TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023172103
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-06
出願番号2022083681
出願日2022-05-23
発明の名称荷役車両
出願人株式会社豊田自動織機
代理人
主分類B66F 9/075 20060101AFI20231129BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】安全帯のフック部がガイドバーに懸吊されているとき、フック部の有無の誤判別を防止できる荷役車両の提供にある。
【解決手段】車体と、車体の前部に備えられ、車体に対して昇降可能な運転台と、運転台に設けられる荷役具と、運転台の上方に備えられるヘッドガード35と、を有する荷役車両において、ヘッドガード35に備えられ、安全帯50のフック部51の懸吊とフック部51の一方向の移動を可能とするガイドバー45と、ガイドバー45におけるフック部51を光学的に検出する光電センサ60と、光電センサ60の検出によりガイドバー45におけるフック部51の有無を判別するコントローラと、を有する。ガイドバー45は、フック部51がガイドバー45に対して揺動しても光電センサ60からのセンサ光の光軸から外れないように、フック部51を支持するフック支持部を有した。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
前記車体の前部に備えられ、前記車体に対して昇降可能な運転台と、
前記運転台に設けられる荷役具と、
前記運転台の上方に備えられるヘッドガードと、を有する荷役車両において、
前記ヘッドガードに備えられ、安全帯のフック部の懸吊と前記フック部の一方向の移動を可能とするガイドバーと、
前記ガイドバーにおける前記フック部を光学的に検出する光電センサと、
前記光電センサの検出により前記ガイドバーにおける前記フック部の有無を判別するコントローラと、を有し、
前記ガイドバーは、前記フック部が前記ガイドバーに対して揺動しても前記光電センサからのセンサ光の光軸から外れないように、前記フック部を支持するフック支持部を有することを特徴とする荷役車両。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記光電センサは、前記センサ光が前記ガイドバーに沿って投光されるように前記ヘッドガードに設けられ、
前記センサ光の上方を覆うカバー部材が前記ヘッドガードに設けられていることを特徴とする請求項1記載の荷役車両。
【請求項3】
前記ガイドバーは、互いに略平行に配置される複数のガイド部材を有し、
前記複数のガイド部材は、前記フック部を2点以上で支持する前記フック支持部を形成することを特徴とする請求項1又は2記載の荷役車両。
【請求項4】
前記複数のガイド部材の間の空間を埋める介在部材が設けられていることを特徴とする請求項3記載の荷役車両。
【請求項5】
前記ガイドバーは、単一のガイド部材を有し、
前記フック支持部は、前記ガイド部材に備えられ、前記フック部を支持するとともに、前記フック部の形状に倣って形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の荷役車両。
【請求項6】
前記光電センサは、
前記ガイドバーの一端から他端へ向けて前記センサ光を発光する投光部と、
前記ガイドバーの他端にて前記センサ光を受光する受光部と、を有し、
前記コントローラは、
前記フック部により前記センサ光が遮断されるとき、前記フック部が前記ガイドバーに有ると判別し、
前記受光部が前記センサ光を受光するとき、前記フック部が前記ガイドバーに無いと判別し、
前記受光部が前記フック部による前記センサ光の遮断後に前記センサ光を受光するとき、前記センサ光の受光後に予め設定した設定時間を経過しない限り、前記フック部が前記ガイドバーに有ると判別することを特徴とする請求項1又は2記載の荷役車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、荷役車両に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
荷役車両の従来技術として、例えば、特許文献1に開示されたピッキングフォークリフトが知られている。特許文献1に開示されたピッキングフォークリフトは、ピッキングフォークリフトのフォークとともに上下移動可能な操縦室に搭乗する作業者に装着される安全ベルトを繋ぎ止める安全ベルト取付装置を有している。安全ベルト取付装置は、安全ベルトを繋ぐセフティバーと、安全ベルトがセフティバーに繋がれているか否かを検出する光センサと、安全ベルトがセフティバーに繋がれていないことを警報する赤色ライトおよび音声アラームを備えている。
【0003】
