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公開番号2025026300
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2024079689
出願日2024-05-15
発明の名称集塵アタッチメント
出願人株式会社マキタ
代理人個人,個人
主分類B25F 5/00 20060101AFI20250214BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】簡単な操作で取り外しが行え、取り外しの際の不意の落下も効果的に防止可能とする。
【解決手段】集塵アタッチメント1は、先端工具が貫通可能な吸込口を有する吸塵部と、吸塵部と連通して外部のホースが接続可能な集塵通路16を有する本体部3と、を含み、本体部3に、集塵通路16と連通して被加工材Wへの吸着口28を開口させた吸引空間20と、吸引空間20を外部に開放させる空気抜き穴30と、常態で空気抜き穴30を閉塞し、所定の操作によって空気抜き穴30を開口させる空気抜きレバー13と、が設けられている。空気抜きレバー13は、本体部3を被加工材Wから取り外す方向へ操作することで空気抜き穴30を開口させる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
先端工具が貫通可能な吸込口を有する吸塵部と、前記吸塵部と連通して外部のホースが接続可能な集塵通路を有する本体部と、を含み、
前記本体部に、前記集塵通路と連通して被加工材への吸着口を開口させた吸引空間と、前記吸引空間を外部に開放させる空気抜き穴と、常態で前記空気抜き穴を閉塞し、所定の操作によって前記空気抜き穴を開口させる空気抜き操作部と、が設けられた集塵アタッチメントであって、
前記空気抜き操作部は、前記本体部を前記被加工材から取り外す動作と共に操作されて前記空気抜き穴を開口させることを特徴とする集塵アタッチメント。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記空気抜き操作部の操作方向は、前記本体部を前記被加工材から取り外す方向と同じであることを特徴とする請求項1に記載の集塵アタッチメント。
【請求項3】
前記空気抜き操作部に、指掛け部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の集塵アタッチメント。
【請求項4】
前記集塵通路の一部は、前記本体部の表面に膨出して所定方向へ直線状に延びるハンドル部を形成しており、前記空気抜き操作部は、前記ハンドル部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の集塵アタッチメント。
【請求項5】
前記空気抜き操作部は、前記ハンドル部の中心線の両側に一対設けられていることを特徴とする請求項4に記載の集塵アタッチメント。
【請求項6】
前記一対の前記空気抜き操作部は、一体に繋がっていることを特徴とする請求項5に記載の集塵アタッチメント。
【請求項7】
前記空気抜き操作部は、1箇所であることを特徴とする請求項4に記載の集塵アタッチメント。
【請求項8】
前記空気抜き操作部は、前記ハンドル部の中心線の両側の何れか一方に設けられ、前記ハンドル部を挟んだ前記空気抜き操作部の反対側で前記ハンドル部に前記指掛け部が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の集塵アタッチメント。
【請求項9】
前記外部のホースは、前記ハンドル部に接続可能であることを特徴とする請求項4乃至8の何れかに記載の集塵アタッチメント。
【請求項10】
前記空気抜き操作部は、前記空気抜き穴の閉塞状態では前記指掛け部を除いて前記ハンドル部の外形から突出しないことを特徴とする請求項4乃至9の何れかに記載の集塵アタッチメント。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ハンマドリル等の電動工具による作業時に被加工材から発生する粉塵を集塵するために用いられる集塵アタッチメントに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
ハンマドリル等のように装着した先端工具で穿孔作業等を行う場合、加工位置で被加工材から発生する粉塵を飛散させることなく集塵するための集塵アタッチメントが用いられる場合がある。特許文献1(米国特許出願公開第2011/0142561号明細書)には、その一例が開示されている。ここに開示される集塵アタッチメントは、左右に拡がるハウジングの上部に、先端工具が貫通する筒状の吸塵部を設けて、ハウジングの表側に、吸塵部と連通する集塵通路を有する円筒状のハンドル部を形成する一方、ハウジングの裏側に、吸着口が開口する吸引空間を形成している。
この集塵アタッチメントは、ハンドル部にホースを介して外部の集塵機を接続して使用される。集塵機を運転させて吸着口を被加工材の表面に当接させると、ホースと連通するハンドル部及び吸塵部が負圧となり、ハンドル部と連通する吸引空間も負圧となる。よって、吸着口がそのまま被加工材に吸着して位置決めされる。電動工具の先端工具を吸塵部に差し込んで加工を行えば、発生した粉塵は、吸塵部から直接吸い込まれてハンドル部及びホースを介して集塵機に集塵される。
【0003】
ハンドル部の左右の側面には、吸引空間と連通する空気抜き穴がそれぞれ形成されている。空気抜き穴には、常態で空気抜き穴を閉塞するボタンがそれぞれ設けられている。
