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公開番号2025011345
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023113372
出願日2023-07-11
発明の名称装飾体及びその作製方法
出願人株式会社継ぐ
代理人個人,個人
主分類B44C 3/12 20060101AFI20250117BHJP(装飾技術)
要約【課題】本発明は、装飾体及びその作製方法に係り、例えば、自宅の応接室、リビング、玄関などはもちろん、商業施設やホテル・旅館の宿泊施設、公共施設などのロビー、廊下などの室内やアウトリビングやガーデンなどの屋外に配置し、アメニティ空間等を演出するために用いられる装飾体及びその作製方法を提供するものである。
【解決手段】本発明によれば、基本構成を保持部、支持部および装飾部の3つを必須要素として構成し、適宜に装飾空間を想定した固定具を備える装飾体とその作成方法を提供することによって、老若男女のユーザーが所定のキットを組立てながらオリジナルのデザイン装飾を楽しむことができるものである。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つの支持部材と、少なくとも1つの装飾部材と、保持部材とを備え、
前記支持部材は、支持部と取付部とを有し、
前記保持部材は、前記支持部を保持し、前記装飾部材は、前記取付部に取り付けられること、を特徴とする装飾体。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記保持部材は柱状であって、複数の前記支持部材が放射状に取り付けられ、立体形状を構成すること、を特徴とする請求項1に記載の装飾体。
【請求項3】
前記立体形状は球状であること、を特徴とする請求項2に記載の装飾体。
【請求項4】
前記保持部材の一端、もしくは全体を嵌入する土台部を有すること、を特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1の請求項に記載の装飾体。
【請求項5】
前記装飾部材は磁石を備え、前記取付部は磁性体から成り、当該装飾部材は当該取付部に磁力により取り付けられること、を特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1の請求項に記載の装飾体。
【請求項6】
前記装飾部材は木材により形成されること、を特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の装飾体。
【請求項7】
少なくとも1つの支持部材と、少なくとも1つの装飾部材と、保持部材とを備える装飾体の作成方法であって、前記装飾体の保持部材には、前記装飾部材を取付ける部位と該取付部を支持する部位を備えた前記支持部材を篏合または係止によって保持させ、全体形成された任意の空間に対して任意形態の装飾部材を接合または接着させることによってデザイン構成させることを特徴とする装飾体の作成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、装飾体及びその作製方法に係り、例えば、自宅の応接室、リビング、玄関などはもちろん、商業施設やホテル・旅館の宿泊施設、公共施設などのロビー、廊下などの室内やアウトリビングやガーデンなどの屋外に配置し、アメニティ空間等を演出するために用いられる装飾体、及びその作製方法に関するものである。また、新築祝い、開店祝い、出産祝い、合格祝い等々のお祝いのギフトとしての最適な装飾体、及びその作製方法に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
ギフトとして贈られるオブジェはある程度限られており、受取手の「感動を生む」オブジェは数少ない。オブジェそのモノ自体の形や風合いを楽しむだけのものや「組み合わせ可能」と謳っていても、商品内で何かを組み合わせるような使い方ではなく、複数の類似商品を寄せ集めての飾り方の提案でしかないものがほとんどである。つまり、ギフトとして贈られるオブジェは「作り終えたら飽きる」商品が大半であるといえる。
そこで、本願発明者は、「作り終えたら終わり」の商品が多い中、ギフトの受取手自身がカスタマイズできるオブジェであって、オプションパーツが豊富にあり、受取手自身のアイデアでオリジナルの組み合わせを作り出す楽しみが続くような商品として本願記載の装飾体を発明したものである。
【0003】
本願記載の装飾体は、飾る場所を選ばず、作る楽しみ、その後のワクワク感、作成過程や展示中の家族のコミュニケーション、装飾体への飽きが来ないことによるギフトの送り手へ感謝に起因する「人との繋がり」を感じることができるものである。
より具体的には、いつまでも枯れる事のない華(花・緑)を演出する「木のインテリア」または「新たな贈り物」として、簡単な組み立てで、かつカスタマイズ(オリジナル化)も楽しめる老若男女を問わない装飾体を発明したものである。
装飾体は、誰が作製しても簡単に綺麗な形を再現できるような骨組みを有し、装飾部材の大きさを揃えることで、装飾部材の取り付け位置を選ばずにユーザーの好きな場所に好きな装飾部材を取り付けることが可能となる。
