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公開番号
2025124485
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020572
出願日
2024-02-14
発明の名称
転写媒体および転写物の製造方法
出願人
TOPPANホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B44C
1/17 20060101AFI20250819BHJP(装飾技術)
要約
【課題】高精度な微細構造を有しつつ、高速連続転写にも良好に対応できる転写媒体を提供する。
【解決手段】転写媒体1は、基材10と、基材上に設けられた離型層20と、微細構造層32と、反射層33と、接着層36とを有し、微細構造層を離型層側に位置させて離型層上に設けられた転写部30とを備える。離型層は、融点が100℃以下の材料からなり、60℃における離型層の水接触角が60°以上90°以下である。転写部において離型層に接する面の60℃における水接触角は60°以上100°以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、
前記基材上に設けられた離型層と、
微細構造層と、反射層と、接着層とを有し、前記微細構造層を前記離型層側に位置させて前記離型層上に設けられた転写部と、
を備え、
前記離型層は、融点が100℃以下の材料からなり、
60℃における前記離型層の水接触角が60°以上90°以下であり、
前記転写部において前記離型層に接する面の60℃における水接触角が60°以上100°以下である、
転写媒体。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記微細構造層が、光硬化性樹脂によって形成されている、
請求項1に記載の転写媒体。
【請求項3】
前記離型層は、融点が100℃以下のワックスおよび融点が100℃以下のリン酸エステルの少なくとも一方を含む、
請求項1に記載の転写媒体。
【請求項4】
前記転写部は、前記微細構造層上に設けられた剥離保護層を有する、
請求項1に記載の転写媒体。
【請求項5】
前記離型層は、粒子状の前記ワックスまたは前記リン酸エステルが配置された疑似的な膜状である、
請求項3に記載の転写媒体。
【請求項6】
前記剥離保護層が芳香族化合物を含有しない層である、
請求項4に記載の転写媒体。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の転写媒体の転写部を被転写体に接触させ、
転写版を前記基材側から前記転写媒体に接触させ、
前記離型層の融点の1.5倍以上2.2倍以下の温度に前記転写版を加熱して押圧し、前記転写部を前記被転写体に転写する、
転写物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、転写媒体、より詳しくは、好適な転写作業性と高精度な微細構造とを有する転写媒体に関する。この転写媒体を用いた転写物の製造方法についても言及する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ホログラムや回折格子などの微細構造を有する転写媒体は、その微細構造の光学的効果によって特有の画像を表現することができる。これらホログラムや回折格子は高度な製造技術を要し、容易に再現できないことから、上記転写媒体は、偽造防止媒体として広く利用されている。
【0003】
ホログラムや回折格子などの微細構造は、その凹凸構造の間隔や高さ、形状の組み合わせによって複雑なデザインの画像を形成することが可能となり、その複製を困難とすることができる。
【0004】
ホログラムや回折格子は、例えばクレジットカード、IDカード等のカード類、商品券、小切手、株券、各種証明書等の紙券類などに転写して利用されている。さらに、その特異な意匠性から、包装材等のパッケージデザインへの利用も少なくない。
【0005】
転写媒体は、ホログラムや回折格子などの微細構造を簡便に対象に形成する手段として利用される。転写媒体は、基材上に剥離保護層、ホログラムや回折格子などが形成された微細構造層、反射層、接着層等が積層されて形成されている。転写媒体を転写する方法としては、熱プレスによる熱圧転写や、加熱ロールやサーマルヘッドによる熱転写が一般的である。
【0006】
熱プレスによる熱圧転写は、平面に対して垂直に加圧加熱する機構を有し、金属製の刻印と被転写体の間に転写媒体を配置し、転写媒体を刻印で被転写体に押圧した後に、基材を剥離するものである。そのため短時間で転写ができる。
【0007】
このような転写媒体の例として、基材フィルム上に形成した剥離保護層上に、樹脂層に微細構造を付与したホログラム層を形成し、ホログラム層上に反射層を設け、さらに感熱性接着剤層を設けたホログラム転写媒体が挙げられる。(例えば、特許文献1参照。)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2000-272295号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述した転写媒体が被転写体に円滑に転写されるためには、ホログラム層等が設けられた転写部の基材フィルムからの剥離性や切れ性が良好であることや、転写部が被転写体に確実に転写されることが必要である。
最近は、上記に加えて、生産性向上の観点から、特に熱プレスによる転写方式において高速(例えば60ショット/分以上)で連続転写したいという要請も高まっており、従来の転写媒体でこの要請にこたえようとしたところ、剥離性が十分でないことによると推測される転写機の自動停止等も発生している。
【0010】
さらに、微細構造による偽造防止効果に関しても、より判別しやすい視覚効果や、偽造しにくい構造や材料といった、より高度な内容が要求されており、微細構造の形成精度に対する要請も高まっている。これは、上述した高速連続転写をより難しくする方向に働く。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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