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公開番号
2024158495
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073733
出願日
2023-04-27
発明の名称
スタッカークレーンの建て起こし装置、及びスタッカークレーンの建て起こし方法
出願人
株式会社ダイフク
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
B66C
19/00 20060101AFI20241031BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】装置の高さを高くすることなく、スタッカークレーンを容易に建て起こすことが可能なスタッカークレーンの建て起こし装置を提供する。
【解決手段】建て起こし装置(1)は、一対の第1支柱(2)と、第1巻上げ部(3)と、各第1巻上げ部(3)に両端が連結された吊上げ部(6)と、を備えている。建て起こし装置(1)は、吊上げ部(6)を各第1巻上げ部(3)で吊り上げることにより、スタッカークレーン(100)が回動して、スタッカークレーン(100)が建て起こされるように構成されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
台車部と、前記台車部から垂直方向に延びるマストと、前記マストに沿って昇降する昇降体と、を有するスタッカークレーンの建て起こし装置であって、
床面に対して垂直方向に延設された一対の第1支柱と、
前記一対の第1支柱の上部にそれぞれ設けられた第1巻上げ部と、
横倒しにされた状態の前記スタッカークレーンの一側面の下に配置された横長の部材であって、各前記第1巻上げ部に両端が連結された吊上げ部と、
を備え、
前記吊上げ部を前記各第1巻上げ部で吊り上げることにより、前記スタッカークレーンが回動して、前記スタッカークレーンが建て起こされるように構成されていることを特徴とするスタッカークレーンの建て起こし装置。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
前記一対の第1支柱を連結する連結部を更に備え、
前記一対の第1支柱は、前記床面に対して垂直方向に延びる一対の本体部と、前記一対の本体部のそれぞれから、横倒しにされた状態の前記スタッカークレーンの天面側に向かって水平に延設された延設部とを有し、
各前記第1巻上げ部は、前記延設部の前端部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のスタッカークレーンの建て起こし装置。
【請求項3】
前記延設部の後端部に配置された第2巻上げ部を更に備え、
各前記第1巻上げ部は、前記吊上げ部を介して前記マストの長手方向の中央部付近を吊り上げ、
各前記第2巻上げ部は、前記スタッカークレーンの底部を引っ張ることを特徴とする請求項2に記載のスタッカークレーンの建て起こし装置。
【請求項4】
前記一対の第1支柱を連結する第1連結部及び第2連結部を更に備え、
前記第1連結部は、前記一対の第1支柱の上部同士を連結し、
前記第2連結部は、前記一対の第1支柱に対して着脱可能であり、前記一対の第1支柱の延伸方向の中央部同士を連結することを特徴とする請求項1に記載のスタッカークレーンの建て起こし装置。
【請求項5】
前記一対の第1支柱に対して、横倒しにされた状態の前記スタッカークレーンの底面側に配置された補強部と、
前記補強部に設けられた一対の第2巻上げ部と、
を更に備え、
各前記第2巻上げ部は、前記スタッカークレーンの底部を引っ張ることを特徴とする請求項1に記載のスタッカークレーンの建て起こし装置。
【請求項6】
台車部と、前記台車部から垂直方向に延びるマストと、前記マストに沿って昇降する昇降体と、を有するスタッカークレーンの建て起こし装置であって、
床面に対して垂直方向に延設された第1支柱と、
前記第1支柱に対向して配置された第2支柱と、
前記第1支柱及び前記第2支柱のそれぞれの上部に架設された一対のレールと、
前記一対のレールのそれぞれに沿って移動可能に配置された一対のトロリと、
前記一対のトロリのそれぞれに接続され、前記一対のレールに沿って移動可能に配置された一対の第3巻上げ部と、
横倒しにされた状態の前記スタッカークレーンの一側面の下に配置された横長の部材であって、各前記第3巻上げ部に両端が連結された吊上げ部と、
を備え、
前記吊上げ部を前記各第3巻上げ部で吊り上げることにより、前記スタッカークレーンが回動して、前記スタッカークレーンが建て起こされるように構成されていることを特徴とするスタッカークレーンの建て起こし装置。
【請求項7】
前記建て起こし装置の全高寸法は、前記スタッカークレーンの全高寸法よりも短いことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のスタッカークレーンの建て起こし装置。
【請求項8】
各前記第1巻上げ部を吊り上げる制御部を更に備え、
前記制御部は、
前記各第1巻上げ部を吊り上げることにより、前記吊上げ部を介して前記スタッカークレーンを一定の速度で建て起こすことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のスタッカークレーンの建て起こし装置。
【請求項9】
台車部と、前記台車部から垂直方向に延びるマストと、前記マストに沿って昇降する昇降体と、を有するスタッカークレーンの建て起こし装置を用いたスタッカークレーンの建て起こし方法であって、
前記建て起こし装置は、
床面に対して垂直方向に延設された一対の第1支柱と、
前記一対の第1支柱の上部にそれぞれ設けられた第1巻上げ部と、
横倒しにされた状態の前記スタッカークレーンの一側面の下に配置された横長の部材であって、各前記第1巻上げ部に両端が連結された吊上げ部と、
を備え、
前記横倒しにされた状態の前記スタッカークレーンの下側に、前記吊上げ部を配置する配置工程と、
前記吊上げ部を各前記第1巻上げ部により吊り上げる吊上げ工程と、
前記各第1巻上げ部により前記スタッカークレーンの回動を調整することで、前記スタッカークレーンの姿勢を垂直な状態に調整する調整工程と、
を含むことを特徴とするスタッカークレーンの建て起こし方法。
【請求項10】
