3に当接して前記第2回動部4は垂直姿勢を保持し、
前記第2回動部4内の寄せポンチ5の下方部51が障害物Pに当接すると、前記第1回動部3から離れた前記第2回動部4内の寄せポンチ5は、前記装着者1の後方又は前方に回動して逃げ、及び/又は前記第1回動部3の方向へ回動して逃げる構成であること、
を特徴とする、請求項3に記載した寄せポンチホルダー。
【0010】
請求項5に記載した発明は、前記第2回動部4が2つ並列状態で、前記第1回動部3に取り付けられていること、
を特徴とする、請求項1又は2に記載した寄せポンチホルダーである。
(【0011】以降は省略されています)
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