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公開番号
2024158463
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073684
出願日
2023-04-27
発明の名称
褐変成分を含有する組成物及びその製造方法
出願人
かどや製油株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23L
33/105 20160101AFI20241031BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】ゴマ油由来の白土油滓から、水溶性の高濃度の褐変成分を含有する組成物及びその製造方法を提供せんとするものである。
【解決手段】本発明の組成物は、ゴマ油由来の白土油滓と水とを混合し、その後濾過した瀘液を濃縮して抽出した水抽出物が褐変成分を含むことを特徴とする。本発明の組成物は、褐変成分が含まれていることが認められて、さらに褐変成分を含む水抽出物が抗酸化作用を有することから、コレステロール低下作用、アルコール代謝改善効果等が期待できる。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ゴマ油由来の白土油滓と水とを混合し、その後濾過した瀘液を濃縮して抽出した水抽出物が褐変成分を含むことを特徴とする組成物。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記白土油滓が、焙煎ゴマ油由来の白土油滓であり、前記水抽出物が抗酸化能を有していることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
抗酸化能について、DPPHによるラジカル消去活性評価法でDPPHラジカル消去率50%を示す値が6.0~10.3mg/mlであることを特徴とする請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
前記白土油滓が、精製ゴマ油由来の白土油滓であり、前記水抽出物が抗酸化能を有していることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
抗酸化能について、DPPHによるラジカル消去活性評価法でDPPHラジカル消去率50%を示す値が3.8~5.1mg/mlであることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
ゴマ油由来の白土油滓と水とを混合し、その後濾過した瀘液を濃縮して褐変成分を含む組成物を抽出する水抽出工程を有する製造方法。
【請求項7】
ゴマ油由来の白土油滓と無極性溶媒とを混合し、その後濾過した濾液から前記無極性用溶媒を除去してリグナン類含有物を抽出する無極性溶媒抽出工程と、
前記無極性溶媒抽出工程の残渣とアルコールとを混合し、その後濾過した濾液から前記アルコールを除去してリグナン類含有物を抽出するアルコール抽出工程と、
前記アルコール抽出工程の残渣と水とを混合し、その後濾過した瀘液を濃縮して褐変成分を含む組成物を抽出する水抽出工程と
を有する製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、褐変成分を含有する組成物及びその製造方法であって、例えば、ゴマ油の製造過程におけるゴマ油の脱色処理で利用された白土油滓から抽出される組成物及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
リグナンとは、植物に含まれている化合物群(C
6
-C
3
のフェニルプロパン類)の一種で、p-ヒドロキシフェニルプロパン単位の酸化的カップリングにより生成した低分子化合物群である。
【0003】
ゴマ種子には、リグナンの一種であるゴマリグナンが含まれており、その主要な成分として、セサミン、セサモリン、セサモール、セサミノールなどを挙げることができる。例えば、セサミノールには、強力な抗酸化活性、抗動脈硬化作用、抗ガン作用などがあり、セサミノールをはじめとするゴマ種子に含まれているリグナンについては、健康食品、医薬品、化粧品などへの利用が期待されている。
【0004】
特許文献1には、ゴマ種子の粉砕物、脱脂粕から、セサミノールを含む含有物を製造する製造方法が開示されている。一般に、セサミノールはゴマ種子中では、セサミノールに糖が結合した配糖体(セサミノール配糖体)として含まれている。そのため、セサミノールをゴマ種子から抽出するためには、特許文献1に開示されているように、配糖体の糖鎖を切断して、セサミノールを分離する方法が取られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平6-169784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来、ゴマ種子由来のゴマ油、ゴマ種子には、強い抗酸化性があり、酸化安定性が高いことが知られている。高い酸化安定性が何に由来するものであるか明らかにされていないが、ゴマ種子由来のゴマ油、ゴマ種子の粉砕物などには何かしらの褐変成分が含まれており、その褐変成分が抗酸化性に関与している。
【0007】
ところで、ゴマ種子だけでなく、例えばゴマ油の製造過程におけるゴマ油の脱色処理で利用された白土油滓にもリグナン(脂溶性物質)が豊富に含まれていることが考えられていると同時に、この白土油滓には褐変成分を含む水溶性物質も豊富に含まれている可能性がある。
【0008】
しかしながら、天然植物由来の水溶性の褐変成分を含む組成物は、健康食品、医薬品、化粧品等に利用できる機会が無限に存在するにも関わらず、これまで白土油滓から水溶性の褐変成分を含む組成物を製造する方法は見当たらない。
【0009】
そこで、本発明は、ゴマ油由来の白土油滓から、水溶性の高濃度の褐変成分を含有する組成物及びその製造方法を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1の本発明は、ゴマ油由来の白土油滓と水とを混合し、その後濾過した瀘液を濃縮して抽出した水抽出物が褐変成分を含むことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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