台車部と、前記台車部から垂直方向に延びるマストと、前記マストに沿って昇降する昇降体と、を有するスタッカークレーンの建て起こし装置を用いたスタッカークレーンの建て起こし方法であって、
前記建て起こし装置は、
床面に対して垂直方向に延設された第1支柱と、
前記第1支柱に対向して配置された第2支柱と、
前記第1支柱及び前記第2支柱のそれぞれの上部に架設された一対のレールと、
前記一対のレールのそれぞれに沿って移動可能に配置された一対のトロリと、
前記一対のトロリのそれぞれに接続され、前記一対のレールに沿って移動可能に配置された一対の第3巻上げ部と、
横倒しにされた状態の前記スタッカークレーンの一側面の下に配置された横長の部材であって、各前記第3巻上げ部に両端が連結された吊上げ部と、
を備え、
前記横倒しにされた状態の前記スタッカークレーンの下側に、前記吊上げ部を配置する配置工程と、
前記吊上げ部を各前記第3巻上げ部により吊り上げる吊上げ工程と、
前記各第3巻上げ部により前記スタッカークレーンの回動を調整することで、前記スタッカークレーンの姿勢を垂直な状態に調整する調整工程と、
を含むことを特徴とするスタッカークレーンの建て起こし方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スタッカークレーンの建て起こし装置、及びスタッカークレーンの建て起こし方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、柱等の構造物を建て起こすための様々な方法が提案されている。例えば、特許文献1には、ラック鉄骨の頂部にワイヤロープの一端を結着させ、既に建てられた鉄骨の頂部及び下部に支持された各滑車にワイヤロープを引掛けて、ウインチによりワイヤロープを引っ張ることで、ラック鉄骨を起立させる工法について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平3-18502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のラック鉄骨の建方工法では、ラック鉄骨の頂部以上の高さに配置された滑車にワイヤロープを引掛ける必要があり、ラック鉄骨を起立させるための装置の高さが高くなるという課題がある。
【0005】
本発明の一態様は、装置の高さを高くすることなく、スタッカークレーンを容易に建て起こすことが可能なスタッカークレーンの建て起こし装置、及びスタッカークレーンの建て起こし方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るスタッカークレーンの建て起こし装置は、台車部と、前記台車部から垂直方向に延びるマストと、前記マストに沿って昇降する昇降体と、を有するスタッカークレーンの建て起こし装置であって、床面に対して垂直方向に延設された一対の第1支柱と、前記一対の第1支柱の上部にそれぞれ設けられた第1巻上げ部と、横倒しにされた状態の前記スタッカークレーンの一側面の下に配置された横長の部材であって、各前記第1巻上げ部に両端が連結された吊上げ部と、を備えている。前記建て起こし装置は、前記吊上げ部を前記各第1巻上げ部で吊り上げることにより、前記スタッカークレーンが回動して、前記スタッカークレーンが建て起こされるように構成されている。
【0007】
本発明の一態様に係るスタッカークレーンの建て起こし装置は、台車部と、前記台車部から垂直方向に延びるマストと、前記マストに沿って昇降する昇降体と、を有するスタッカークレーンの建て起こし装置であって、床面に対して垂直方向に延設された第1支柱と、前記第1支柱に対向して配置された第2支柱と、前記第1支柱及び前記第2支柱のそれぞれの上部に架設された一対のレールと、前記一対のレールのそれぞれに沿って移動可能に配置された一対のトロリと、前記一対のトロリのそれぞれに接続され、前記一対のレールに沿って移動可能に配置された一対の第3巻上げ部と、横倒しにされた状態の前記スタッカークレーンの一側面の下に配置された横長の部材であって、各前記第3巻上げ部に両端が連結された吊上げ部と、を備えている。前記建て起こし装置は、前記吊上げ部を前記各第3巻上げ部で吊り上げることにより、前記スタッカークレーンが回動して、前記スタッカークレーンが建て起こされるように構成されている。
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るスタッカークレーンの建て起こし方法は、台車部と、前記台車部から垂直方向に延びるマストと、前記マストに沿って昇降する昇降体と、を有するスタッカークレーンの建て起こし装置を用いたスタッカークレーンの建て起こし方法であって、前記建て起こし装置は、床面に対して垂直方向に延設された一対の第1支柱と、前記一対の第1支柱の上部にそれぞれ設けられた第1巻上げ部と、横倒しにされた状態の前記スタッカークレーンの一側面の下に配置された横長の部材であって、各前記第1巻上げ部に両端が連結された吊上げ部と、を備えている。
【0009】
前記建て起こし方法は、前記横倒しにされた状態の前記スタッカークレーンの下側に、前記吊上げ部を配置する配置工程と、前記吊上げ部を各前記第1巻上げ部により吊り上げる吊上げ工程と、前記各第1巻上げ部により前記スタッカークレーンの回動を調整することで、前記スタッカークレーンの姿勢を垂直な状態に調整する調整工程と、を含む。
【0010】
本発明の一態様に係るスタッカークレーンの建て起こし方法は、台車部と、前記台車部から垂直方向に延びるマストと、前記マストに沿って昇降する昇降体と、を有するスタッカークレーンの建て起こし装置を用いたスタッカークレーンの建て起こし方法であって、前記建て起こし装置は、床面に対して垂直方向に延設された第1支柱と、前記第1支柱に対向して配置された第2支柱と、前記第1支柱及び前記第2支柱のそれぞれの上部に架設された一対のレールと、前記一対のレールのそれぞれに沿って移動可能に配置された一対のトロリと、前記一対のトロリのそれぞれに接続され、前記一対のレールに沿って移動可能に配置された一対の第3巻上げ部と、横倒しにされた状態の前記スタッカークレーンの一側面の下に配置された横長の部材であって、各前記第3巻上げ部に両端が連結された吊上げ部と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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