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公開番号2024121736
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028994
出願日2023-02-27
発明の名称マーキング装置
出願人フジセン技工株式会社
代理人個人
主分類B25H 7/04 20060101AFI20240830BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】協働ロボット等に利用して高効率に自動化されたマーキングを行うことができるマーキング装置を提供する。
【解決手段】工作物のマーキング工程に用いられるマーキング装置であって、工作物に目印を付けるマーキングペン2と、マーキングペン2が挿入されマーキングペン2をペン先3が突出するように保持してロボットハンド51に着脱自在に把持されるマーキングボディ10と、マーキング工程を行わない待機時にロボットハンド51に把持されていないマーキングボディ10を支持するペンホルダ30と、を具備し、ペンホルダ30には、ペン先3及びマーキングボディ10の先端近傍が挿入される支持穴31が形成されており、マーキングボディ10の外周部及び支持穴13の内周部には、支持穴31に挿入されたマーキングボディ10の外れを防止するロック機構36が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
工作物のマーキング工程に用いられるマーキング装置であって、
前記工作物に目印を付けるマーキングペンと、
前記マーキングペンが挿入され前記マーキングペンをペン先が突出するように保持してロボットハンドに着脱自在に把持されるマーキングボディと、
前記マーキング工程を行わない待機時に前記ロボットハンドに把持されていない前記マーキングボディを支持するペンホルダと、を具備し、
前記ペンホルダには、前記ペン先及び前記マーキングボディの先端近傍が挿入される支持穴が形成されており、
前記マーキングボディの外周部及び前記支持穴の内周部には、前記支持穴に挿入された前記マーキングボディの外れを防止するロック機構が設けられていることを特徴とするマーキング装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記ロック機構は、
前記マーキングボディの外周部に形成された溝部と、
前記ペンホルダに形成され前記支持穴の内周部側に開口するロック穴部と、
前記ロック穴部に設けられ前記溝部に係合する球状体と、
前記ロック穴部に設けられ前記球状体を前記支持穴の内側に向かって押圧するロックばね部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載のマーキング装置。
【請求項3】
前記支持穴には、前記マーキングボディが嵌入されるボディ支持穴部と、前記マーキングペンが嵌入されるペン先挿入穴部と、が形成されており、
前記ペン先挿入穴部の内周部には、環状に凹むシール溝が形成されており、
前記シール溝には、前記マーキングペンの外周部に当接して前記ペン先が挿入された前記ペン先挿入穴部を密閉するシールリングが設けられていることを特徴とする請求項2に記載のマーキング装置。
【請求項4】
前記マーキングボディは、
前記マーキングペンが嵌入され摺動自在に保持されるペン穴部と、
前記ペン穴部の前記ペン先が突出する先端近傍に設けられ内径が前記マーキングペンの最大外径よりも小径になるよう形成された係止部と、
前記ペン穴部の後端近傍に設けられ前記マーキングペンを前記ペン先の方向に押圧するペン圧調整ばねと、を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のマーキング装置。
【請求項5】
載置台に固定され前記ペンホルダの下端近傍を枢支するホルダベースと、
前記載置台に固定され、枢支された支持部材を介して前記ペンホルダの外周部を支持するサイドベースと、を具備し、
前記ペンホルダの傾斜角度を調整可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のマーキング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、産業用の協働ロボット等を利用して工作物等にマーキングをするマーキング装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、産業用ロボットに支持され駆動されるマーキングペンを利用して工作物等に対して目印を付けるマーキング装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、保持部材によって産業用ロボットに取り付けられ、支持部材を介して揺動可能に設けられたペンホルダ本体に支持されたマーキングペンにより、形鋼等の被マーキング物にマーキングを行うマーキング装置が開示されている。
【0004】
また例えば、特許文献2には、プリント配線板等の平板状のワークにマーキングペンによってマーキングを行うマーキング装置が開示されている。同文献に開示されたマーキング装置では、マーキングペンは、可動ブロックに支持された上下方向に移動可能なペンホルダに、ペン先が下向きとなるよう保持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-141946号公報
特開2022-131675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、製造現場等においては作業者の減少に対応するため、協働ロボット等を利用した自動化が求められている。しかしながら、上記した従来技術のマーキング装置は、協働ロボット等を利用してマーキング工程の更なる自動化、省力化を図るために改善すべき点があった。
【0007】
具体的には、例えば、特許文献1に開示された従来技術のマーキング装置では、マーキングを行うマーキングペンは、ロボットに固定された保持部材を介してロボットに支持されている。そのため、ロボットに固定されたマーキングペンをロボットから取り外す工程は容易ではない。従って、加工対象の工作物に対してマーキング工程以外の加工工程を実行するためには、他の工程を行う工具等が設けられた他のロボットアーム等を利用するか、工作物を載置台から取り外して他の工程を行う装置に搬送する必要があった。
【0008】
また、従来技術のマーキング装置では、マーキングペンのペン先からマーキング用のインクが蒸発してペン先か乾燥したり、ペン先のインクが凝固したりして綺麗なマーキングができなくなるという問題点があった。インクの蒸発等によって正しいマーキングができなくなると、マーキングペンを交換する必要があり、交換作業に時間を要し作業効率が低下すると共に、マーキングペンの使用量が増加し生産コストの観点からも望ましくない。
【0009】
また、ペン先からのインクの蒸発、凝固を抑制するため、特許文献2に開示されたマーキング装置のように、ペン先に被さるキャップをベース等に設ける構成が考えられる。このような構成は、従来技術のマーキング装置のようにマーキングペンを保持するペンホルダが可動ブロック等に保持された状態で待機位置に置かれる場合は特に問題はない。しかしながら、生産性を高めるために近年の協働ロボットのロボットハンド等でマーキングペンを持ち替える構成を採用するには、従来技術のようなキャップを設けても、マーキングペンがキャップから外れてしまう恐れがある。
【0010】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、協働ロボット等に利用して高効率に自動化されたマーキングを行うことができるマーキング装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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