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公開番号2025174060
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024080080
出願日2024-05-16
発明の名称透水性庭園の製造方法
出願人株式会社ファイン工業
代理人個人
主分類B44C 5/06 20060101AFI20251120BHJP(装飾技術)
要約【課題】石で構成した模様が崩れないようにした透水性の日本庭園の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の透水性庭園の製造方法は、骨材とバインダーとを混合する工程と、バインダーを混合した骨材を敷き均す工程と、敷き均した骨材に所定の間隔の溝を形成する工程と、隣接する溝間の骨材を盛り上げて山状にする工程と、所定の粘度を有するまでバインダーを硬化させる工程と、所定の粘度までバインダーが硬化した後、骨材の山状を整形する工程と、バインダーを完全に硬化させる工程とを備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
骨材とバインダーとを混合する工程と、
前記バインダーを混合した前記骨材を敷き均す工程と、
敷き均した前記骨材に所定の間隔の溝を形成する工程と、
隣接する前記溝間の前記骨材を盛り上げて山状にする工程と、
所定の粘度を有するまで前記バインダーを硬化させる工程と、
前記所定の粘度まで前記バインダーが硬化した後、前記骨材を整形する工程と、
前記バインダーを完全に硬化させる工程とを備える、透水性庭園の製造方法。
続きを表示（約 500 文字）【請求項２】
骨材とバインダーとを混合する工程と、
前記バインダーを混合した前記骨材を敷き均す工程と、
敷き均した前記骨材に所定の間隔の溝を形成する工程と、
所定の粘度を有するまで前記バインダーを硬化させる工程と、
前記所定の粘度まで前記バインダーが硬化した後、前記骨材を整形する工程と、
前記バインダーを完全に硬化させる工程とを備える、透水性庭園の製造方法。
【請求項３】
骨材を敷き均す工程と、
敷き均した前記骨材に所定の間隔の溝を形成する工程と、
前記骨材の上に、溶剤を混合したバインダーを掛け流す工程と、
所定の粘度を有するまで前記バインダーを硬化させる工程と、
前記所定の粘度まで前記前記バインダーが硬化した後、前記骨材を整形する工程と、
前記バインダーを完全に硬化させる工程とを備える、透水性庭園の製造方法。
【請求項４】
作業者の作業可能な作業領域毎に、前記骨材を前記山状に整形する工程を繰り返すことを特徴とする、請求項１～３のいずれかに記載の透水性庭園の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、透水性を有する庭園の製造方法に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、屋上庭園や屋上緑化が注目されているが、屋上で小石などを用いると、風で飛散する可能性があり、屋上庭園等では、小石などを出来る限り使わないように設計されることが多い。
また、屋上庭園等では、雨水の排水も考慮しなければならず、排水の観点でも、小石などを使わないように設計されることが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－１８６５５７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
一方、屋上庭園に、いわゆる「枯山水」（かれさんすい）と呼ばれる日本庭園を構築したいというニーズがある。ここで、「枯山水」とは、水を一切使わず砂や石だけで山や水の景色を表現した日本庭園のことである。
しかし、上記したように、風や排水の観点から、屋上庭園に、枯山水を構築するのは、困難であった。
【０００５】
また、屋上庭園に限らず、枯山水の模様は、風や雨、自然落下などによって、経過と共に、模様が崩れてしまい、その都度、模様を作り直す必要があり、維持に手間がかかる。
【０００６】
それゆえ、本発明は、石で構成した模様が崩れないようにした透水性の日本庭園の製造方法を提供することを目的とする。
【０００７】
なお、特許文献１には、石などの骨材を接着剤で固めて、透水性を有するグレーチングが記載されている。骨材を接着剤で固めることで、透水性を有するようにする技術は、特許文献１などで、周知となっているが、特許文献１では、どのようにして、骨材に模様を形成したらよいかについての記載がない。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記課題を解決するために、本発明は、以下の特徴を有する。
本発明は、骨材とバインダーとを混合する工程と、バインダーを混合した骨材を敷き均す工程と、敷き均した骨材に所定の間隔の溝を形成する工程と、隣接する溝間の骨材を盛り上げて山状にする工程と、所定の粘度を有するまでバインダーを硬化させる工程と、所定の粘度までバインダーが硬化した後、骨材を整形する工程と、バインダーを完全に硬化させる工程とを備える、透水性庭園の製造方法である。
【０００９】
また、本発明は、骨材とバインダーとを混合する工程と、バインダーを混合した骨材を敷き均す工程と、敷き均した骨材に所定の間隔の溝を形成する工程と、所定の粘度を有するまでバインダーを硬化させる工程と、所定の粘度までバインダーが硬化した後、骨材を整形する工程と、バインダーを完全に硬化させる工程とを備える、透水性庭園の製造方法である。
【００１０】
また、本発明は、骨材を敷き均す工程と、敷き均した骨材に所定の間隔の溝を形成する工程と、骨材の上に、溶剤を混合したバインダーを掛け流す工程と、所定の粘度を有するまでバインダーを硬化させる工程と、所定の粘度までバインダーが硬化した後、骨材を整形する工程と、バインダーを完全に硬化させる工程とを備える、透水性庭園の製造方法である。
（【００１１】以降は省略されています）

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