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公開番号2023168845
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-29
出願番号2022080190
出願日2022-05-16
発明の名称産業車両
出願人株式会社豊田自動織機
代理人
主分類B66F 9/24 20060101AFI20231121BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】停止時においてタイヤの交換時期を精度良く検出し、タイヤ交換時期であることをオペレータへ確実に報知できる産業車両の提供にある。
【解決手段】車体11と、車体11に備えられ、タイヤを有する複数の車輪と、を有する産業車両において、地上から車体11までの距離である地上高を検出する非接触式センサとしての前部レーザセンサ41および後部レーザセンサ42と、車体11に搭載される警告器と、警告器を制御するコントローラ25と、を備え、コントローラ25は、停車時に前部レーザセンサ41および後部レーザセンサ42を作動させ、前部レーザセンサ41および後部レーザセンサ42により検出された地上高が閾値を超えたとき警告器を作動させる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
前記車体に備えられ、タイヤを有する複数の車輪と、を有する産業車両において、
地上から前記車体までの距離である地上高又は前記車体から前記タイヤの表面までのタイヤ距離を検出する非接触式センサと、
前記車体に搭載される警告器と、
前記警告器を制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
停車時に前記非接触式センサを作動させ、
前記非接触式センサにより検出された前記地上高又は前記タイヤ距離が閾値を超えたとき前記警告器を作動させることを特徴とする産業車両。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記コントローラは、停車時であってキーONされたとき、前記地上高又は前記タイヤ距離が検出されるように前記非接触式センサを作動させることを特徴とする請求項1記載の産業車両。
【請求項3】
前記非接触式センサは、前記地上高を検出する光学式センサであり、前記車体の下部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。
【請求項4】
前記車体は、前記車輪が収容されるタイヤハウスを備え、
前記非接触式センサは、前記タイヤハウスの内部に収容され、前記タイヤ距離を検出する光学式センサであることを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。
【請求項5】
前記複数の車輪のうち、前記地上高又は前記タイヤ距離を検出する対象の車輪は、前記車体に直接固定された車軸に備えられていることを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。
【請求項6】
前記タイヤは空気タイヤであり、
前記タイヤの空気圧は前記非接触式センサの作動時に予め設定した設定空気圧に保たれていることを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。
【請求項7】
前記タイヤはソリッドタイヤであることを特徴とする請求項1又は2記載の産業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、産業車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
産業車両に関連する従来技術として、例えば、特許文献1に開示されたタイヤの状態を検出するレーザセンサをベースとするシステムが知られている。特許文献1に開示されたシステムでは、レーザセンサは、好ましくは走行中の泥土によるレーザセンサの汚れが最小になるように、自動車のシャシ内に組込まれている。レーザセンサから放出されたレーザ光は、タイヤの表面に、タイヤの表面の面と直角に衝突する。つまり、レーザ光は、タイヤの中心に向けられている。この構成は、タイヤの表面要素までの距離を検出するために使用され、タイヤトレッドの摩耗の検出、タイヤ荷重の検出、および/またはタイヤに対するシャシの振動の検出を行うことができる。
【0003】
また、別の従来技術として、例えば、特許文献2に開示されたタイヤ状態検出装置が知られている。特許文献2に開示されたタイヤ状態検出装置は、空気入りタイヤを介して路面上を移動可能な車両の少なくとも一部に設けられ、路面にレーザ光を照射する射出部および路面で反射したレーザ光を受光する受光部を有するレーザ装置を備える。さらに、タイヤ状態検出装置は、受光部の受光データに基づいて、空気入りタイヤの変形状態を検出するデータ処理部を備える。特許文献2に開示されたタイヤ状態検出装置によれば、車両の走行中においても、車両に装着されている空気入りタイヤの変形状態を検出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2010-537875号公報
特開2018―108791号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、産業車両の場合、産業車両を操作するオペレータが頻繁に変わることがある。したがって、タイヤの摩耗によるタイヤの交換時期をオペレータに認識させることが必要である。しかしながら、特許文献1に開示されたシステムは、走行中にレーザセンサによりタイヤトレッドの摩耗の検出を行うことができるものの、走行中では路面の状態や振動等のために検出精度が劣るという問題がある。また、走行中に検出結果を示してもオペレータが気付かない場合も考えられる。
【0006】
一方、特許文献2のタイヤ状態検出装置では、走行中に路面で反射したレーザ光を受光する受光部の受光データに基づいて、空気入りタイヤの変形状態を検出するに過ぎず、タイヤの摩耗状態を検出する技術ではない。
【0007】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、停止時においてタイヤの交換時期を精度良く検出し、タイヤ交換時期であることをオペレータへ確実に報知できる産業車両の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明は、車体と、前記車体に備えられ、タイヤを有する複数の車輪と、を有する産業車両において、地上から前記車体までの距離である地上高又は前記車体から前記タイヤの表面までのタイヤ距離を検出する非接触式センサと、前記車体に搭載される警告器と、前記警告器を制御するコントローラと、を備え、前記コントローラは、停車時に前記非接触式センサを作動させ、前記非接触式センサにより検出された前記地上高又は前記タイヤ距離が閾値を超えたとき前記警告器を作動させることを特徴とする。
【0009】
本発明では、コントローラは、停車時に非接触式センサを作動させ、停車時に地上から前記車体までの距離である地上高又は車体からタイヤの表面までのタイヤ距離を検出する。そして、コントローラは、非接触式センサにより検出された地上高又はタイヤ距離が閾値を超えたとき警告器を作動させる。このため、停止時においてタイヤの交換時期を精度良く検出し、タイヤ交換時期であることをオペレータへ確実に報知できる。
【0010】
また、上記の産業車両において、前記コントローラは、停車時であってキーONされたとき、前記地上高又は前記タイヤ距離が検出されるように前記非接触式センサを作動させる構成としてもよい。
この場合、オペレータがキーONすることにより、コントローラは非接触式センサを作動させ、地上高又はタイヤ距離を検出する。したがって、オペレータがキーONしたタイミングで警告器が作動すれば、オペレータはタイヤ交換時期であることをより確実に認識できる。
(【0011】以降は省略されています)

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