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公開番号2024166655
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023082887
出願日2023-05-19
発明の名称密封構造
出願人株式会社豊田自動織機,アイシン高丘株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類F16J 15/08 20060101AFI20241122BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ガスケットが挟み込まれる一対の密封面を互いに接続する作業が行われるときにガスケットが脱落することを抑止できる密封構造を提供する。
【解決手段】密封面の一方に形成された環状溝23と、環状であって中心に向けて開口した開口部41を有し且つ環状溝23に装入される環状のガスケット40と、ガスケット40に装着され且つ環状溝23に装入されて環状溝23の中心から膨らむ方向に湾曲する長尺状のバネ部材50と、を有する。環状溝23は、内周面において環状溝23の中心に向けて窪む逆テーパ面23bを有する。バネ部材50は、ガスケット40の開口部41に挿入される両端部(端部51、52)と、逆テーパ面23bによって押される被押圧部53と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一対の密封面を密封する密封構造であって、
前記密封面の一方に形成された環状溝と、
環状であって中心に向けて開口した開口部を有し且つ前記環状溝に装入されるガスケットと、
前記ガスケットに装着され且つ前記環状溝に装入されて前記環状溝の中心から膨らむ方向に湾曲する長尺状のバネ部材と、を有し、
前記環状溝は、内周面において前記環状溝の中心に向けて窪む逆テーパ面を有し、
前記バネ部材は、前記ガスケットの前記開口部に挿入される両端部と、前記逆テーパ面によって押される被押圧部と、を有する、密封構造。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
請求項1に記載の密封構造であって、
前記ガスケットは、前記開口部における前記環状溝の溝底側に位置する底側片と、前記開口部における前記底側片とは反対側に位置する上側片と、を有し、
前記底側片は、少なくとも前記被押圧部と反対側の領域において前記上側片よりも前記ガスケットの中心に向けて延出している、密封構造。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の密封構造であって、
前記バネ部材が前記ガスケットに装着され且つ前記ガスケットが前記環状溝に装入されていない状態において、前記バネ部材の両端の前記ガスケットの中心に対する角度が180±20°である、密封構造。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の密封構造であって、
前記バネ部材が前記ガスケットに装着され且つ前記ガスケットが前記環状溝に装入されていない状態において、前記バネ部材の前記ガスケットの中心に対する距離が、前記環状溝の内周最小半径よりも小さい、密封構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、密封構造に関する。具体的には、一対の密封面を密封(シール)する密封構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
流路を構成する配管の接続部において、流体の漏出を抑止するためにガスケットが用いられる場合がある。具体的には、一対の配管のそれぞれの端部を形成する密封面が互いに閉じ合わされるとき、密封面の間にガスケットが挟み込まれる。
【0003】
ガスケットが挟み込まれる一対の配管を互いに接続する作業を容易にするため、ガスケットの仮止め構造が提案されている。この仮止め構造によれば、ガスケットは、一対の配管の間に配置される本体部と、本体部の縁部(周辺部)から突出して配管の一方の外周を挟む複数の突出部と、を備えている。本体部には、一対の配管が互いに接合されるときに圧縮されて変形するビード部が形成されている。複数の突出部によって配管の一方が把持され、その結果、ガスケットが当該配管から脱落することが回避される(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-42796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記ガスケットによれば、配管の一方の外周面に突出部が現れるため、配管周辺に空間的余裕が乏しい場合は使用することが困難となる。加えて、ガスケットの密封機能がビード部によって実現されることが前提となるため、環状ガスケット(例えば、Oリング)が使用される場合と比較して一対の配管のそれぞれの端部に設けられるフランジの小型化が困難となる。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、ガスケットが挟み込まれる一対の配管(即ち、一対の密封面)を互いに接続する作業が行われるときにガスケットが脱落することを抑止できる密封構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の第1の発明に係る密封構造は、一対の密封面を密封する密封構造であって、前記密封面の一方に形成された環状溝と、環状であって中心に向けて開口した開口部を有し且つ前記環状溝に装入されるガスケットと、前記ガスケットに装着され且つ前記環状溝に装入されて前記環状溝の中心から膨らむ方向に湾曲する長尺状のバネ部材と、を有し、前記環状溝は、内周面において前記環状溝の中心に向けて窪む逆テーパ面を有し、前記バネ部材は、前記ガスケットの前記開口部に挿入される両端部と、前記逆テーパ面によって押される被押圧部と、を有する。
【0008】
本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る密封構造であって、前記ガスケットは、前記開口部における前記環状溝の溝底側に位置する底側片と、前記開口部における前記底側片とは反対側に位置する上側片と、を有し、前記底側片は、少なくとも前記被押圧部と反対側の領域において前記上側片よりも前記ガスケットの中心に向けて延出している。
【0009】
本発明の第3の発明は、上記第1の発明又は第2の発明に係る密封構造であって、前記バネ部材が前記ガスケットに装着され且つ前記ガスケットが前記環状溝に装入されていない状態において、前記バネ部材の両端の前記ガスケットの中心に対する角度が180±20°である。
【0010】
本発明の第4の発明は、上記第1の発明又は第2の発明に係る密封構造であって、前記バネ部材が前記ガスケットに装着され且つ前記ガスケットが前記環状溝に装入されていない状態において、前記バネ部材の前記ガスケットの中心に対する距離が、前記環状溝の内周最小半径よりも小さい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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