安全ベルトがセフティバーに繋がれていると、安全ベルトのフック部により光センサの投光部からの光が遮られ、安全ベルトがセフティバーへ繋がれていることが検出される。安全ベルトがセフティバーに繋がれていないと、光センサの投光部からの光は遮られず、安全ベルトが繋がれていないことが検出され、赤色ライトおよび音声アラームが作動する。したがって、特許文献1の安全ベルト取付装置によれば、安全ベルトが安全ベルト取付部に繋ぎ止められているか否か検出され、安全ベルトが繋ぎ止められていないときには警報が発せられる。このため、ピッキングフォークリフトの操縦室に搭乗する作業者は、安全ベルトを装着し忘れることがなく、また、安全ベルトの装着が喚起されるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-18212号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のピッキングフォークリフトのような荷役車両では、ガイドバー(セフティ―バー)に対する安全帯のフック部の傾動が発生すると、光電センサのセンサ光が遮られずに、フック部がガイドバーに無いと誤判別される場合がある。また、走行時の振動等によるフック部の瞬間的な浮き上がりが発生しても同様にフック部がガイドバーに無いと誤判別される。安全帯がガイドバーに繋がれていないと誤判別されると、安全帯がガイドバーに繋がれているのにも関わらず警報が発せられるという問題がある。また、警報だけでなく荷役車両の作動制限を行うように制御される場合には、作動制限によって作業効率が著しく低下する。
【0006】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、安全帯のフック部がガイドバーに懸吊されているとき、フック部の有無の誤判別を防止できる荷役車両の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は、車体と、前記車体の前部に備えられ、前記車体に対して昇降可能な運転台と、前記運転台に設けられる荷役具と、前記運転台の上方に備えられるヘッドガードと、を有する荷役車両において、前記ヘッドガードに備えられ、安全帯のフック部の懸吊と前記フック部の一方向の移動を可能とするガイドバーと、前記ガイドバーにおける前記フック部を光学的に検出する光電センサと、前記光電センサの検出により前記ガイドバーにおける前記フック部の有無を判別するコントローラと、を有し、前記ガイドバーは、前記フック部が前記ガイドバーに対して揺動しても前記光電センサからのセンサ光の光軸から外れないように、前記フック部を支持するフック支持部を有することを特徴とする。
【0008】
本発明では、ガイドバーが有するフック支持部は、フック部がガイドバーに対して揺動しても光電センサからのセンサ光の光軸から外れないようにフック部を支持する。このため、光電センサはガイドバーにおけるフック部を確実に検出することができ、フック部のガイドバーに対する揺動による光電センサの誤検出は生じることはない。その結果、フック部がガイドバーに懸吊されているとき、コントローラによるフック部の有無の確実な判別が可能である。
【0009】
また、上記の荷役車両において、前記光電センサは、前記センサ光が前記ガイドバーに沿って投光されるように前記ヘッドガードに設けられ、前記センサ光の上方を覆うカバー部材が前記ヘッドガードに設けられている構成としてもよい。
この場合、カバー部材がセンサ光の上方を覆うので、太陽光の受光による光電センサの誤作動を防止することができ、屋内外での稼働を問わずガイドバーにおけるフック部の有無を確実に判別することができる。
【0010】
また、上記の荷役車両において、前記ガイドバーは、互いに略平行に配置される複数のガイド部材を有し、前記複数のガイド部材は、前記フック部を2点以上で支持する前記フック支持部を形成する構成としてもよい。
この場合、複数のガイド部材は、2点以上でフック部を支持するフック支持部を形成する。つまり、複数のガイド部材を用いることで、フック部がガイドバーに対して揺動しても光電センサからのセンサ光の光軸から外れないようにフック支持部を実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
搬送装置
12か月前
個人
リフト装置
11か月前
ユニパルス株式会社
吊具
2か月前
個人
高低間移動補助装置
8か月前
ユニパルス株式会社
吊具
2か月前
ユニパルス株式会社
吊具装置
9か月前
個人
吊りバケット装置
4か月前
ユニパルス株式会社
吊具装置
9か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
1か月前
株式会社フジタ
昇降装置
7か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
5か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
4か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
22日前
株式会社豊田自動織機
産業車両
8か月前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
8日前
株式会社豊田自動織機
荷役車両
4か月前
ユニパルス株式会社
荷役助力装置
7か月前
有限会社矢島製作所
ローダ
12か月前
ユニパルス株式会社
物品昇降装置
7か月前
株式会社北川鉄工所
吊荷制御方法
1か月前
ユニパルス株式会社
荷役助力装置
3日前
株式会社ノセ技研
バケット
4か月前
有限会社矢島製作所
ローダ
9か月前
株式会社アイセイ
搬送装置
6か月前
ダイコー興産株式会社
引掛具
9か月前
フジテック株式会社
エレベータ
3か月前
フジテック株式会社
エレベータ
2か月前
フジテック株式会社
エレベータ
3か月前
大同特殊鋼株式会社
治具
1か月前
株式会社豊田自動織機
フォークリフト
6か月前
フジテック株式会社
エレベータ
12か月前
フジテック株式会社
エレベータ
8か月前
株式会社タカミヤ
張線装置
11か月前
フジテック株式会社
乗客コンベア
7か月前
フジテック株式会社
乗客コンベア
8か月前
フジテック株式会社
乗客コンベア
8か月前
続きを見る