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公開番号
2024166389
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2024162005,2020151920
出願日
2024-09-19,2020-09-10
発明の名称
筋萎縮抑制剤
出願人
ヱスビー食品株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A23L
33/105 20160101AFI20241121BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】本発明の目的は、MuRF1又はAtogin-1の発現を抑制して、サルコペニアを改善(予防又は治療)できる筋萎縮抑制剤を提供することである。
【解決手段】前記課題は、本発明のコリアンダー、カルダモン、ロングペッパー、及びシナモンからなる群から選択される少なくとも1種の破砕物又は抽出物を有効成分として含む筋萎縮抑制剤によって、解決することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
コリアンダー、カルダモン、ロングペッパー、及びシナモンからなる群から選択される少なくとも1種の破砕物又は抽出物を有効成分として含む筋萎縮抑制剤。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
MuRF1及び/又はAtorogin-1の発現を抑制する、請求項1に記載の筋萎縮抑制剤。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の筋萎縮抑制剤を含む、筋萎縮抑制用食品組成物。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の筋萎縮抑制剤又は請求項3に記載の筋萎縮抑制用食品組成物の有効量を対象に摂取させる工程を含む、筋萎縮抑制方法(但し、人への医療行為を除く)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、筋萎縮抑制剤に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
サルコペニアは、加齢による骨格筋の量の減少及び強度の低下を伴う症候群である。サルコペニアの予防や改善には、高強度のトレーニングが有効であることが確認されている。しかしながら、高齢者において、高強度の運動を積極的に実施することは身体的な負担が大きい。このため、サルコペニアの予防や改善には、手軽に実施できる栄養面からのアプローチが望まれている。
例えば、筋肉機能改善効果を有する成分として、プロアントシアニジンを有効成分として含有する筋肉萎縮抑制剤(特許文献1)、果実由来ポリフェノールを有効成分とする廃用性筋萎縮時の筋繊維タイプの移行を抑制する筋繊維タイプ移行抑制剤(特許文献2)、カテキン類を有効成分とする筋機能低下抑制剤(特許文献3)が報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-338464号公報
特開2006-328031号公報
特開2008-13473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
筋肉減少に係わる遺伝子としてMuRF1及びAtogin-1が報告されている。本発明の目的は、MuRF1又はAtogin-1の発現を抑制して、サルコペニアを改善(予防又は治療)できる筋萎縮抑制剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、サルコペニアを改善(予防又は治療)できる筋萎縮抑制剤について、鋭意研究した結果、驚くべきことに、コリアンダー、カルダモン、ロングペッパー、又はシナモンが、筋肉減少に係わるMuRF1及びAtogin-1を抑制することを見出した。
本発明は、こうした知見に基づくものである。
従って、本発明は、
[1]コリアンダー、カルダモン、ロングペッパー、及びシナモンからなる群から選択される少なくとも1種の破砕物又は抽出物を有効成分として含む筋萎縮抑制剤、
[2]MuRF1及び/又はAtorogin-1の発現を抑制する、[1]に記載の筋萎縮抑制剤、
[3][1]又は[2]に記載の筋萎縮抑制剤を含む、筋萎縮抑制用食品組成物、及び
[4][1]又は[2]に記載の筋萎縮抑制剤又は[3]に記載の筋萎縮抑制用食品組成物の有効量を対象に摂取させる工程を含む、筋萎縮抑制方法(但し、人への医療行為を除く)、
に関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の筋萎縮抑制剤によれば、骨格筋の萎縮を抑制し、サルコペニアを予防又は改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
蒸留水抽出物のMuRF1遺伝子の発現に対する作用を示したグラフである。
蒸留水抽出物のAntrogin-1遺伝子の発現に対する作用を示したグラフである。
熱水抽出物のMuRF1遺伝子の発現に対する作用を示したグラフである。
熱水抽出物のAntrogin-1遺伝子の発現に対する作用を示したグラフである。
エタノール抽出物のMuRF1遺伝子の発現に対する作用を示したグラフである。
エタノール抽出物のAntrogin-1遺伝子の発現に対する作用を示したグラフである。
ヘキサン抽出物のAntrogin-1遺伝子の発現に対する作用を示したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
《筋萎縮抑制剤》
本発明の筋萎縮抑制剤は、コリアンダー、カルダモン、ロングペッパー、及びシナモンからなる群から選択される少なくとも1種の破砕物又は抽出物を有効成分として含む。本発明の筋萎縮抑制剤は、好ましくは、MuRF1及び/又はAtrogin-1の発現を抑制することによって、筋肉の萎縮を抑制する。
【0009】
《サルコペニア》
サルコペニアは、加齢、疾病、運動不足、栄養不良などにより筋肉量が減少することに伴う筋力低下、身体的機能低下である。サルコペニアは、適度の運動によって予防改善できる。しかし、高齢者が骨折などにより、長期の入院をすると筋肉量が低下し、運動ができなくなり、さらにサルコペニアが進行する悪循環に陥ることがある。
本明細書においてサルコペニアの改善とは、予防又は治療を含む。
【0010】
(コリアンダー)
本発明の筋萎縮抑制剤の有効成分として用いるコリアンダーは、セリ科の一種であり香辛料として使用される。香辛料としては、植物全体を使用したり、果実や種子部分をコリアンダーシードと称して使用されたり、葉や茎の部分をコリアンダーリーフやパクチーと称して使用されたりする。また本発明のコリアンダーは、収穫したそのままの状態、又は粉末若しくはペーストの粉砕物の状態などの、どの様な形状であってもよい。そして使用部位は、特に制限されることはなく、特定の部位のみでも、2種以上の部位の混合物でもよい。好ましい部位は、コリアンダーシード、又はコリアンダーリーフである。さらに本発明の筋萎縮抑制剤の有効成分として、生状態であっても、乾燥した状態のものを用いてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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