加工位置を変更等するために集塵アタッチメントを被加工材から取り外す場合、作業者は、左右のボタンを指で押し込んで空気抜き穴を開口させる。すると、吸引空間内に外気が流入して吸着力が低下するため、そのまま集塵アタッチメントを被加工材から取り外すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2011/0142561号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の集塵アタッチメントは、取り外しの際、左右方向からボタンを押し込む操作を維持しながら左右方向と交差する手前側に引っ張る操作となる。すなわち、2つの操作が必要となるため、操作性がよくない。
また、ボタンを押し込む方向と集塵アタッチメントを引っ張る方向とが異なるため、鉛直な壁等に対する作業では取り外す際に誤って集塵アタッチメントを落下させてしまうおそれがある。
【0006】
そこで、本開示は、簡単な操作で取り外しが行えると共に、取り外しの際の不意の落下も効果的に防止可能となる集塵アタッチメントを提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示は、先端工具が貫通可能な吸込口を有する吸塵部と、吸塵部と連通して外部のホースが接続可能な集塵通路を有する本体部と、を含み、
本体部に、集塵通路と連通して被加工材への吸着口を開口させた吸引空間と、吸引空間を外部に開放させる空気抜き穴と、常態で空気抜き穴を閉塞し、所定の操作によって空気抜き穴を開口させる空気抜き操作部と、が設けられた集塵アタッチメントである。
そして、空気抜き操作部は、本体部を被加工材から取り外す動作と共に操作されて空気抜き穴を開口させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、空気抜き操作部による空気抜きと集塵アタッチメントの取り外しとが別々の操作とならない。よって、簡単な操作で集塵アタッチメントの取り外しが行えると共に、取り外しの際の不意の落下も効果的に防止可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1の集塵アタッチメントの後方からの斜視図である。
実施例1の集塵アタッチメントの前方からの斜視図である。
実施例1の集塵アタッチメントの背面図である。
図3のA-A線拡大断面図である。
図3のB-B線拡大断面図である。
図3のC-C線部分拡大断面図である。
空気抜きレバーの操作状態でのB-B線拡大断面図である。
空気抜きレバーの操作状態でのC-C線部分拡大断面図である。
実施例2の集塵アタッチメントの後方からの斜視図である。
実施例2の集塵アタッチメントの背面図である。
図10のD-D線拡大断面図である。
実施例3の集塵アタッチメントの後方からの斜視図である。
実施例3の集塵アタッチメントの背面図である。
図13のE-E線拡大断面図である。
実施例4の集塵アタッチメントの後方からの斜視図である。
実施例4の集塵アタッチメントの背面図である。
実施例4の集塵アタッチメントの正面図である。
図16のF-F線拡大断面図である。
図16のG-G線拡大断面図である。
実施例5の集塵アタッチメントの後方からの斜視図である。
実施例5の集塵アタッチメントの背面図である。
図21のH-H線拡大断面図である。
実施例6の集塵アタッチメントの後方からの斜視図である。
実施例6の集塵アタッチメントの前方からの斜視図である。
実施例6の集塵アタッチメントの背面図である。
実施例6の集塵アタッチメントの正面図である。
図25のI-I線拡大断面図である。
小径のカフスを接続した実施例6の集塵アタッチメントの背面図である。
大径のカフスを接続した実施例6の集塵アタッチメントの背面図である。
図28のJ-J線部分の拡大断面図である。
図29のK-K線部分の拡大断面図である。
使用状態での図29のL-L線拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の一実施形態において、空気抜き操作部の操作方向は、本体部を被加工材から取り外す方向と同じであってもよい。
この構成によれば、空気抜き操作部による空気抜き操作と集塵アタッチメントの取り外し操作とを連続してスムーズに行うことができる。
本開示の一実施形態において、空気抜き操作部に、指掛け部が設けられていてもよい。
この構成によれば、空気抜き操作部による空気抜き操作が容易に行える。
本開示の一実施形態において、集塵通路の一部は、本体部の表面に膨出して所定方向へ直線状に延びるハンドル部を形成しており、空気抜き操作部は、ハンドル部に設けられていてもよい。
この構成によれば、ハンドル部を把持する手で空気抜き操作部による空気抜き操作と集塵アタッチメントの取り外し操作とが連続して行え、両手で操作する手間が生じない。
本開示の一実施形態において、空気抜き操作部は、ハンドル部の中心線の両側に一対設けられていてもよい。
この構成によれば、空気抜き操作部による空気抜き操作と集塵アタッチメントの取り外し操作とがバランスよく確実に行える。
本開示の一実施形態において、一対の空気抜き操作部は、一体に繋がっていてもよい。
この構成によれば、空気抜き穴を開口させるタイミングが同時となる。よって、集塵アタッチメントを取り外す際に集塵アタッチメントが回転したり傾いたりすることがなく、バランスよく操作できる。
(【0011】以降は省略されています)

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