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公開番号2024022421
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022178873
出願日2022-11-08
発明の名称吊具
出願人ユニパルス株式会社
代理人
主分類B66C 1/62 20060101AFI20240208BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】安定した状態で物体を吊り下げる。
【解決手段】吊具100の把持部130を開梱段ボール箱WKの一の側面部分に配置する。かかる配置に際して、凹条の支持部により、開梱段ボール箱WKの外側面に沿うようにして折り返したフラップの端部を-Z方向側から支持し、外側把持部により、支持部320が支持している開梱段ボール箱WKのフラップを当該開梱段ボール箱の外側から把持する。さらに、内側把持部により、支持部が支持し、外側把持部が把持しているフラップと重なっている開梱段ボール箱WKの側面部分について、内側から把持する。かかる配置後、吊具100が上昇すると、スリング120がピンと張る状態になり、更に吊具100が上昇すると、開梱段ボール箱WKが地切し、当該開梱段ボール箱WKは吊具100に吊り下げられる。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
外側面と、前記外側面の上縁から伸びて前記上縁で折り曲げ可能な蓋体とを有する有底の容器を吊るす吊具であって、
昇降される吊部と、
前記容器を把持する少なくとも1つの把持部と、
前記吊部と前記把持部とを連結する連結部と、を備え、
前記把持部は、
前記外側面に沿うように折り返した前記蓋体の端部を支持する支持部と、
前記容器の内側面を把持する内側把持部と、を備える、
ことを特徴とする吊具。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記把持部は、前記折り返した前記蓋体を外側から把持する外側把持部を更に備える、ことを特徴とする請求項1に記載の吊具。
【請求項3】
前記吊部は、前記連結部を摺動可能に取り付ける連結部ガイドを備える、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の吊具。
【請求項4】
前記把持部の数は複数であり、
前記連結部の各端部は、前記複数の把持部のそれぞれに取り付けられる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の吊具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吊具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、荷役物運搬機を用いて物品を運搬する際に、荷役物運搬機に吊るされ、物体を吊り下げる吊具が使用されている。当該吊具については、吊り下げる物体の材質や形状等に応じて、様々な技術が提案されている。
【0003】
こうした提案技術として、段ボール箱等の容器(以下、単に「容器」とも記す)を吊り下げるものがある(特許文献1参照:以下、「従来例」と呼ぶ)。この従来例の技術では、段ボール箱の上面及び側面の角部(以下、「上側面角部」と記す)に合わせるL字状の上側面用かぎ爪と、当該上側面角部の対角にある段ボール箱の側面及び下面の角部(以下、「側下面角部」と記す)に合わせるL字状の側下面用かぎ爪と、上側面用かぎ爪に取付けられる第1の索と、側下面用かぎ爪に取付けれる第2の索とを備えている。これらの第1及び第2の索は、開き防止具によって平行にまとめられ、荷役物運搬機のフックに取り付けられる連結部に接続されている。また、上側面用かぎ爪は、握りを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-124289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来例の技術では、段ボール箱を吊り下げる際に、段ボール箱の上面及び側面に、上側面用かぎ爪を当接させている。このため、従来例は、梱包されている段ボール箱を吊り下げる技術となっている。従来例の技術で、開梱された段ボール箱を吊り下げるときには、上側面用かぎ爪は外側側面だけに当接される。この結果、安定した状態で開梱された段ボール箱を吊り下げることができないことがある。また、従来例の技術では、2つのかぎ爪の幅が短くなっている。このため、段ボール箱の内容物の重量が重い場合には、安定した状態で段ボール箱を吊り下げることが難しいだけでなく、かぎ爪が当接している段ボール箱の狭い部分に力がかかり、段ボール箱を変形させてしまうおそれがある。
【0006】
ところで、開梱された段ボール箱の内容物(例えば、固形物)を別の大型容器に移動させる作業を行う場合に、当該段ボール箱を作業者が持ち上げず、荷役物運搬機で吊り下げた状態で当該段ボール箱を傾けて当該作業を行うことができれば、作業者に課される作業負荷が軽減され、作業効率が向上する。上述した従来例の技術では、第1及び第2の索は、開き防止具を介して、連結部に接続されている。この結果、上側面用かぎ爪に配設された握りを利用して当該作業を行う際に、側下面用かぎ爪側に段ボール箱を傾けると、上側面用かぎ爪及び側下面用かぎ爪に取付けられた2本の索が内容物の移動の邪魔になる。このため、上側面用かぎ爪及び側下面用かぎ爪を結ぶ線と垂直な方向側に、段ボール箱を傾けることが好ましい。
【0007】
しかしながら、上述した従来例の技術では、第1及び第2の索の長さは一定である。この結果、段ボール箱を傾けたときに、上方になる索がたるんで、操作性が良好でない場合がある。
【0008】
このため、開梱された段ボール箱等の容器を安定した状態で吊り下げて、内容物の移動における作業負荷を軽減させるとともに、操作性を向上させることができる技術が待望されている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
【0009】
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、安定した状態で物体を吊り下げることができる新たな吊具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、外側面と、前記外側面の上縁から伸びて前記上縁で折り曲げ可能な蓋体とを有する有底の容器を吊るす吊具であって、昇降される吊部と、前記容器を把持する把持部と、前記吊部と前記把持部とを連結する連結部と、を備え、前記把持部は、前記外側面に沿うように折り返した前記蓋体の端部を支持する支持部と、前記容器の内側面を把持する内側把持部と、を備える、ことを特徴とする吊具である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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