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公開番号2024109181
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-14
出願番号2023013830
出願日2023-02-01
発明の名称締付判定方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B25B 21/00 20060101AFI20240806BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】判定精度の向上が可能な締付判定方法を提供する。
【解決手段】本開示に係る締付判定方法は、締付具30によって行われるねじ締めの良否を判定する方法であって、締付具30を制御するコントローラ20から出力される締付情報を取得し(ステップS101)、前記締付情報を正規化し(ステップS102)、正規化された前記締付情報を用いてねじ締めの良否を判定する(ステップS103)。締付情報を正規化しているため、締付情報のバラツキが抑制され、判定精度の向上が可能である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
締付具によって行われるねじ締めの良否を判定する方法であって、
前記締付具を制御するコントローラから出力される締付情報を取得し、
前記締付情報を正規化し、
正規化された前記締付情報を用いてねじ締めの良否を判定する、
締付判定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、締付判定方法に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
締付具を用いて行われるねじ締めの良否判定を行う方法が知られている。
例えば特許文献１には、ねじ締め作業におけるねじ締め状態として検出される検出値を、初期設定した基準値およびその許容範囲と比較してその良否判定を行う良否判定方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－０７７５９２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
発明者らは、良否判定方法に関し、以下の課題を見出した。
季節及びロット等の外乱によって、ねじ締めの状態は変動する。特許文献１に開示されている技術では、ねじ締め作業におけるねじ締め状態として検出される検出値を用いて良否判定を行っているため、外乱の影響を考慮して適宜設定値を修正する必要がある。そのため、ねじ締めの良否判定の精度を向上させるために検討の余地が残されていた。
【０００５】
本開示は、このような課題に鑑みなされたものであり、判定精度の向上が可能な締付判定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するための一態様は、
締付具によって行われるねじ締めの良否を判定する締付判定方法であって、
前記締付具を制御するコントローラから出力される締付情報を取得し、
前記締付情報を正規化し、
正規化された前記締付情報を用いてねじ締めの良否を判定する。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、判定精度の向上が可能な締付判定方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態に係る締付判定システムの構成を示すブロック図である。
実施の形態に係る締付判定方法の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下では、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
【００１０】
図１を参照して、実施の形態に係る締付判定システム１０の構成を説明する。尚、図１には、締付判定システム１０に加えて、コントローラ２０及び締付具３０を図示している。締付具３０は、ねじ締めを行う工具であり、例えばナットランナーである。コントローラ２０は、締付具３０の制御を行う制御装置であり、締付具３０及び締付判定システム１０と通信可能である。コントローラ２０は、ねじ締めを行う際における締付具３０の締付角度及び締付トルク等を制御する。コントローラ２０は、ねじ締めに要した所要時間、及び、ねじ締め時における締付具３０の締付角度及び締付トルクを、ねじ締め完了後に締付情報として締付判定システム１０に送信する。締付判定システム１０は、締付具３０を用いて行われるねじ締めの良否を判定し、作業者に判定結果を通知するシステムである。
（【００１１】以降は省略されています）

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