装飾体は、ギフトとして喜ばれるように、取り付ける装飾部材の色や形、素材を変えることで簡単に模様替えができるものである。
装飾部材の一例として華の形状とした。華の種類も様々で、梅・桜を基本とした伝統工芸品の華のシリーズや好きな色を塗ってオリジナル化できる華そしてユーザーのアイデアでカスタマイズできるような構成としている。
【0004】
装飾部材を脱着可能としたことで、装飾部材の取り替えが容易になり、ユーザー自身が簡単にカスタマイズすることが可能となる。
例えば、季節やイベントに合わせて装飾部材を変更することで、気分や時期に合わせて空間を彩ることができる。ユーザーのアイデア次第で色々な使い方ができ「私だったらこうやって使いたいな」という意見が出てくる、人間の感性や想像力を刺激する装飾体となっている。
また、いわゆるSDGSの観点からすれば、装飾体を組み立て式とすることで、ギフトの輸送にあたって、完成品を送るために使用されるような大きなボックスを準備する必要もないものであり、資源無駄の削減にも資するものである。
【0005】
従来の技術、例えば、特許文献1は、立体感がありリアル性に富み、デザイン性、オリジナル性、ユニーク性に優れた新しい表現により、インテリア感、趣味感、アッピール力、告知力等を、大きく向上させるために、元となる画像の濃淡に対応した凹凸を、光を透過可能な素材板表面に切削形成して、裏面側に光源を置いて照射することにより、コントラストが付加された立体感画像を表示するようにしたものである。
特許文献2は、基礎資材や仕上げ資材を、パーテーション、ステージ、外壁、内壁、床、天井、照明灯、照明看板、机、椅子、カウンター、簡易階段、家具、陳列棚、収納棚、ディスプレイ、オブジェなど用途を問わず、内装建造物、外装建造物、仮設建造物、インテリア用品など幅広い分野で利用・再利用し、建造物・創物を構築、再構築していくシステムを提供するために、アルミ、スチールなどの金属素材による立体骨組みの基礎資材をボルトなどで用途にあわせた形状に組み合わせ、必要に応じて様々な素材・デザインの壁材、床材、天井材、扉、棚板、照明器具などの仕上げ資材を取り付け、建造物・創作物を構築、再構築していくものである。
【0006】
しかし、特許文献1開示の技術、及び特許文献2に開示の技術は、本願発明の着想によるものとは全く異なっている。すなわち、本願発明のように「支持部材の取付部に脱着可能に装飾部材が取り付けられ、当該装飾部材は適宜変更可能であり、支持部材の形状、保持部材の数や形状を変更することで様々な形状の骨組みを形成することができ、かつ、ユーザー所望の形状、装飾にカスタマイズ可能な装飾体を作製すること」ができるものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2004-50713号公報
特開2004―224016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、装飾体の形状や装飾部材を変更することで、ユーザーが所望の形状、装飾にカスタマイズ可能な装飾体、及びその作製方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記課題解決のため、種々検討した結果、ユーザーが所定のキットを組立てながらオリジナルのデザイン装飾を楽しめるように、基本構成を保持部、支持部および装飾部の3つを必須要素として構成し、適宜に装飾空間を想定した固定具(土台部)を備える装飾体とその作成プロセスを享受できる方法を着想するに至り、本発明を構成し完成するに至ったものである。
【0010】
すなわち、本発明によれば、次の装飾体とその作成方法によって所望の目的が達成されるものである。
(1)少なくとも1つの支持部材と、少なくとも1つの装飾部材と、保持部材とを備え、
前記支持部材は、支持部と取付部とを有し、
前記保持部材は、前記支持部を保持し、前記装飾部材は、前記取付部に取り付けられること、を特徴とする装飾体。
(2)前記保持部材は柱状であって、複数の前記支持部材が放射状に取り付けられ、立体形状を構成すること、を特徴とする(1)に記載の装飾体。
(3)前記立体形状は球状であること、を特徴とする(2)に記載の装飾体。
(4)前記保持部材の一端、もしくは全体を嵌入する土台部を有すること、を特徴とする(1)から(3)のうちのいずれか1に記載の装飾体。
(5)前記装飾部材は磁石を備え、前記取付部は磁性体から成り、当該装飾部材は当該取付部に磁力により取り付けられること、を特徴とする(1)から(4)のうちのいずれか1に記載の装飾体。
(6)前記装飾部材は木材により形成されること、を特徴とする(1)から(5)のうちのいずれか1に記載の装飾体。
(7)少なくとも1つの支持部材と、少なくとも1つの装飾部材と、保持部材とを備える装飾体の作成方法であって、前記装飾体の保持部材には、前記装飾部材を取付ける部位と該取付部を支持する部位を備えた前記支持部材を篏合または係止によって保持させ、全体形成された任意の空間に対して任意形態の装飾部材を接合または接着させることによってデザイン構成させることを特徴とする装飾体の作成方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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