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公開番号
2025025056
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129496
出願日
2023-08-08
発明の名称
電動工具
出願人
株式会社マキタ
代理人
個人
,
個人
主分類
B25F
5/00 20060101AFI20250214BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】吸気口と付勢部材との絶縁距離を確保しつつ、モータ及びブラシを効率的に冷却可能とする。
【解決手段】前側ハウジング2内に、モータ4と出力部とが収容され、整流子15に当接するカーボンブラシ76と、カーボンブラシ76を整流子15側へ付勢する導電性のゼンマイバネ77とを有するブラシベース67が設けられる。後側ハウジング3には、ファンの回転に伴って外部の空気を吸い込む後吸気口44と、吸い込まれた空気を排出する排気口とがそれぞれ形成されて、後吸気口44と排気口との間を流れる空気流Rの途中にモータ4が配置されて、空気流Rにおける後吸気口44の下流側にブラシベース67が配置される。前側ハウジング2に、ゼンマイバネ77と後吸気口44との間に配置されてゼンマイバネ77を覆う非導電性のカバー部105が、リード線ホルダ85と共に着脱可能に設けられている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
ハウジング内に、固定子と回転子とを含むモータと、前記モータの駆動により作動する出力部とが収容されると共に、前記回転子に備えられた整流子に当接するブラシと、前記ブラシを前記整流子側へ付勢する導電性の付勢部材とを有するブラシ保持部材が設けられる一方、
前記回転子が有する回転軸には、ファンが設けられ、前記ハウジングには、前記ファンの回転に伴って外部の空気を吸い込む吸気口と、吸い込まれた空気を排出する排気口とがそれぞれ形成されて、前記吸気口と前記排気口との間を流れる空気流の途中に前記モータが配置されて、前記空気流における前記吸気口の下流側に前記ブラシ保持部材が配置される電動工具であって、
前記ハウジングに、前記付勢部材と前記吸気口との間に配置されて前記付勢部材を覆う非導電性のカバー部材が着脱可能に設けられていることを特徴とする電動工具。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記ハウジングは、第1ハウジングと、前記第1ハウジングに組み付けられる第2ハウジングとからなり、前記カバー部材が前記第1ハウジングに設けられて、前記吸気口は、前記第2ハウジングに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
【請求項3】
前記第1ハウジングが前記モータ及び前記出力部を収容し、前記第2ハウジングがハンドル部を有することを特徴とする請求項2に記載の電動工具。
【請求項4】
前記ブラシ保持部材は、前記整流子を中心とした回転操作により、前記整流子に対する前記ブラシの位置を、前記回転子の正回転位置と逆回転位置とに切替可能であり、
前記カバー部材は、前記ブラシ保持部材の回転に伴う前記付勢部材の移動範囲を覆うことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の電動工具。
【請求項5】
前記出力部は、前記ハウジングの前部に設けられ、前記モータは、前記出力部の後方で前記回転軸を前後方向に向けた姿勢で収容されて、前記ブラシは、前記ブラシ保持部材へ左右に一対配置されて、前記吸気口は、前記ハウジングの左右に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の電動工具。
【請求項6】
前記ハウジングに、前記モータから引き出される配線を保持するための配線保持部材が着脱可能に設けられており、前記カバー部材は、前記配線保持部材に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の電動工具。
【請求項7】
前記配線保持部材に、保持された前記配線と前記ブラシ及び前記付勢部材との干渉を防止する保護部が設けられており、前記カバー部材は、前記保護部に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の電動工具。
【請求項8】
前記付勢部材は、ゼンマイバネであることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の電動工具。
【請求項9】
前記ハウジングの上面に、第2の吸気口が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の電動工具。
【請求項10】
前記出力部は、前記回転軸の回転に伴い、先端工具を保持する最終出力軸を回転させる回転機構と、前記回転軸の回転に伴い、前記先端工具を打撃する打撃機構とを有することを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の電動工具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ハンマドリル等の電動工具に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ハンマドリル等の電動工具には、ブラシ付きモータを備えたAC機が知られている。ブラシは、回転子が貫通するリング状のブラシホルダに保持されて、ゼンマイバネ等の金属製の付勢部材によって整流子へ押圧される。
