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公開番号2024168073
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023084470
出願日2023-05-23
発明の名称不燃性木質ボード並びにその製造方法
出願人株式会社きんぱら,株式会社ザマックス,個人
代理人個人,個人
主分類B27N 3/02 20060101AFI20241128BHJP(木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステープル打ち機一般)
要約【課題】 一定以上の不燃性を確保すると共に、製造コストを抑えることのできる、新規な不燃性ボード並びにその製造方法の開発を技術課題とした。
【解決手段】 ボード基材を接着剤とともにプレス、加熱して板状本体を形成した不燃性ボード1であって、前記ボード基材は、木質素材2が含まれるものであり、また前記板状本体には、少なくとも一方の面に金属箔15が積層されていることを特徴として成り、不燃性木質ボード1に、金属箔15による、耐熱性能、不燃性能を付与することができる。また研磨工程が不要となるため、不燃性木質ボード1のコストダウンを図ることができる。更に前記接着剤として、アルミナセメント3を用いた場合には、アルミナセメント3による接着効果に加え、不燃効果、耐熱効果を付与することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ボード基材を接着剤とともにプレス、加熱して板状本体を形成した不燃性ボードであって、
前記ボード基材は、木質素材が含まれるものであり、
また前記板状本体には、少なくとも一方の面に金属箔が積層されていることを特徴とする不燃性木質ボード。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記接着剤は、アルミナセメントを用いたものであることを特徴とする請求項1記載の不燃性木質ボード。
【請求項3】
前記木質素材には、ホウ酸またはポリホウ酸ナトリウムの何れか一方または双方が含侵されていることを特徴とする請求項1または2いずれか記載の不燃性木質ボード。
【請求項4】
ボード基材を接着剤とともに型枠に充填し、続いてプレス、加熱して板状とした不燃性ボードの製造方法であって、
前記ボード基材は、木質素材が含まれるものであり、
また前記ボード基材の、少なくとも一方の面に金属箔を配した状態でプレスした後、加熱することを特徴とする不燃性木質ボードの製造方法。
【請求項5】
前記接着剤は、アルミナセメントであることを特徴とする請求項4記載の不燃性木質ボードの製造方法。
【請求項6】
前記木質素材には、ホウ酸またはポリホウ酸ナトリウムの何れか一方または双方を含侵させることを特徴とする請求項4または5いずれか記載の不燃性木質ボードの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築資材や、シンクユニット(キッチンユニット)等の室内調度品等に用いることが適切な、不燃性能を高める改良を施した不燃性木質ボード並びにその製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
木質素材の小片を接着剤と混ぜ合わせ熱圧成型して板状に成形されたボード資材が、建材や家具、音響機器の筐体等として広く用いられている。しかしながらこのものは、主原料を木質素材とするものであり、不燃性については充分な性能を発揮できない。
【0003】
そこでこのようなボード資材に不燃性を付与するために、接着剤の中に難燃薬剤を混合する試みがなされているが(例えば特許文献1参照)、薬剤がボードの表面に析出して見た目が悪くなってしまう等の課題があった。
更に接着剤としてフェノール、イソシアネート、レゾシノール等が使用されている場合には、これらの成分が発火してしまうことは避けられなかった。
【0004】
ところで、良好な不燃性を有する建築用ボードの一例として、石膏ボードやプラスターボードと呼ばれる、石膏を板状に形成し、その表面を特殊な紙で仕上げたものが広く流通している。このものは、不燃性が高いだけでなく、断熱性、施工性、遮音性にも優れており、更に各種建築用ボードの中では比較的安価・低コストであるとされている。しかしながらこのような利点を有するものの、石膏ボードは他の業種や一般の感覚では安価とは言い難いものである。
【0005】
このような状況の下、本出願人らは、不燃性を高めると共に、耐キズ性能、抗菌性能、耐水性能、耐汚れ性能、防蟻性能等の機能を併せ発揮する不燃性木質ボード等を開発し、既に特許出願に及んでいる(特許文献2、3参照)。
そしてその後も本出願人は、ボード資材の不燃性向上に加え、製造コストの削減についての研究開発に鋭意取り組んできた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許3919639号公報
特開2022-21088号公報
特願2021-184316
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明はこのような背景の下、更に低コスト化と不燃性の向上を図るべくなされたものであって、一定以上の不燃性を確保すると共に、製造コストを抑えることのできる、新規な不燃性木質ボード並びにその製造方法の開発を技術課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち請求項1記載の不燃性木質ボードは、ボード基材を接着剤とともにプレス、加熱して板状本体を形成した不燃性ボードであって、前記ボード基材は、木質素材が含まれるものであり、また前記板状本体には、少なくとも一方の面に金属箔が積層されていることを特徴として成るものである。
【0009】
また請求項2記載の不燃性木質ボードは、前記要件に加え、前記接着剤は、アルミナセメントを用いたものであることを特徴として成るものである。
【0010】
また請求項3記載の不燃性木質ボードは前記要件に加え、前記木質素材には、ホウ酸またはポリホウ酸ナトリウムの何れか一方または双方が含侵されていることを特徴として成るものである。
(【0011】以降は省略されています)

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