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公開番号2023172026
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-06
出願番号2022083571
出願日2022-05-23
発明の名称バケット
出願人株式会社ノセ技研
代理人個人
主分類B66C 3/00 20060101AFI20231129BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】移動量の調整が難しい吊り手段の横移動操作を行うことなく、バケット本体内の収容物を排出することができるバケットを提供する。
【解決手段】上部に開口部を有し、内部に収容物の収容空間を有するバケット本体2と、両下部がバケット本体2の両側部に回転可能に取り付けられる門型の吊りアーム3とを備え、バケット本体2の両側部にスライド溝27を備え、吊りアーム3の両下部にスライド部32を備えるバケット1であって、スライド溝27は、上端及び上端よりも水平方向における後側にずれた位置に位置する下端を有する第1スライド溝270と、上端及び下端を有し、第1スライド溝270の下端にて第1スライド溝270と接続する第2スライド溝271とで構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上部に開口部を有し、内部に収容物の収容空間を有するバケット本体と、両下部がバケット本体の両側部に回転可能に取り付けられる門型の吊りアームとを備え、バケット本体の両側部にスライド溝を備え、吊りアームの両下部にスライド部を備えるバケットであって、
スライド溝は、
上端部及び上端部を通る垂直線よりも後側にずれた位置に位置する下端部を有する第1スライド溝と、
上端部及び下端部を有し、第1スライド溝の下端部にて第1スライド溝に接続される第2スライド溝とで構成される
バケット。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
バケット本体の少なくとも一方の側部の所定箇所に当接部を備え、
吊りアームのスライド部よりも上方の所定高さ領域に亘ってカム部を備え、
スライド部が第1スライド溝及び第2スライド溝の接続部に位置した状態から上方に向かう吊りアームの初期の移動は、カム部が当接部に摺接することにより、垂直方向に規制される
請求項1に記載のバケット。
【請求項3】
第1スライド溝の上端部は、最大量の収容物を収容した状態のバケット本体の重心を通る垂直線よりも前側にずれた位置に位置し、
スライド部が第1スライド溝の上端部を係止した状態の吊りアームに対するバケット本体の後側への回転は、当接部が吊りアームに当接することにより、規制される
請求項2に記載のバケット。
【請求項4】
第1スライド溝は、上端部及び下端部間の所定部位から下端部にかけて湾曲又は屈曲した形状を有する
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のバケット。
【請求項5】
第1スライド溝の下端部は、水平線に対して鋭角で傾斜する
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のバケット。
【請求項6】
第1スライド溝及び第2スライド溝は、互いの下端部にて接続される
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のバケット。
【請求項7】
バケット本体の底部の前側部分は、前側ほど底部の接地面から離間する曲面状に形成される
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のバケット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クレーン等の吊り手段によって吊り下げられ、吊り手段の移動によって、コンクリート、土砂、残土、ガレキ、材料等を運搬するバケットに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
この種のバケットとして、クレーン等の吊り手段を操作するだけで、バケット本体が重心バランスにより前側に傾動し、バケット本体内の収容物が自動的に排出される方式のバケットが知られている(特許文献1)。このバケットは、バケット本体の側部に、縦スライド溝及び横スライド溝で構成されるL字状のスライド溝を備え、吊りアームの下部に、スライド溝に挿入されるスライド部を備える。
【0003】
バケット本体内に収容物を収容したバケットを運搬するときは、スライド部が縦スライド溝に位置した状態で、吊り手段が上昇操作される。すると、スライド部が縦スライド溝の上端部に移動し、上端部を係止した状態で、バケットが吊り下げられる。
【0004】
運搬先では、バケットが地面に下ろされ、さらにスライド部が縦スライド溝及び横スライド溝の接続部に移動するまで、吊り手段が下降操作され、次に、スライド部が横スライド溝に移行するように、吊り手段が横移動操作され、そして、スライド部が横スライド溝に位置した状態で、吊り手段が上昇操作される。すると、スライド部が横スライド溝の先端部に移動し、先端部を係止した状態で、バケット本体が重心バランスにより前側に傾動しながらバケットが引き上げられ、バケット本体内の収容物が自動的に排出される。
【0005】
そして、排出が完了すると、バケットが地面に下ろされ、さらにスライド部が横スライド溝及び縦スライド溝の接続部に移動するまで、吊り手段が下降操作され、次に、スライド部が縦スライド溝に移行するように、吊り手段が横移動操作され、そして、スライド部が縦スライド溝に位置した状態で、吊り手段が上昇操作される。すると、スライド部が縦スライド溝の上端部に移動し、上端部を係止した状態で、バケットが吊り下げられる。
【0006】
このように、特許文献1に記載されたバケットによれば、バケット本体内の収容物を排出するために作業者がバケットに接近する必要はなく、非常に安全である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実開平4-72993号のマイクロフィルム
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1に記載されたバケットは、移動量の調整が難しい吊り手段の横移動操作が必要となる。これにより、移動量が大きくなってしまった場合、吊りアームやバケット全体が横に引っ張られ、暴れる、という安全上好ましくない事態が発生し得る。
【0009】
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、移動量の調整が難しい吊り手段の横移動操作を行うことなく、バケット本体内の収容物を排出することができるバケットを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るバケットは、
上部に開口部を有し、内部に収容物の収容空間を有するバケット本体と、両下部がバケット本体の両側部に回転可能に取り付けられる門型の吊りアームとを備え、バケット本体の両側部にスライド溝を備え、吊りアームの両下部にスライド部を備えるバケットであって、
スライド溝は、
上端部及び上端部を通る垂直線よりも後側にずれた位置に位置する下端部を有する第1スライド溝と、
上端部及び下端部を有し、第1スライド溝の下端部にて第1スライド溝に接続される第2スライド溝とで構成される
バケットである。
(【0011】以降は省略されています)

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