一方、回転子の前部には、ファンが設けられている。回転子の回転に伴いファンが回転すると、ハウジングに設けた吸気口から外気が吸い込まれ、ファンの径方向外側に設けた排気口から排出される空気流が生じる。この空気流によりモータ及びブラシが冷却される(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-124291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
モータ及びブラシの冷却効果を高めるため、吸気口はブラシホルダに近い位置に設けるのが望ましい。しかし、ブラシを付勢する付勢部材が導電性を有していると、吸気口と付勢部材との絶縁距離を確保するために吸気口の位置をブラシホルダの近くから離す必要が生じる。よって、効率的な冷却が行えないおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は、吸気口と付勢部材との絶縁距離を確保しつつ、モータ及びブラシを効率的に冷却できる電動工具を提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示は、ハウジング内に、固定子と回転子とを含むモータと、モータの駆動により作動する出力部とが収容されると共に、回転子に備えられた整流子に当接するブラシと、ブラシを整流子側へ付勢する導電性の付勢部材とを有するブラシ保持部材が設けられる一方、
回転子が有する回転軸には、ファンが設けられ、ハウジングには、ファンの回転に伴って外部の空気を吸い込む吸気口と、吸い込まれた空気を排出する排気口とがそれぞれ形成されて、吸気口と排気口との間を流れる空気流の途中にモータが配置されて、空気流における吸気口の下流側にブラシ保持部材が配置される電動工具である。
そして、本開示は、ハウジングに、付勢部材と吸気口との間に配置されて付勢部材を覆う非導電性のカバー部材が着脱可能に設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、カバー部材の採用により、ブラシを付勢する付勢部材が導電性を有していても、吸気口と付勢部材との絶縁距離を確保するために吸気口の位置をずらす必要がなくなる。すなわち、吸気口と付勢部材との絶縁距離を確保しつつ、モータ及びブラシを効率的に冷却できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ハンマドリルの後方からの斜視図である。
ハンマドリルの背面図である。
図2のA-A線断面図である。
図2のB-B線一部断面図である。
後側ハウジングを省略したハンマドリルの一部拡大背面図である(正回転位置)。
後側ハウジングを省略したハンマドリルの斜視図である。
正逆切替ユニット及びリード線ホルダの分解斜視図である。
図2のC-C線一部拡大断面図である。
後側ハウジングを省略したハンマドリルの一部拡大背面図である(逆回転位置)。
逆回転位置での図2のC-C線相当の一部拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の一実施形態において、ハウジングは、第1ハウジングと、第1ハウジングに組み付けられる第2ハウジングとからなり、カバー部材が第1ハウジングに設けられて、吸気口は、第2ハウジングに設けられているものであってもよい。
この構成によれば、第2ハウジングの組み付け前に第1ハウジングへのカバー部材の組み付けが容易に行える。
本開示の一実施形態において、第1ハウジングがモータ及び出力部を収容し、第2ハウジングがハンドル部を有するものであってもよい。
この構成によれば、出力部の作動で生じる粉塵等がハンドル部側の吸気口から吸い込まれるおそれが低減される。
本開示の一実施形態において、ブラシ保持部材は、整流子を中心とした回転操作により、整流子に対するブラシの位置を、回転子の正回転位置と逆回転位置とに切替可能であり、カバー部材は、ブラシ保持部材の回転に伴う付勢部材の移動範囲を覆うものであってもよい。
この構成によれば、ブラシ保持部材が正逆切替操作されるものであっても、常に吸気口と付勢部材との絶縁距離を確保できる。
【0010】
本開示の一実施形態において、出力部は、ハウジングの前部に設けられ、モータは、出力部の後方で回転軸を前後方向に向けた姿勢で収容されて、ブラシは、ブラシ保持部材へ左右に一対配置されて、吸気口は、ハウジングの左右に設けられているものであってもよい。
この構成によれば、左右のブラシを左右の吸気口から吸い込まれる空気によって効率よく冷却することができる。
本開示の一実施形態において、ハウジングに、モータから引き出される配線を保持するための配線保持部材が着脱可能に設けられており、カバー部材は、配線保持部材に設けられているものであってもよい。
この構成によれば、配線保持部材を利用してハウジングへのカバー部材の着脱が容易に行える。
本開示の一実施形態において、配線保持部材に、保持された配線とブラシ及び付勢部材との干渉を防止する保護部が設けられており、カバー部材は、保護部に設けられているものであってもよい。
この構成によれば、保護部を利用してカバー部材を容易に設けることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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