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公開番号2024129412
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038607
出願日2023-03-13
発明の名称コーヒー飲料
出願人アサヒ飲料株式会社
代理人個人
主分類A23F 5/24 20060101AFI20240919BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】コーヒー飲料の苦みの質とコーヒー風味の質の好ましさを向上しつつ、気分のリフレッシュ感を高める技術を提供する。
【解決手段】本発明のコーヒー飲料は、オイゲノール含有量が5~55ppbである。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
オイゲノール含有量が5~55ppbである、コーヒー飲料。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
2-メトキシ-3-メチルピラジンの含有量が25~70ppbである、コーヒー飲料。
【請求項3】
4-ビニルグアイアコールの含有量が0.5~0.9ppmである、コーヒー飲料。
【請求項4】
オイゲノール、2-メトキシ-3-メチルピラジン及び4-ビニルグアイアコールの中から選ばれる1種又は2種以上を含み、
以下の要件(i)~(iii)のいずれかを満たす、コーヒー飲料;
(i)オイゲノールの含有量が5~55ppbであり、2-メトキシ-3-メチルピラジンの含有量が1~70ppbである、
(ii)オイゲノールの含有量が5~55ppbであり、4-ビニルグアイアコールの含有量が0.2~0.9ppmである、
(iii)オイゲノールの含有量が5~55ppbであり、2-メトキシ-3-メチルピラジンの含有量が1~70ppbであり、4-ビニルグアイアコールの含有量が0.2~0.9ppmである。
【請求項5】
容器詰めされた、請求項1乃至4いずれか一項に記載のコーヒー飲料。
【請求項6】
オイゲノール含有量が5~55ppbとなるように調製する工程を含む、コーヒー飲料の製造方法。
【請求項7】
2-メトキシ-3-メチルピラジンの含有量が25~70ppbとなるように調製する工程を含む、コーヒー飲料の製造方法。
【請求項8】
4-ビニルグアイアコールの含有量が0.5~0.9ppmとなるように調製する工程を含む、コーヒー飲料の製造方法。
【請求項9】
オイゲノール、2-メトキシ-3-メチルピラジン、及び4-ビニルグアイアコールの中から選ばれる1種又は2種以上を含むコーヒー飲料の製造方法であって、
以下の要件(i)~(iii)のいずれか一つを満たすように調製する工程を含む、コーヒー飲料の製造方法;
(i)オイゲノールの含有量が5~55ppbであり、2-メトキシ-3-メチルピラジンの含有量が1~70ppbである、
(ii)オイゲノールの含有量が5~55ppbであり、4-ビニルグアイアコールの含有量が0.2~0.9ppmである、
(iii)オイゲノールの含有量が5~55ppbであり、2-メトキシ-3-メチルピラジンの含有量が1~70ppbであり、4-ビニルグアイアコールの含有量が0.2~0.9ppmである。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コーヒー飲料に関する。より詳細には、本発明は、コーヒー飲料およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コーヒー飲料は独特な苦みおよび香味を呈し、嗜好性の高い飲料として広く親しまれている。また、コーヒー豆に含まれるカフェインやタンニン等の作用により、コーヒー飲料を飲用することで気分をリフレッシュさせる効果があることが知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
一方、コーヒー風味を有する飲料に用いられる香気成分として、オイゲノール、2-メトキシ-3-メチルピラジン、4-ビニルグアイアコール等が知られる。
例えば、特許文献2には、嗜好性・持続性が高く、アロマテラピーなどの作用・機能を得るために、コーヒー飲料に対して、0.01~0.6ppm程度のオイゲノールや、0.01~4ppm程度の4-ビニルグアイアコールを添加することが開示されている。また、特許文献3には、コーヒー感及び発酵感に優れたビールテイスト飲料に関し、4-ビニルグアイアコールの含有量を100~500μg/L、2-エチルピラジンの含有量を5~40μg/L、2,3-ジメチルピラジンの含有量を5~40μg/Lとすることが開示されている。また、特許文献4には、コーヒー風味炭酸飲料において、4-ビニルグアヤコールの含有量を0.01~5ppmとすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-191656号公報
