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公開番号2024088469
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203664
出願日2022-12-20
発明の名称自動弁装置
出願人株式会社テイエルブイ
代理人
主分類F16T 1/22 20060101AFI20240625BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】弁体手段によって弁口部を確実に閉塞しつつ、弁体と弁座との摩耗を抑制する。
【解決手段】流入口11aを通じて弁室15内にドレンが流入した場合、フロート10が浮上して弁軸20を矢印93方向に直線的に下降させるため、弁体プラグ21は弁開口43を開放してドレンは流出口11bから排出される。ドレンの排出後はフロート10が下降して、弁軸20が矢印94方向に直線的に上昇し、弁体プラグ21は弁座41に着座して弁開口43を閉塞する。ここで、弁軸20を弁体プラグ21が弁開口43を開放する方向(矢印93方向)に常時、付勢しているコイルバネ2の付勢力は、弁軸20が矢印94方向に上昇移動する閉弁力よりもやや小さくなるように予め調整されている。このため、弁体プラグ21が弁座41に着座する際の衝撃が緩和され、弁体プラグ21及び弁座41の衝撃による摩耗を抑制することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
排出対象流体が流入する入口部、当該入口部から流入した排出対象流体が滞留する弁室部、及び当該弁室部に滞留した排出対象流体を排出する出口部を有する本体部、
前記弁室部に設けられた弁座部であって、前記出口部に連通する弁口部が形成された弁座部、
前記弁室部に滞留する排出対象流体の流体量に対応して動作し、開弁姿勢又は閉弁姿勢に変化する弁体手段であって、当該開弁姿勢にあるとき前記弁座部から離れて前記弁口部を開放し、当該閉弁姿勢にあるとき前記弁座部に接して前記弁口部を閉塞する弁体手段、
前記弁体手段が、前記閉弁姿勢から前記開弁姿勢に変化する動作を、所定の付勢力をもって付勢する付勢手段であって、前記弁体手段が前記開弁姿勢から前記閉弁姿勢に変化する際の閉弁力よりも小さい付勢力をもって付勢する付勢手段、
を備えたことを特徴とする自動弁装置。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
請求項1に係る自動弁装置において、
前記付勢手段の前記付勢力を調整する調整手段、
を備えたことを特徴とする自動弁装置。
【請求項3】
請求項2に係る自動弁装置において、
前記付勢手段は、中心軸方向に沿って圧縮又は伸張が可能なコイルバネ機構であり、
前記調整手段は、当該コイルバネ機構を中心軸方向に加圧することによって、前記付勢力を調整する、
ことを特徴とする自動弁装置。
【請求項4】
請求項1、請求項2又は請求項3に係る自動弁装置において、
前記弁室部に滞留する排出対象流体の流体量に従って浮動する浮動手段、
前記浮動手段と前記弁体手段とを接続し、前記浮動手段の浮動に従って前記弁体手段を動作させる接続手段、
を備えており、
前記弁体手段は直線的に移動して動作する、
ことを特徴とする自動弁装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願に係る自動弁装置は、弁体手段が弁口部を自動的に開閉する自動弁の技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
自動弁装置としては、たとえば後記特許文献1に開示されているレバーフロート式ドレントラップがある。このレバーフロート式ドレントラップは、フロートの損傷を防止することを目的としている。弁室6内には、入口1からドレンが流入する。そして、その液位の上昇又は低下に応じて弁室6内に配置されているフロート12が浮上又は下降する。
【0003】
このフロート12はレバー11の先端に設けられており、レバー11は揺動軸10を中心に回転移動が自在である。そして、フロート12の浮上又は下降の動きは、レバー11を介して弁棒16に伝達され、この弁棒16に固定された第1弁体18及び第2弁体19が、第1弁口7及び第2弁口8を開閉する。
【0004】
レバー11の下方には、ストッパ部材20が設けられている。そして、弁室6内の液位の低下に従ってフロート12が下降したとき、レバー11がストッパ部材20に当接してフロート12の下降を停止させる。これによって、フロート12が弁室6の底壁に衝突することを回避し、フロート12の損傷を防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-286239号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、前述の特許文献1に開示されたレバーフロート式ドレントラップでは、フロート12の損傷を防止することができるものの、使用条件等によっては、弁体(第1弁体18及び第2弁体19)と弁座に摩耗が生じやすくなる場合がある。
【0007】
例えば、第1弁体18及び第2弁体19が1弁口7及び第2弁口8を閉塞して閉弁する際、第1弁体18及び第2弁体19はフロート12の下降に従って勢いよく上昇することがある。このとき第1弁体18及び第2弁体19は、第1弁口7及び第2弁口8のそれぞれの周辺に形成される弁座部分に強く衝突することにより、第1弁体18及び第2弁体19と弁座の摩耗が生じる虞がある。特に、レバーフロート式ドレントラップにおいては、弁棒の鉛直方向への動作に従って弁体が直線的に移動するため、弁座に対する衝突の際の衝撃が大きくなり摩耗が生じやすくなる場合がある。
【0008】
そこで本願に係る自動弁装置は、弁体手段によって弁口部を確実に閉塞しつつ、弁体と弁座の摩耗を抑制することができる自動弁装置の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願に係る自動弁装置は、
排出対象流体が流入する入口部、当該入口部から流入した排出対象流体が滞留する弁室部、及び当該弁室部に滞留した排出対象流体を排出する出口部を有する本体部、
前記弁室部に設けられた弁座部であって、前記出口部に連通する弁口部が形成された弁座部、
前記弁室部に滞留する排出対象流体の流体量に対応して動作し、開弁姿勢又は閉弁姿勢に変化する弁体手段であって、当該開弁姿勢にあるとき前記弁座部から離れて前記弁口部を開放し、当該閉弁姿勢にあるとき前記弁座部に接して前記弁口部を閉塞する弁体手段、
前記弁体手段が、前記閉弁姿勢から前記開弁姿勢に変化する動作を、所定の付勢力をもって付勢する付勢手段であって、前記弁体手段が前記開弁姿勢から前記閉弁姿勢に変化する際の閉弁力よりも小さい付勢力をもって付勢する付勢手段、
を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本願に係る自動弁装置においては、付勢手段は、弁体手段が閉弁姿勢から開弁姿勢に変化する動作を所定の付勢力をもって付勢する。そして、この付勢力は、弁体手段が開弁姿勢から閉弁姿勢に変化する際の閉弁力よりも小さい。
(【0011】以降は省略されています)

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