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公開番号2023115814
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-21
出願番号2022018232
出願日2022-02-08
発明の名称エレベータ
出願人フジテック株式会社
代理人個人
主分類B66B 5/02 20060101AFI20230814BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】火災発生時に乗客を安全に乗りかご内から退避させることが可能なエレベータを提供すること。
【解決手段】エレベータは、エレベータが設置される建物内に設けられた火災発生を検知する火災検知手段と、前記エレベータの乗りかご内の乗客の有無を検知する乗客検知手段と、前記乗りかごの昇降及びかごドアの開閉を制御する制御装置と、前記乗りかごのかごドア戸当り部に非接触式のドア挟まれ防止検知手段のみを備えたエレベータであって、前記火災検知手段が火災を検知したとき、前記制御装置は、前記乗りかごを最寄階又はあらかじめ設定された避難階に直行させて前記かごドアを開放すると共に、前記非接触式のドア挟まれ防止検知手段を無効にし、前記乗客検知手段が前記乗りかご内に乗客がいることを検知している間、前記かごドアの開放を継続する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
エレベータが設置される建物内に設けられた火災発生を検知する火災検知手段と、
前記エレベータの乗りかご内の乗客の有無を検知する乗客検知手段と、
前記乗りかごの昇降及びかごドアの開閉を制御する制御装置と、
前記乗りかごのかごドア戸当り部に非接触式のドア挟まれ防止検知手段のみを備えたエレベータであって、
前記火災検知手段が火災を検知したとき、
前記制御装置は、前記乗りかごを最寄階又はあらかじめ設定された避難階に直行させて前記かごドアを開放すると共に、前記非接触式のドア挟まれ防止検知手段を無効にし、
前記乗客検知手段が前記乗りかご内に乗客がいることを検知している間、前記かごドアの開放を継続する
エレベータ。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記乗客検知手段が前記乗りかご内に乗客がいることを検知したときから所定時間経過したときは、前記かごドアを強制戸閉し、
前記制御装置は、前記かごドアを戸閉するとき、前記かごドアの戸閉に係るトルクを直接的又は間接的に検出し、
前記かごドアが全閉するまでに検出した前記トルクが所定のトルクである第2トルク制限値以上になったとき、反転戸開を行い、
前記強制戸閉するときの前記第2トルク制限値は、前記火災検知手段が火災を検知していないときの前記所定のトルクである第1トルク制限値より小さい
請求項1に記載のエレベータ。
【請求項3】
前記乗客検知手段は、前記乗りかごに備えられた荷重検出手段である
請求項1又は請求項2に記載のエレベータ。
【請求項4】
前記乗客検知手段は、前記乗りかご内に備えられたカメラ装置である
請求項1又は請求項2に記載のエレベータ。
【請求項5】
前記乗客検知手段は、前記乗りかご内に備えられた人感センサである
請求項1又は請求項2に記載のエレベータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、火災発生時に乗客を安全に乗りかご内から退避させることが可能なエレベータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来エレベータは、建物に火災が発生すると、火災検知手段からの火災発生信号を受け、あらかじめ設定された避難階に直行し、所定時間ドアを開放した後、ドアを閉め、照明を消灯する。
【0003】
ところで、エレベータかごドア先端の戸当り部に、戸閉時に乗客が挟まれたことを検知し、反転戸開させるドア挟まれ防止検知手段が設けられている。
ドア挟まれ防止検知手段は、乗客がドアに挟まれたことを接触して検知する機械式ドア挟まれ防止検知手段と、非接触で乗客がドアに挟まれる前に乗客を検知する非接触式ドア挟まれ防止検知手段がある。
【0004】
ドア挟まれ防止検知手段は、機械式ドア挟まれ防止検知手段のみを設置、非接触式ドア挟まれ防止検知手段のみを設置、及び、機械式ドア挟まれ防止検知手段と非接触式ドア挟まれ防止検知手段の両方を設置される場合がある。
【0005】
ところで、非接触式ドア挟まれ防止検知手段のみが設置されたエレベータにおいて、該エレベータが設置された建物に火災が発生すると、火災検知手段からの火災発生信号を受け、最寄階又はあらかじめ設定された避難階に直行し、所定時間ドアを開放した後、ドアを閉め、照明を消灯するが、光電センサを有効にしたままにすると煙の遮光による誤検知により、検知から所定時間を経過して強制戸閉されるまで戸開が継続し、ドアを閉め、照明を消灯することができない。
そのため、非接触式ドア挟まれ防止検知手段のみが設置されたエレベータにおいては、火災検知手段からの火災発生信号を受信すると、非接触式ドア挟まれ防止検知手段を無効とにする。
【0006】
また、乗りかごが最寄階又はあらかじめ設定された避難階に直行し、ドアを開放した後、ドアを閉め、照明を消灯するが、乗りかご内に居残った乗客に乗りかごから降りることを促すため、最寄階又は避難階に到着後、かごドアの開閉を少なくとも2回繰り返して行う技術が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平3-152083号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、非接触式ドア挟まれ防止検知手段のみが設置されたエレベータにおいては、火災発生時に最寄階又はあらかじめ設定された避難階に直行し、所定時間ドアを開放した後、ドアを閉めるが、このときに乗客を挟むとドア挟まれ防止検知手段が無効となっているため、ドア装置にかかるトルクが所定値を超えるまで戸閉動作を継続し、所定値を超えて反転戸開するまで乗客を挟み続けることになる。
ドアに挟まれた乗客には大きな力が加わるため、不快に感じるという問題があった。
また、乗りかごから降りることを促すため、最寄階又は避難階に到着後、かごドアの開閉を少なくとも2回繰り返して行う場合であっても、同様に乗客が挟まれ、不快に感じるという問題が生じることは同様である。
【0009】
そこで、本発明は、火災発生時に乗客を安全にかご内から退避させることが可能なエレベータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るエレベータは、エレベータが設置される建物内に設けられた火災発生を検知する火災検知手段と、エレベータの乗りかご内の乗客の有無を検知する乗客検知手段と、前記乗りかごの昇降及びかごドアの開閉を制御する制御装置と、前記乗りかごのかごドア戸当り部に非接触式のドア挟まれ防止検知手段のみを備えたエレベータであって、前記火災検知手段が火災を検知したとき、前記制御装置は、前記乗りかごを最寄階又はあらかじめ設定された避難階に直行させて前記かごドアを開放すると共に、前記ドア挟まれ防止検知手段を無効にし、前記乗客検知手段が前記乗りかご内に乗客がいることを検知している間、前記かごドアの開放を継続する。
(【0011】以降は省略されています)

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