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公開番号2023173924
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-07
出願番号2022086489
出願日2022-05-27
発明の名称荷役車両
出願人株式会社豊田自動織機
代理人
主分類B66F 9/24 20060101AFI20231130BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】安全帯のガイドバーへの装着促進と作業効率の維持との両立を実現できる利便性の高い荷役車両の提供にある。
【解決手段】車体と、車体の前部に備えられ、車体に対して昇降可能な運転台と、運転台に設けられる荷役具と、運転台の上方に備えられるヘッドガードと、運転台を昇降させる荷役用モータ23と、車体に搭載され、車体を走行させる走行用モータ13と、荷役用モータ23および走行用モータ13を制御するコントローラ42と、を有する荷役車両において、ヘッドガードは、安全帯のフック部の懸吊を可能とするガイドバーと、ガイドバーにおけるフック部の有無を光学的に検出する光電センサ60と、を有し、コントローラ42は、運転台の揚高が閾値以上であって、かつ、光電センサ60がフック部を検出しないとき、走行動作および荷役動作の少なくとも一方を作動制限する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
前記車体の前部に備えられ、前記車体に対して昇降可能な運転台と、
前記運転台に設けられる荷役具と、
前記運転台の上方に備えられるヘッドガードと、
前記運転台を昇降させる荷役用モータと、
前記車体に搭載され、前記車体を走行させる走行用モータと、
前記荷役用モータおよび前記走行用モータを制御するコントローラと、を有する荷役車両において、
前記ヘッドガードは、
安全帯のフック部の懸吊を可能とするガイドバーと、
前記ガイドバーにおける前記フック部の有無を光学的に検出する光電センサと、を有し、
前記コントローラは、前記運転台の揚高が閾値以上であって、かつ、前記光電センサが前記フック部を検出しないとき、前記走行用モータによる走行動作および前記荷役用モータによる荷役動作の少なくとも一方を作動制限することを特徴とする荷役車両。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記コントローラは、前記走行動作の作動制限として車速が予め設定した上限車速以下とするように前記走行用モータを制御することを特徴とする請求項1記載の荷役車両。
【請求項3】
前記コントローラは、前記荷役動作の作動制限として前記運転台を上昇不可とするように前記荷役用モータを制御することを特徴とする請求項1又は2記載の荷役車両。
【請求項4】
前記車体は、前記走行動作および前記荷役動作のために操作される操作部と、
前記光電センサが前記フック部を検出しないとき、前記コントローラに制御されて警告を発する警告器と、を有し、
前記コントローラは、前記操作部が操作されていないとき、警告を発しないように前記警告器を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の荷役車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、荷役車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
荷役車両の従来技術として、例えば、特許文献1に開示されたピッキングフォークリフトが知られている。特許文献1に開示されたピッキングフォークリフトは、ピッキングフォークリフトのフォークとともに上下移動可能な操縦室に搭乗する作業者に装着される安全ベルトを繋ぎ止める安全ベルト取付装置を有している。安全ベルト取付装置は、安全ベルトを繋ぐセフティバーと、安全ベルトがセフティバーに繋がれているか否かを検出する光センサと、安全ベルトがセフティバーに繋がれていないことを警報する赤色ライトおよび音声アラームを備えている。
【0003】
安全ベルトがセフティバーに繋がれていると、安全ベルトのフック部により光センサの投光部からの光が遮られ、安全ベルトがセフティバーへ繋がれていることが検出される。安全ベルトがセフティバーに繋がれていないと、光センサの投光部からの光は遮られず、安全ベルトが繋がれていないことが検出され、赤色ライトおよび音声アラームが作動する。したがって、特許文献1の安全ベルト取付装置によれば、安全ベルトが安全ベルト取付部に繋ぎ止められているか否か検出され、安全ベルトが繋ぎ止められていないときには警報が発せられる。このため、ピッキングフォークリフトの操縦室に搭乗する作業者は、安全ベルトを装着し忘れることがなく、また、安全ベルトの装着が喚起されるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-18212号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のピッキングフォークリフトのような荷役車両では、ガイドバーにおける安全帯のフック部の有無と、車両制御との関連性が考慮されていない。つまり、ガイドバーにおいて安全帯のフック部が検出されないとき、荷役車両の動作と無関係に警告(警報)を発する技術に過ぎない。
【0006】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、安全帯のガイドバーへの装着促進と作業効率の維持との両立を実現できる利便性の高い荷役車両の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は、車体と、前記車体の前部に備えられ、前記車体に対して昇降可能な運転台と、前記運転台に設けられる荷役具と、前記運転台の上方に備えられるヘッドガードと、前記運転台を昇降させる荷役用モータと、前記車体に搭載され、前記車体を走行させる走行用モータと、前記荷役用モータおよび前記走行用モータを制御するコントローラと、を有する荷役車両において、前記ヘッドガードは、安全帯のフック部の懸吊を可能とするガイドバーと、前記ガイドバーにおける前記フック部の有無を光学的に検出する光電センサと、を有し、前記コントローラは、前記運転台の揚高が閾値以上であって、かつ、前記光電センサが前記フック部を検出しないとき、前記走行用モータによる走行動作および前記荷役用モータによる荷役動作の少なくとも一方を作動制限することを特徴とする。
【0008】
本発明では、コントローラは、運転台の揚高が閾値以上であって、かつ、光電センサがフック部を検出しないとき、走行動作および荷役動作の少なくとも一方を作動制限することで、オペレータに対して安全帯のガイドバーへの装着を促進することができる。また、運転台の揚高が閾値未満であれば、フック部の検出の有無に関わらず走行動作および荷役動作が作動制限されず良好な作業効率を維持することができる。
【0009】
また、上記の荷役車両において、前記コントローラは、前記走行動作の作動制限として車速が予め設定した上限車速以下とするように前記走行用モータを制御する構成としてもよい。
この場合、コントローラは、走行動作を作動制限するとき、走行用モータを制御して車速を予め設定した上限車速以下とするので、例えば、荷役作業中に光電センサが故障しても、棚から確実に離れることができる。
【0010】
また、上記の荷役車両において、前記コントローラは、前記荷役動作の作動制限として前記運転台を上昇不可とするように前記荷役用モータを制御する構成としてもよい。
この場合、コントローラは、荷役動作を作動制限するとき、荷役用モータを制御して運転台を上昇不可とするので、フック部が検出されない場合であっても、運転台を下降することができ、走行動作および荷役動作が作動制限されない高さとすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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