特開2006-020526号公報
特開2018-148862号公報
特開2021-087357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本件発明者らは、オイゲノール、2-メトキシ-3-メチルピラジン、4-ビニルグアイアコールといった香気成分を特定量用いることで、コーヒーの香味の中でもコーヒー飲料の苦みの質およびコーヒー風味の質の好ましさを向上できることを見出すとともに、コーヒー飲料による気分のリフレッシュ感を高めるという新たな効果も発揮されることを見出し、本発明を完成させた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、以下に示す、コーヒー飲料、およびこれに関する技術が提供される。
【0007】
[1] オイゲノール含有量が5~55ppbである、コーヒー飲料。
[2] 2-メトキシ-3-メチルピラジンの含有量が25~70ppbである、コーヒー飲料。
[3] 4-ビニルグアイアコールの含有量が0.5~0.9ppmである、コーヒー飲料。
[4] オイゲノール、2-メトキシ-3-メチルピラジン及び4-ビニルグアイアコールの中から選ばれる1種又は2種以上を含み、
以下の要件(i)~(iii)のいずれかを満たす、コーヒー飲料;
(i)オイゲノールの含有量が5~55ppbであり、2-メトキシ-3-メチルピラジンの含有量が1~70ppbである、
(ii)オイゲノールの含有量が5~55ppbであり、4-ビニルグアイアコールの含有量が0.2~0.9ppmである、
(iii)オイゲノールの含有量が5~55ppbであり、2-メトキシ-3-メチルピラジンの含有量が1~70ppbであり、4-ビニルグアイアコールの含有量が0.2~0.9ppmである。
[5] 容器詰めされた、[1]乃至[4]いずれか一つに記載のコーヒー飲料。
[6] オイゲノール含有量が5~55ppbとなるように調製する工程を含む、コーヒー飲料の製造方法。
[7] 2-メトキシ-3-メチルピラジンの含有量が25~70ppbとなるように調製する工程を含む、コーヒー飲料の製造方法。
[8] 4-ビニルグアイアコールの含有量が0.5~0.9ppmとなるように調製する工程を含む、コーヒー飲料の製造方法。
[9] オイゲノール、2-メトキシ-3-メチルピラジン、及び4-ビニルグアイアコールの中から選ばれる1種又は2種以上を含むコーヒー飲料の製造方法であって、
以下の要件(i)~(iii)のいずれか一つを満たすように調製する工程を含む、コーヒー飲料の製造方法;
(i)オイゲノールの含有量が5~55ppbであり、2-メトキシ-3-メチルピラジンの含有量が1~70ppbである、
(ii)オイゲノールの含有量が5~55ppbであり、4-ビニルグアイアコールの含有量が0.2~0.9ppmである、
(iii)オイゲノールの含有量が5~55ppbであり、2-メトキシ-3-メチルピラジンの含有量が1~70ppbであり、4-ビニルグアイアコールの含有量が0.2~0.9ppmである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、コーヒー飲料の苦味の質およびコーヒー風味の質の好ましさを向上しつつ、気分のリフレッシュ感を高めることができる技術が提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
なお、本明細書中、数値範囲の説明における「a~b」との表記は、特に断らない限り、a以上b以下のことを表す。また、「ppm」は「mg/L」と同義であり、「ppb」は「μg/L」と同義である。
【0010】
<コーヒー飲料>
本実施形態のコーヒー飲料(以下、単に「飲料」とも称する)は、オイゲノール、2-メトキシ-3-メチルピラジン、および4-ビニルグアイアコールの中から選ばれる1種または2種以上を含み、これらの含有量を特定の数値範囲とするものである。
これにより、コーヒー飲料の苦味の質およびコーヒー風味の質の好ましさを向上できる。またさらに、本実施形態のコーヒー飲料によれば、コーヒー飲料が有するリフレッシュ感をさらに高めることで、「前向きな気持ちになれる」「一日の始まりを感じる」「気持ちをON(オン)にしてくれる」といった気持ちや気分の切り替えが感じられるといった新たな効果を得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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