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公開番号2024016939
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022119246
出願日2022-07-27
発明の名称吊具
出願人ユニパルス株式会社
代理人
主分類B66C 1/16 20060101AFI20240201BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】簡易な構成で、物体を傷付けることなく、安定した状態で物体を吊り下げる。
【解決手段】吊具が徐々に上昇していくと、容器WKが床面に載置された状態を維持しつつ、スリング120j がピンと張る吊り上げ直前状態になる。当該吊り上げ直前状態になると、スリング120j に張力Tが発生する。この状態から、更に吊具が上昇すると、張力Tにより、容器WKの内壁面に第1当接部133が当接し、当該当接した第1当接部133を支点にして、スリング接続部136が、回転モーメントにより回転する。こうして回転すると、次に、容器WKの外壁面に第2当接部134が当接する。これにより、容器WKの内壁面は第1当接部133に当接され、容器WKの外側面は第2当接部134に当接される。この結果、容器WKの側面は、第1把持部131及び第2把持部132により挟み込まれる態様で保持される。
【選択図】図6

特許請求の範囲【請求項1】
昇降される吊部と、
物体を把持する把持部と、
前記吊部と前記把持部とを連結するスリングとを備え、
前記把持部は、
前記物体の所定部分を挟み込み可能な隙間を有し、
前記吊部を上昇させて前記物体を地切するとき、前記所定部分における対向する面それぞれに当接する当接部を備える、
ことを特徴とする吊具。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記把持部は、
前記所定部分における前記対向する一方の面側から把持する第1把持部と、
前記第1把持部に取り付けられ、前記一方の面に当接可能な第1当接部と、
前記所定部分における前記対向する他方の面側から把持する第2把持部と、
前記第2把持部に取り付けられ、前記他方の面に当接可能な第2当接部と、を備え、
前記吊部を上昇させて前記スリングに張力が発生すると、前記把持部が回転し、前記第1当接部が前記一方の面に当接し、前記第2当接部が前記他方の面に当接する、
ことを特徴とする請求項1に記載の吊具。
【請求項3】
前記把持部が回転すると、前記所定部分に当接した前記第1当接部及び前記第2当接部の一方の当接部が支点となって回転し、前記第1当接部及び前記第2当接部の他方が前記所定部分に当接すると、前回回転が止まり、前記第1把持部及び前記第2把持部が前記所定部分を挟み込む、ことを特徴とする請求項2に記載の吊具。
【請求項4】
前記所定部分は、縁部であり、
前記把持部及び前記スリングの数は複数であり、
前記複数の前記把持部のそれぞれは、対称位置となる縁部を把持する、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の吊具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吊具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、荷役物運搬機を用いて物品を運搬する際に、荷役物運搬機に吊るされ、物品を吊り下げる吊具が使用されている。当該吊具については、吊り下げる物体の形状等に応じて、様々な技術が提案されている。
【0003】
こうした提案技術として、フックを利用してドラム缶等の容器(以下、単に「容器」とも記す)を吊り下げるものがある(特許文献1参照:以下、「従来例」と呼ぶ)。この従来例の技術では、フックは、フック本体と、当該フック本体に摺動自在に取り付けられる掴み部とを備え、フック本体の下側部が屈曲形成されている。フックを利用して容器を吊り下げる際に、ドラム缶等の容器の上端に膨出部分がある場合には、当該膨出部分をフック本体の上側部と掴み部の下端部との間で挟持し、容器の側部にフック本体の下側部を当接させることにより、当該容器を保持するようにしている。また、ドラム缶等の容器に膨出部分が無い場合には、フック本体の先端部を使って、容器を保持している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3302006号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来例の技術では、フックを利用して、膨出部分が無いドラム缶等の容器を吊り下げるときには、容器の側部に孔を開ける。そして、当該孔にフック本体の鉤状の先端部を挿入して、容器を保持している。このため、容器の側面に孔を開けたくない場合や、容器に孔を開けられない場合には、当該容器を吊り下げることができなかった。
【0006】
また、従来例の技術では、フック本体の上側部と、掴み部の下端部とを挟持可能に構成するとともに、フック本体の先端部を鉤状にする必要がある。このため、従来例の吊具は、構造が容易とは言い難かった。
【0007】
このため、簡易な構成にするとともに、物体の側面に孔を開けることなく、安定した状態で物体を吊り下げることができる技術が待望されている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
【0008】
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、簡易な構成で、物体を傷付けることなく、安定した状態で物体を吊り下げることができる新たな吊具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、昇降される吊部と、物品を把持する把持部と、前記吊部と前記把持部とを連結するスリングとを備え、前記把持部は、前記物体の所定部分を挟み込み可能な隙間を有し、前記吊部を上昇させて前記物体を地切するとき、前記所定部分における対向する面それぞれに当接する当接部を備える、ことを特徴とする吊具である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
昇降装置に取り付けられ、物体を吊り下げる直前の本発明の一実施形態に係る吊具の外観図(その1)である。
図1の吊具、物体及び昇降装置の外観図(その2)である。
図1,2の吊部の構成を説明するための図である。
図1,2の把持部の構成を説明するための図(その1)である。
図1,2の把持部の構成を説明するための図(その2)である。
物体を吊り下げる前の図4,5の把持部の状態を説明するための図である。
物体を吊り下げる前の把持部の状態を誇張して説明するための図である。
物体を吊り下げたときの吊具の状態を説明するための図(その1)である。
物体を吊り下げたときの吊具の状態を説明するための図(その2)である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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