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公開番号2024110575
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-16
出願番号2023015228
出願日2023-02-03
発明の名称動力工具
出願人日東工器株式会社
代理人個人
主分類B25F 5/02 20060101AFI20240808BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】冷却機能と表示機能を実現するための構成をより簡易にすることを可能とする動力工具を提供する
【解決手段】動力工具(グラインダ)100は、モータ110と、モータ110の回転軸111に取り付けられたファン112と、ファン112により生じる径方向外側への空気の流れをモータ110の回転軸線Rの方向に向けるようにされた空気流ガイド部材136と、これらを収容するハウジング113と、空気流ガイド部材136に光を照射するように配置された発光素子159とを備える。ハウジング113は、外部から空気流ガイド部材136の一部を視認可能な表示用開口部160を有する。空気流ガイド部材136は導光性を有する材料により形成され、発光素子159の光が空気流ガイド部材136を伝播して表示用開口部160から視認できるようになっている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
モータと、
前記モータの回転軸に取り付けられたファンと、
前記ファンにより生じる空気の流れを所定の方向にガイドするようにされた空気流ガイド部材と、
前記モータ、前記ファン、及び前記空気流ガイド部材を収容し、外部から前記空気流ガイド部材の一部を視認できるように開口した表示用開口部を有するハウジングと、
前記ハウジング内において前記空気流ガイド部材に光を照射するように配置された発光素子と、
を備え、
前記空気流ガイド部材が導光性を有する材料により形成され、前記発光素子の光が前記空気流ガイド部材を伝播して前記表示用開口部から視認できるようにされた、動力工具。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記ファンが径方向外側への空気の流れを生じさせる遠心ファンであり、前記空気流ガイド部材が前記径方向外側への空気の流れを前記モータの回転軸線の方向に向けるようにされた、請求項1に記載の動力工具。
【請求項3】
前記空気流ガイド部材が、前記ファンの径方向外側で径方向内側に向かって傾斜した傾斜部を有し、
前記ハウジングが、前記傾斜部に間隔をあけて対向する対向面を有し、
前記発光素子が、前記傾斜部に光を照射するようにして前記対向面に取り付けられている、請求項1に記載の動力工具。
【請求項4】
前記空気流ガイド部材が、前記傾斜部から前記モータの回転軸線と略平行に延びる平行部を有し、前記表示用開口部が前記平行部の一部を視認できるように配置されている、請求項3に記載の動力工具。
【請求項5】
前記空気流ガイド部材が、拡散グレードの樹脂材料により形成されている、請求項1に記載の動力工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却機能と表示機能を有する動力工具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
インパクトドライバや、ベルト式研削工具、グラインダなどの種々の動力工具において、モータの負荷やバッテリの残量などの動力工具の状態を表示するための表示部を備えたものがある。例えば特許文献1には、グリップ部の下部に配置されたバッテリ装着部の後方位置に、ブラシレスモータを駆動するスイッチング素子の負荷状態を示す表示部が配置されたインパクトドライバが開示されている。この表示部は、主に、発光素子と、発光素子から放射される光を導く導光部材と、導光部材の発光部分を保持するための基台とにより構成されている。
【0003】
また、上述のような種々の動力工具において、モータを冷却する構成を有するものがある。例えば特許文献2には、モータの回転子に冷却ファンを取り付け、モータの回転により冷却ファンが回転すると、モータの周辺に空気の流れが生じてモータが冷却されるようにしたグラインダが開示されている。この冷却ファンは径方向外側に向かう空気の流れを生じさせる遠心ファンである。遠心ファンは、ファンの中心から径方向外側に向かう空気流を生じさせるものであるため、ハウジング内で回転軸線の方向に向かう空気流を効率的に発生させるためには、遠心ファンの周囲に径方向外側に向かう空気流を回転軸線に沿った一方の側に向けるガイドを設ける必要がある。そのため、この遠心ファンの周囲にはファンガイド(空気流ガイド部材)が配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5354363号公報
特許第4586674号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
モータを冷却するためのファン、特に遠心ファンを備える動力工具においては、上述のように空気流の向きを変更するための空気流ガイド部材が実質的に必要となる。また、遠心ファンではなく、例えば軸流ファンであってもファンにより生じる空気流を所定の方向にガイドするために空気流ガイド部材を設けることが望ましい場合がある。このような冷却機能を有する動力工具において、さらに表示機能を有するようにするには発光素子や導光部材を配置する必要がある。特に、冷却構造に加えて表示構造をモータの周辺に配置する場合には、モータ周囲の構造が複雑になり部品点数も多くなる。
【0006】
そこで本発明は、冷却機能と表示機能を有する動力工具において、これら機能を実現するための構成をより簡易にすることを可能とする動力工具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち本発明は、
モータと、
前記モータの回転軸に取り付けられたファンと、
前記ファンにより生じる空気の流れを所定の方向にガイドするようにされた空気流ガイド部材と、
前記モータ、前記ファン、及び前記空気流ガイド部材を収容し、外部から前記空気流ガイド部材の一部を視認できるように開口した表示用開口部を有するハウジングと、
前記ハウジング内において前記空気流ガイド部材に光を照射するように配置された発光素子と、
を備え、
前記空気流ガイド部材が導光性を有する材料により形成され、前記発光素子の光が前記空気流ガイド部材を伝播して前記表示用開口部から視認できるようにされた、動力工具を提供する。
【0008】
当該動力工具においては、空気流ガイド部材が発光素子の光を表示用開口部まで導く導光部材としても機能するようになっているため、導光部材を別に配置する必要がなくなる。これにより、モータの周囲の構成が簡易になるとともに、部品点数を減らすことが可能となる。
【0009】
また、前記ファンが径方向外側への空気の流れを生じさせる遠心ファンであり、前記空気流ガイド部材が前記径方向外側への空気の流れを前記モータの回転軸線の方向に向けるようにすることができる。
【0010】
また、
前記空気流ガイド部材が、前記ファンの径方向外側で径方向内側に向かって傾斜した傾斜部を有し、
前記ハウジングが、前記傾斜部に間隔をあけて対向する対向面を有し、
前記発光素子が、前記傾斜部に光を照射するようにして前記対向面に取り付けられているようにすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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