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公開番号2024032199
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-12
出願番号2022135722
出願日2022-08-29
発明の名称荷役車両
出願人株式会社豊田自動織機
代理人
主分類B66F 9/075 20060101AFI20240305BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】キーオフ時に安全帯のフック部がヘッドガードのガイドバーに懸吊され続ける異常を検出することが可能な荷役車両の提供にある。
【解決手段】車体と、車体の前部に備えられ、車体に対して昇降可能な運転台と、運転台に設けられる荷役具と、運転台の上方に備えられるヘッドガードと、ヘッドガードに備えられ、安全帯のフック部の懸吊を可能とするガイドバーと、ガイドバーにおけるフック部の有無を検出する検出センサと、を有する荷役車両である。ガイドバーにおけるフック部の有無に基づく異常を報知する報知体と、検出センサと接続され、報知体を制御するコントローラ42と、を有し、コントローラ42は、キーオン状態からキーオフされたときに検出センサによりフック部が検出され、かつ、キーオフ状態から新たにキーオンされたとき検出センサによりフック部が検出されると、安全帯の異常として報知するように報知体を制御する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
前記車体の前部に備えられ、前記車体に対して昇降可能な運転台と、
前記運転台に設けられる荷役具と、
前記運転台の上方に備えられるヘッドガードと、
前記ヘッドガードに備えられ、安全帯のフック部の懸吊を可能とするガイドバーと、
前記ガイドバーにおける前記フック部の有無を検出する検出センサと、を有する荷役車両において、
前記ガイドバーにおける前記フック部の有無に基づく異常を報知する報知体と、
前記検出センサと接続され、前記報知体を制御するコントローラと、を有し、
前記コントローラは、キーオン状態からキーオフされたときに前記検出センサにより前記フック部が検出され、かつ、キーオフ状態から新たにキーオンされたとき前記検出センサにより前記フック部が検出されると、前記安全帯の異常として報知するように前記報知体を制御することを特徴とする荷役車両。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記検出センサは、キーオフされてもキーオフ時から予め設定された設定時間を経過するまでは、前記ガイドバーにおける前記フック部の有無を検出することを特徴とする請求項1記載の荷役車両。
【請求項3】
前記検出センサは、キーオフ状態の間、前記ガイドバーにおける前記フック部の有無を検出することを特徴とする請求項1記載の荷役車両。
【請求項4】
前記コントローラは、キーオフ時に前記検出センサにより前記フック部が検出され、かつ、キーオン後に前記検出センサにより前記フック部が検出されるとき、前記車体の速度制限および前記運転台の昇降制限の少なくとも一方を行うように制御することを特徴とする請求項1又は2記載の荷役車両。
【請求項5】
前記コントローラは、キーオフ時に前記検出センサにより前記フック部が検出され、かつ、キーオン後に前記検出センサにより前記フック部が検出され、前記安全帯の異常として報知されるとき、前記フック部が前記ガイドバーから外されることにより、前記安全帯の異常を解除することを特徴とする請求項1又は2記載の荷役車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、荷役車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
荷役車両に関係する従来の技術として、例えば、特許文献1に開示されたピッキングフォークリフトの安全ベルト取付装置が知られている。このピッキングフォークリフトの安全ベルト取付装置は、安全ベルトを繋ぐセフティバーと、安全ベルトがセフティバーに繋がれているか否かを検出する光センサと、安全ベルトがセフティバーに繋がれていないことを警報する赤色ライトおよび音声アラームを備えている。
【0003】
安全ベルトがセフティバーに繋がれていると、フック部により投光部からの光が遮られ、安全ベルトがセフティバーへ繋がれていることが検出される。安全ベルトがセフティバーに繋がれていないと、投光部からの光は遮られず、安全ベルトが繋がれていないことが検出され、赤色ライト及び音声アラームが作動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-18212号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されたピッキングフォークリフトの安全ベルト取付装置は、フォークリフトの稼働停止後に安全ベルトがセフティバーに繋がれたままという異常を検出することができない。つまり、この種の荷役車両では、荷役車両のキーオフの状態で安全帯が備えるフック部がヘッドガードのガイドバーに懸吊され続ける異常を検出できないという問題がある。
【0006】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、キーオフ時に安全帯のフック部がヘッドガードのガイドバーに懸吊され続ける異常を検出することが可能な荷役車両の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は、車体と、前記車体の前部に備えられ、前記車体に対して昇降可能な運転台と、前記運転台に設けられる荷役具と、前記運転台の上方に備えられるヘッドガードと、前記ヘッドガードに備えられ、安全帯のフック部の懸吊を可能とするガイドバーと、前記ガイドバーにおける前記フック部の有無を検出する検出センサと、を有する荷役車両において、前記ガイドバーにおける前記フック部の有無に基づく異常を報知する報知体と、前記検出センサと接続され、前記報知体を制御するコントローラと、を有し、前記コントローラは、キーオン状態からキーオフされたときに前記検出センサにより前記フック部が検出され、かつ、キーオフ状態から新たにキーオンされたとき前記検出センサにより前記フック部が検出されると、前記安全帯の異常として報知するように前記報知体を制御することを特徴とする。
【0008】
本発明では、キーオン状態からキーオフされたときに検出センサによりフック部が検出され、かつ、キーオフ状態から新たにキーオンされたときフック部が検出されると、コントローラは、報知体が安全帯の異常を報知するように制御する。キーオフ後とキーオフ後に続いてキーオン時にフック部がガイドバーに懸吊されていることは、オペレータが安全帯を着用していない可能性が高いが、報知体が安全帯の異常を報知することで荷役車両のキーオン時に搭乗しているオペレータに注意を促すことができる。
【0009】
また、上記の荷役車両において、前記検出センサは、キーオフされてもキーオフ時から予め設定された設定時間を経過するまでは、前記ガイドバーにおける前記フック部の有無を検出する構成としてもよい。
この場合、キーオフ時から予め設定された設定時間では、検出センサがフック部の有無を検出することができ、キーオフされてもキーオフ時からフック部が懸吊され続けるという異常を検出することが可能となるほか、設定時間を経過した後は、検出センサがフック部の検出を停止するのでキーオフ状態における検出センサの消費電力を抑制できる。
【0010】
また、上記の荷役車両において、前記検出センサは、キーオフ状態の間、前記ガイドバーにおける前記フック部の有無を検出する構成としてもよい。
この場合、キーオン状態からキーオフ状態となり、キーオフ状態の間は、検出センサはフック部の有無を検出する。このため、検出センサはキーオフ状態の間にフック部の有無を確実に検出することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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