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公開番号2024165979
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082628
出願日2023-05-18
発明の名称摺動部材
出願人大同メタル工業株式会社
代理人弁理士法人オリベ特許事務所
主分類F16C 29/02 20060101AFI20241121BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】 人の目視による交換要否を確認しやすくすることが可能な摺動部材を提供する。
【解決手段】 摺動部材1の各第1端面部6には、摺動層3の露出表面に摩耗検出溝8が形成されている。このため、第1端面部6の摺動層3の露出表面(上側露出表面33U、下側露出表面33L)および摩耗検出溝8(第1溝内面81、第2溝内面82)において、隣接する各面で反射する反射光の明暗の差(違い)が生じることとなり、各面の形状(輪郭)および構造(面どうしの関係)を目視で確認しやすくすることができる。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
背面を有する裏金層と、往復移動する相手部材と摺動するための摺動面を有する摺動層を備える平板形状の摺動部材において、
前記摺動層は、銅合金からなり、
前記背面と、前記摺動面と、前記摺動層の前記裏金層との界面は、平行になされ、
前記摺動部材は、前記相手部材の各移動方向の先側に第1端面部を有し、
前記第1端面部は、前記摺動層が露出した露出表面を有し、
前記第1端面部の一方または両方には、前記露出表面に摩耗検出溝が形成されており、
前記摩耗検出溝は、一定の溝深さおよび一定の溝幅を有し、前記摺動面に平行し、且つ、前記相手部材の移動方向と直交する方向に延び、
前記摩耗検出溝の表面は、前記摩耗検出溝の溝深さの最大位置と溝幅の一方の端部の間の第1溝内面と、前記摩耗検出溝の溝深さの最大位置と溝幅の他方の端部の間の第2溝内面からなり、
前記第1溝内面および前記第2溝内面は、前記摩耗検出溝が隣接する前記露出表面に対して傾斜していることを特徴とする摺動部材。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記第1端面部は、前記相手部材の移動方向と直交する仮想の平面と平行である垂直面からなることを特徴とする請求項1記載の摺動部材。
【請求項3】
前記第1端面部は、前記背面に隣接し、前記相手部材の移動方向と直交する仮想の平面と平行である垂直面と、該垂直面および前記摺動面に隣接し、前記垂直面に対し一定の角度で傾斜する傾斜面からなることを特徴とする請求項1記載の摺動部材。
【請求項4】
前記摩耗検出溝は、前記傾斜面内に位置することを特徴とする請求項3記載の摺動部材。
【請求項5】
前記摩耗検出溝は、前記垂直面内に位置することを特徴とする請求項3記載の摺動部材。
【請求項6】
前記傾斜面と、前記垂直面がなす角度θ1は、30°~60°であることを特徴とする請求項3記載の摺動部材。
【請求項7】
前記摩耗検出溝の前記第1溝内面または前記第2溝内面と、前記摩耗検出溝が隣接する前記露出表面がなす角度θ2は、30°~60°であることを特徴とする請求項1記載の摺動部材。
【請求項8】
前記摩耗検出溝は、前記露出表面の幅方向の全長に亘って形成されることを特徴とする請求項1記載の摺動部材。
【請求項9】
前記摩耗検出溝は、前記露出表面の幅方向の長さの一部に形成されることを特徴とする請求項1記載の摺動部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばタイヤ加硫機等に用いられる摺動部材に関するものである。詳細には、本発明は、裏金層上に形成された摺動層を備える平板形状の摺動部材に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、タイヤ加硫機の往復摺動部には、裏金層上に形成された摺動層を備える平板形状の摺動部材が用いられている。このような摺動部材には、タイヤ加硫機の作業者や管理者が目視にて、摺動層が摩耗して摺動部材の交換時期に達したことを検知するための摩耗インジケーター(摩耗ゲージ)が形成されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、メンテナンスの作業負担およびランニングコストを増大させることなく、摺動部材の交換時期を目視にて簡易に検知することを目的として、摺動層の摺動面と相手部材の摺動方向に向けられる端面との境界部に摩耗インジケーター(摩耗ゲージ)として2つの段差を形成した摺動部材が提案されている(図5参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-207117号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に提案の摺動部材には、端面に2つの段差が摩耗インジケーター(摩耗ゲージ)として形成されているが、2つの段差面および摺動方向に向けられる端面が平行になされているため、可視光が照射された際の2つの段差面および端面に露出する摺動層の面どうし間の色の明暗の差が小さく、人の目視による交換要否のための確認が困難であった。
【0006】
本発明は、上記した事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、人の目視による交換要否を確認しやすくすることが可能な摺動部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した目的を達成するために、請求項1に係る発明においては、
背面を有する裏金層と、往復移動する相手部材と摺動するための摺動面を有する摺動層を備える平板形状の摺動部材において、
前記摺動層は、銅合金からなり、
前記背面と、前記摺動面と、前記摺動層の前記裏金層との界面は、平行になされ、
前記摺動部材は、前記相手部材の各移動方向の先側に第1端面部を有し、
前記第1端面部は、前記摺動層が露出した露出表面を有し、
前記第1端面部の一方または両方には、前記露出表面に摩耗検出溝が形成されており、
前記摩耗検出溝は、一定の溝深さおよび一定の溝幅を有し、前記摺動面に平行し、且つ、前記相手部材の移動方向と直交する方向に延び、
前記摩耗検出溝の表面は、前記摩耗検出溝の溝深さの最大位置と溝幅の一方の端部の間の第1溝内面と、前記摩耗検出溝の溝深さの最大位置と溝幅の他方の端部の間の第2溝内面からなり、
前記第1溝内面および前記第2溝内面は、前記摩耗検出溝が隣接する前記露出表面に対して傾斜していることを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の摺動部材において、前記第1端面部は、前記相手部材の移動方向と直交する仮想の平面と平行である垂直面からなることを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1記載の摺動部材において、前記第1端面部は、前記背面に隣接し、前記相手部材の移動方向と直交する仮想の平面と平行である垂直面と、該垂直面および前記摺動面に隣接し、前記垂直面に対し一定の角度で傾斜する傾斜面からなることを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項3記載の摺動部材において、前記摩耗検出溝は、前記傾斜面内に位置することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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