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公開番号
2025028652
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-03
出願番号
2023133598
出願日
2023-08-18
発明の名称
締結構造
出願人
株式会社ケー・エフ・シー
代理人
個人
主分類
B25H
7/04 20060101AFI20250221BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】マーキングにズレが生じた場合に最終締結されたナットに緩みが生じていると判断できると共に、最終締結されたボルトとナットの緩み止め効果を発揮することができる締結構造を提供する。
【解決手段】ボルト10とナット20で被締結部材101、102を締結する締結構造であって、最終締結の適正締付トルクで被締結部材101、102がボルト10とナット20で締結され、湿気硬化型の粘弾性体で弾性状態を維持しているマーキング材40が、ボルト10の雄ねじ部11とナット20とに跨るように塗設され、好適にはボルト10の軸方向に直線状に延設される締結構造。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ボルトとナットで被締結部材を締結する締結構造であって、
前記被締結部材の最終締結の適正締付トルクで前記被締結部材が前記ボルトと前記ナットで締結され、
湿気硬化型の粘弾性体で弾性状態を維持しているマーキング材が、前記ボルトの雄ねじ部と前記ナットとに跨るように塗設されていることを特徴とする締結構造。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記マーキング材が、前記ボルトの軸方向に直線状に延設されていることを特徴とする請求項1記載の締結構造。
【請求項3】
前記マーキング材が、前記ボルトの前記雄ねじ部の前記ナットから突出する部分の根元において周方向に延設されていることを特徴とする請求項1記載の締結構造。
【請求項4】
前記マーキング材が、3mm以上の幅で塗設されていることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の締結構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボルトとナットで被締結部材を締結する締結構造に係り、ボルトに対して適正締付トルクでナットを締め付けたことを確認することができる締結構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ボルトに対して既定のトルクでナットを締め付けたことを確認することができる締結方法として、特許文献1、2の締結方法が知られている。この締結方法は、鉄骨部材を高力ボルトで締結する際に、高力ボルトに既定のトルクでナットを一次締めし、一次締めした状態の高力ボルトとナットに跨るように油性ペンや塗料による直線状のマーキングを施すものである。更に、この締結方法では、直線状のマーキングが施された高力ボルトとナットとの本締めを行い、マーキング位置のズレを目視確認し、ズレ量から高力ボルトとナットが適正に締結されたかを判断している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3134710号公報
特開2004-108565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1、2の締結方法は、最終的な締結の途中であるボルトとナットの一次締めの状態で直線状のマーキングを施し、直線状のマーキングのズレ量から最終締結の締付トルクが適正であるかを判断するものであるが、ボルトとナットが適正締付トルクで最終締結された状態でマーキングを施し、マーキングにズレが生じた場合にナットが緩んでいると判断できる締結構造も求められている。更に、この締結構造は、最終締結されたボルトとナットの緩み止め効果を発揮できるものであることが望ましい。
【0005】
本発明は上記課題に鑑み提案するものであって、マーキングにズレが生じた場合に最終締結されたナットに緩みが生じていると判断できると共に、最終締結されたボルトとナットの緩み止め効果を発揮することができる締結構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の締結構造は、ボルトとナットで被締結部材を締結する締結構造であって、前記被締結部材の最終締結の適正締付トルクで前記被締結部材が前記ボルトと前記ナットで締結され、湿気硬化型の粘弾性体で弾性状態を維持しているマーキング材が、前記ボルトの雄ねじ部と前記ナットとに跨るように塗設されていることを特徴とする。
これによれば、最終締結の適正締付トルクで締結されたボルトとナットにマーキング材を塗設することにより、マーキングにズレが生じた場合に最終締結されたナットに緩みが生じていると判断することができる。また、湿気硬化型の粘弾性体で弾性状態を維持しているマーキング材を用いることにより、マーキング材の弾性で締結箇所の振動や衝撃を吸収し、ナットが回転して緩むことを防止することができ、最終締結されたボルトとナットの緩み止め効果を発揮することができる。また、湿気硬化型の粘弾性体で弾性状態を維持しているマーキング材は、接着剤のようにボルトやナットの表面の微細な隙間や凹凸に入り込んだり、ボルトやナットの材料である金属と化学結合することがないため、マーキング材をカッターナイフ等で切断したり、塗布したところから剥がすことにより、締結構造で用いたボルトやナットを再利用することも可能となる。
【0007】
本発明の締結構造は、前記マーキング材が、前記ボルトの軸方向に直線状に延設されていることを特徴とする。
これによれば、マーキングにズレが生じた場合に注意力の少ない目視でも簡単にズレの発生を発見することが可能となり、より簡単且つ確実にナットの緩みを発見することができる。
【0008】
本発明の締結構造は、前記マーキング材が、前記ボルトの前記雄ねじ部の前記ナットから突出する部分の根元において周方向に延設されていることを特徴とする。
これによれば、ボルトやナットの最終締結箇所で美感が必要とされている場合に、一般の人がマーキング材を認識する可能性を低くし、ボルトやナットの最終締結箇所における美感を確保することができる。
【0009】
本発明の締結構造は、前記マーキング材が、3mm以上の幅で塗設されていることを特徴とする。
これによれば、より確実に最終締結されたボルトとナットの緩み止め効果を発揮することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の締結構造によれば、マーキングにズレが生じた場合に最終締結されたナットに緩みが生じていると判断できると共に、最終締結されたボルトとナットの緩み止め効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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