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公開番号2024158021
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072805
出願日2023-04-26
発明の名称壁紙糊付装置
出願人株式会社文創
代理人個人
主分類B44C 7/04 20060101AFI20241031BHJP(装飾技術)
要約【課題】奥行き方向の寸法を抑制することができる壁紙糊付装置を提供する。
【解決手段】壁紙糊付装置100は、壁紙Aと接触することにより糊Bを壁紙Aに転写する糊付けローラー15を備えた本体部10と、壁紙Aの側縁部を裁断するスリッター19と、本体部10に供給される壁紙Aが巻かれた壁紙原反90を本体部10又はスリッター19の直上位置で支持する壁紙原反支持部70と、壁紙原反90からスリッター19に供給される壁紙Aが壁紙原反90の後方において巻き掛けられる第1テンション部材74及び第2テンション部材75を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
壁紙(A)と接触することにより糊(B)を前記壁紙に転写する糊付けローラー(15)を備えた本体部(10)と、
前記本体部に供給される前記壁紙が巻かれた壁紙原反(90)を前記本体部の上方において支持する壁紙原反支持部(70)と、を有することを特徴とする壁紙糊付装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記本体部の後方には、前記壁紙の側縁部を裁断するスリッター(19)が設けられ、
前記壁紙原反支持部は、前記壁紙原反の軸心が前記本体部又は前記スリッターの直上に位置するように支持していることを特徴とする請求項1に記載の壁紙糊付装置。
【請求項3】
前記スリッターは、回転可能に設けられた下刃(19c)と、前記下刃の上方側に対向配置され回転可能に設けられた上刃(19b)とを備え、前記上刃と前記下刃の間を通過する前記壁紙の側縁部を切断し、
前記壁紙原反支持部は、前後方向の軸心が前記壁紙原反の軸心よりも後方側に位置し、上下方向の軸心が前記壁紙原反の軸心と前記上刃の軸心の間に位置し、幅方向に延在する第1テンション部材(74)を有し、
前記壁紙原反から供給される前記壁紙が、前記第1テンション部材と接触してから前記スリッターに供給されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の壁紙糊付装置。
【請求項4】
前記第1テンション部材の断面形状は円形状であり、
前記壁紙原反支持部は、前記第1テンション部材の両端部を回転可能に支持する第1取付部材(76)を有することを特徴とする請求項3に記載の壁紙糊付装置。
【請求項5】
前記壁紙原反支持部は、前後方向の軸心が前記第1テンション部材の軸心と前記上刃の軸心の間に位置し、上下方向の軸心が前記第1テンション部材の軸心よりも下方に位置し、幅方向に延在する第2テンション部材(75)を有し、
前記第1テンション部材で接触した前記壁紙が前記第2テンション部材で接触してから前記スリッターに供給されるように構成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の壁紙糊付装置。
【請求項6】
前記第1テンション部材の軸心の上下方向の位置は、前記壁紙原反の軸心と前記第2テンション部材の軸心の中間部よりも下方側に位置していることを特徴とする請求項5に記載の壁紙糊付装置。
【請求項7】
前記壁紙原反支持部は、前記第2テンション部材の両端部を着脱可能に支持する第2取付部材(77)を有することを特徴とする請求項5に記載の壁紙糊付装置。
【請求項8】
前記壁紙原反支持部は、前記第1テンション部材の後端よりもより後方に突出している突当部材(78)を有することを特徴とする請求項3に記載の壁紙糊付装置。
【請求項9】
前記突当部材(78)は、
鉛直方向に延在する第1部材(78a)と、
前記第1部材の下端部に回動可能に取付けられた棒状の第2部材(78b)と、を有し、
前記第2部材は前記第1部材内に収納される第1位置と、前記第1部材と直交する方向に延在する第2位置との間で回動し、
前記第2部材が前記第2位置に位置している状態で、前記第2部材の後端が前記第1テンション部材の後端よりもより後方に突出するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の壁紙糊付装置。
【請求項10】
前記壁紙原反支持部は、
前記壁紙原反の中心を挿通し、前記壁紙原反の両端から突出する芯棒(91)の両端部を保持する一対の保持部(73)と、
一対の前記保持部とそれぞれ接続し、前記本体部に連結される支持部材(71)と、を有することを特徴とする請求項1に記載の壁紙糊付装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、壁紙糊付装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、特許文献1に示されるように、複数のローラーにより壁紙を搬送しつつ糊を塗布する壁紙糊付装置が有る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-97578号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような壁紙糊付装置は、ワンボックスカー等の自動車で運搬され、作業現場で自動車から下ろして、作業現場に設置して使用していた。しかし、壁紙糊付装置の積み下ろしや、壁紙糊付装置の設置や撤収等に時間がかかってしまい、この時間分だけ作業現場で壁紙を貼り付ける時間が減少していた。そこで、壁紙糊付装置を自動車に積載した状態で、壁紙糊付装置を稼働させることが考えられていた。
【0005】
このような壁紙糊付装置は、壁紙が巻かれた壁紙原反ロールが、壁紙を搬送する複数のローラーの下方であって、これらのローラーの後方に回転可能に配置されているのが一般的である。壁紙原反ロールに巻かれた壁紙が長尺であれば、壁紙原反ロールの直径が大きくなり、壁紙原反ロールが後方側に大きく突出し、壁紙原反ロールを含めた壁紙糊付装置の奥行き方向の寸法が大きくなっていた。このため、壁紙糊付装置を自動車に積載した状態では、自動車内での作業スペースを確保することができず、壁紙糊付装置を自動車に積載した状態で、壁紙糊付装置を稼働させることができなかった。そこで、奥行き方向の寸法を抑制することができる壁紙糊付装置が望まれていた。
【0006】
本発明は、奥行き方向の寸法を抑制することができる壁紙糊付装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するためになされた、請求項1に記載の発明である壁紙糊付装置は、
壁紙(A)と接触することにより糊(B)を前記壁紙に転写する糊付けローラー(15)を備えた本体部(10)と、
前記本体部に供給される前記壁紙が巻かれた壁紙原反(90)を前記本体部の上方において支持する壁紙原反支持部(70)と、を有することを特徴とする。
【0008】
これによれば、従来では活用できていなかった本体部上方のスペースに、壁紙原反を配置させることにより、奥行き方向の寸法を抑制することができる壁紙糊付装置を提供することが可能となる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記本体部の後方には、前記壁紙の側縁部を裁断するスリッター(19)が設けられ、
前記壁紙原反支持部は、前記壁紙原反の軸心が前記本体部又は前記スリッターの直上に位置するように支持していることを特徴とする。
【0010】
これによれば、壁紙原反の軸心が本体部又はスリッターの直上に位置しているので、壁紙糊付装置を真上から見た場合における、壁紙原反の本体部やスリッターからの後方へのはみ出しを防止又は抑制することが可能となる。このため、奥行き方向に寸法をより一層抑制することができる壁紙糊付装置を提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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